2008年の九州誠道会系幹部射殺事件 道仁会系元組員に懲役12年の判決
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福岡地裁(今泉裕登裁判長)で17日、2008年9月に福岡県大牟田市で、当時抗争相手だった指定暴力団・九州誠道会(現・浪川会)系幹部を射殺したとして、殺人罪などに問われた指定暴力団・道仁会系元組員・浅井一臣被告(47)に対する裁判員裁判の判決公判が開かれ、今泉裁判長は浅井被告に懲役12年を言い渡した。

福岡地方裁判所
当時、道仁会系組員だった浅井被告は2008年9月、道仁会系「三代目平野組」組長だった坂本康弘被告(68)=殺人罪などで起訴=ら3人と共謀し、大牟田市の路上で九州誠道会系幹部(当時50)を射殺した罪などに問われ、今月7日の初公判では起訴内容を認めていた。
判決で今泉裁判長は「組を挙げて計画・準備のうえ一般市民も居住するマンション前で白昼堂々行われた」と指摘。そのうえで「暴力団特有の反社会的な動機に基づく凶悪な犯行であり、一般市民に与えた不安感など社会的影響も大きい」とし、組長の指示で被害者男性の行動確認などの連絡役として、事件への関与を認定したうえで「組織的な犯行の責任の一端を担い、単なる手伝い程度の関与とはいえない」とした。
一方で、具体的に供述し反省の態度を示したうえで、自らの意志で暴力団から離脱を果たしていることなどから、検察側の求刑・懲役18年に対し、懲役12年を言い渡した。
福岡地裁(今泉裕登裁判長)で17日、2008年9月に福岡県大牟田市で、当時抗争相手だった指定暴力団・九州誠道会(現・浪川会)系幹部を射殺したとして、殺人罪などに問われた指定暴力団・道仁会系元組員・浅井一臣被告(47)に対する裁判員裁判の判決公判が開かれ、今泉裁判長は浅井被告に懲役12年を言い渡した。

福岡地方裁判所
当時、道仁会系組員だった浅井被告は2008年9月、道仁会系「三代目平野組」組長だった坂本康弘被告(68)=殺人罪などで起訴=ら3人と共謀し、大牟田市の路上で九州誠道会系幹部(当時50)を射殺した罪などに問われ、今月7日の初公判では起訴内容を認めていた。
判決で今泉裁判長は「組を挙げて計画・準備のうえ一般市民も居住するマンション前で白昼堂々行われた」と指摘。そのうえで「暴力団特有の反社会的な動機に基づく凶悪な犯行であり、一般市民に与えた不安感など社会的影響も大きい」とし、組長の指示で被害者男性の行動確認などの連絡役として、事件への関与を認定したうえで「組織的な犯行の責任の一端を担い、単なる手伝い程度の関与とはいえない」とした。
一方で、具体的に供述し反省の態度を示したうえで、自らの意志で暴力団から離脱を果たしていることなどから、検察側の求刑・懲役18年に対し、懲役12年を言い渡した。