愛知県警幹部の脅迫事件 弘道会関係者の風俗店グループ会長に実刑判決
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名古屋地裁(前田巌裁判長)は26日、指定暴力団六代目山口組系三代目弘道会の捜査を担当していた愛知県警幹部に対する脅迫罪などに問われた風俗店グループ「ブルー」の実質的経営者・佐藤義徳被告(56)に、懲役2年6月(求刑懲役3年6月)の実刑判決を言い渡した。
佐藤被告は弘道会関係者。検察側は論告で、脅迫の動機を「自宅の新築工事を妨害されたと邪推し恨みを募らせた」とし、「反社会性の強さが際立つ犯行」と指摘した。
被告は脅迫への関与を認めたが、弁護側は「大まかな指示だけで具体的文言は実行役が考えた」と主張。実行役を逃がした犯人隠避罪は顧問だった元弁護士(66)=同罪で有罪確定=の指導によるとし、執行猶予付き判決を求めた。
論告によると、平成22年7~8月、名古屋市などから5回、県警幹部に電話し「つぶしてやる」などと脅迫。23年、元弁護士と共謀し、脅迫の実行役の青木公司被告(43)=脅迫罪で実刑判決、控訴=に現金500万円などを渡して逃亡を助けたとしている。
名古屋地裁(前田巌裁判長)は26日、指定暴力団六代目山口組系三代目弘道会の捜査を担当していた愛知県警幹部に対する脅迫罪などに問われた風俗店グループ「ブルー」の実質的経営者・佐藤義徳被告(56)に、懲役2年6月(求刑懲役3年6月)の実刑判決を言い渡した。
佐藤被告は弘道会関係者。検察側は論告で、脅迫の動機を「自宅の新築工事を妨害されたと邪推し恨みを募らせた」とし、「反社会性の強さが際立つ犯行」と指摘した。
被告は脅迫への関与を認めたが、弁護側は「大まかな指示だけで具体的文言は実行役が考えた」と主張。実行役を逃がした犯人隠避罪は顧問だった元弁護士(66)=同罪で有罪確定=の指導によるとし、執行猶予付き判決を求めた。
論告によると、平成22年7~8月、名古屋市などから5回、県警幹部に電話し「つぶしてやる」などと脅迫。23年、元弁護士と共謀し、脅迫の実行役の青木公司被告(43)=脅迫罪で実刑判決、控訴=に現金500万円などを渡して逃亡を助けたとしている。