新年の方針示す 山口組は「和親合一」 神戸山口組は「風霜尽瘁」
指定暴力団山口組と同神戸山口組が13日、兵庫県内のそれぞれの本拠地に全国の直系組長を集め、年末恒例の会合を開いた。関係者によると、山口組は「和親合一」、神戸山口組は「風霜尽瘁(じんすい)」との新年の指針が示されたとみられる。両団体は昨年8月以降、全国で衝突を繰り返しており、対立抗争状態のまま越年する公算が大きい。
山口組側は神戸市灘区の総本部で「事始め式」を開催。午前6時ごろから直系組長を乗せた車が次々と集まり、兵庫県警や大阪府警、警視庁、愛知県警などが情報収集にあたった。
関係者によると、篠田建市(通称・司忍)組長が指針を発表。「和親合一」は3代目組長の時代に定められた組の綱領に含まれる言葉で、神戸山口組との抗争状態にある中、改めて組織の団結を求める狙いがあるとみられる。
一方、神戸山口組は淡路市の本部事務所で「納会」を開催し、午前9時ごろに本部事務所に到着した井上邦雄組長が「風霜尽瘁」の指針を発表した。厳しい状況下でも全力を尽くすという意味とみられる。
捜査関係者によると、山口組は分裂前まで直系団体が72団体あったが、現在は53団体。13団体で結成された神戸山口組は直近で1団体増え、25団体になったとみられる。新たに神戸山口組に加入した直系組長はこの日、納会の会場に入る姿が確認されている。

山口組側は神戸市灘区の総本部で「事始め式」を開催。午前6時ごろから直系組長を乗せた車が次々と集まり、兵庫県警や大阪府警、警視庁、愛知県警などが情報収集にあたった。
関係者によると、篠田建市(通称・司忍)組長が指針を発表。「和親合一」は3代目組長の時代に定められた組の綱領に含まれる言葉で、神戸山口組との抗争状態にある中、改めて組織の団結を求める狙いがあるとみられる。
一方、神戸山口組は淡路市の本部事務所で「納会」を開催し、午前9時ごろに本部事務所に到着した井上邦雄組長が「風霜尽瘁」の指針を発表した。厳しい状況下でも全力を尽くすという意味とみられる。
捜査関係者によると、山口組は分裂前まで直系団体が72団体あったが、現在は53団体。13団体で結成された神戸山口組は直近で1団体増え、25団体になったとみられる。新たに神戸山口組に加入した直系組長はこの日、納会の会場に入る姿が確認されている。
