山口組ナンバー2 髙山清司受刑者 刑務所に移監せず拘置所に5カ月
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指定暴力団・六代目山口組のナンバー2で、実刑が確定した高山清司受刑者(67)が収監から5カ月を経ても刑務所に移されず、大阪拘置所での収容が異例の長さとなっている。高山受刑者は首に持病があり、刑務所でのリハビリ態勢が整っていないためとみられるが、有識者は「実質的な服役の短縮につながりかねない」と指摘する。
高山受刑者は建設業者から4千万円を恐喝した容疑で逮捕、起訴された。懲役6年の一、二審判決を不服として上告したが、今年5月に取り下げて確定。保釈が取り消され、6月24日に拘置所に収監された。
刑務所への移送までの期間に規定はないが、通常は1~2カ月とされ、山口組トップの司忍こと篠田建市組長が銃刀法違反罪で服役した際は収監後2カ月で移された。高山受刑者は服役中もリハビリが必要とされ、ある捜査幹部は「理学療法士の確保が難航しているとの情報がある」と明かす。
刑期は判決の確定日から起算し、拘置所で過ごす期間が長ければ刑務所での服役は短くなる。法務省矯正局によると、拘置所で刑務作業をすることもあるが、専用工場がないため軽作業が中心だ。手紙や面会の制限内容は「刑務所と同じ」とするが、人員などの理由から「運用面で多少の差はある」という。
暴力団情勢に詳しい垣添誠雄弁護士は「刑務所にも一定の医療体制はある。これほど遅いと優遇とも映り、ほかの受刑者との公平性を欠く恐れがある」としている。
指定暴力団・六代目山口組のナンバー2で、実刑が確定した高山清司受刑者(67)が収監から5カ月を経ても刑務所に移されず、大阪拘置所での収容が異例の長さとなっている。高山受刑者は首に持病があり、刑務所でのリハビリ態勢が整っていないためとみられるが、有識者は「実質的な服役の短縮につながりかねない」と指摘する。
高山受刑者は建設業者から4千万円を恐喝した容疑で逮捕、起訴された。懲役6年の一、二審判決を不服として上告したが、今年5月に取り下げて確定。保釈が取り消され、6月24日に拘置所に収監された。
刑務所への移送までの期間に規定はないが、通常は1~2カ月とされ、山口組トップの司忍こと篠田建市組長が銃刀法違反罪で服役した際は収監後2カ月で移された。高山受刑者は服役中もリハビリが必要とされ、ある捜査幹部は「理学療法士の確保が難航しているとの情報がある」と明かす。
刑期は判決の確定日から起算し、拘置所で過ごす期間が長ければ刑務所での服役は短くなる。法務省矯正局によると、拘置所で刑務作業をすることもあるが、専用工場がないため軽作業が中心だ。手紙や面会の制限内容は「刑務所と同じ」とするが、人員などの理由から「運用面で多少の差はある」という。
暴力団情勢に詳しい垣添誠雄弁護士は「刑務所にも一定の医療体制はある。これほど遅いと優遇とも映り、ほかの受刑者との公平性を欠く恐れがある」としている。