分裂抗争に備え「金出せ」 山口組系司興業幹部を逮捕
愛知県警捜査4課は5日、指定暴力団・六代目山口組分裂に伴う抗争に備え、知人から現金を脅し取ろうとしたとして、山口組系三代目司興業幹部・川崎誠治容疑者(49)=愛知県刈谷市=を恐喝未遂の疑いで再逮捕した。調べに対し、川崎容疑者は黙秘している。
司興業は山口組の篠田建市(通称司忍)組長(73)の出身母体で、川崎容疑者は司興業のナンバー3とされる。山口組の分裂騒動は8月下旬に表面化しており、同課は抗争が発生した場合に備えて組員が資金集めに動いた可能性があるとみて調べている。
川崎容疑者は今年8月22日と29日、愛知県に住む知人の自営業の男性(31)に「ヤマ(山口組)が分かれている。抗争になったら金が掛かる。100万円なんとかせい」と電話し、現金を脅し取ろうとしたとしている。
男性は2009年ごろに知人のトラブルに絡み川崎容疑者と知り合ったといい、今年9月、県警に「抗争のために金を用意するのは人殺しのためだと思った」と届け出た。
警視庁が9月15日、現金90万円を脅し取ったとして川崎容疑者を恐喝の疑いで逮捕したが、東京地検は不起訴処分とした。
司興業は山口組の篠田建市(通称司忍)組長(73)の出身母体で、川崎容疑者は司興業のナンバー3とされる。山口組の分裂騒動は8月下旬に表面化しており、同課は抗争が発生した場合に備えて組員が資金集めに動いた可能性があるとみて調べている。
川崎容疑者は今年8月22日と29日、愛知県に住む知人の自営業の男性(31)に「ヤマ(山口組)が分かれている。抗争になったら金が掛かる。100万円なんとかせい」と電話し、現金を脅し取ろうとしたとしている。
男性は2009年ごろに知人のトラブルに絡み川崎容疑者と知り合ったといい、今年9月、県警に「抗争のために金を用意するのは人殺しのためだと思った」と届け出た。
警視庁が9月15日、現金90万円を脅し取ったとして川崎容疑者を恐喝の疑いで逮捕したが、東京地検は不起訴処分とした。