2008年の九州誠道会(現・浪川会)系幹部射殺事件 道仁会系元組員が起訴事実認める
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福岡地裁で7日、2008年9月に福岡県大牟田市で、当時抗争相手だった指定暴力団・九州誠道会(現・浪川会)系幹部を射殺したとして、殺人罪などに問われた指定暴力団・道仁会系元組員・浅井一臣被告(47)の裁判員裁判の初公判が開かれ、浅井被告は「間違いありません」と述べ、起訴事実を認めた。

福岡地方裁判所
浅井被告は2008年9月、当時、道仁会系「三代目平野組」組長だった坂本康弘被告(68)=殺人罪などで起訴=ら3人と共謀し、大牟田市の路上で九州誠道会系幹部(当時50)を射殺したとされる。
冒頭陳述で検察側は、浅井被告が幹部の行動を実行役の男=殺人罪などで服役中=に電話で報告する見張り役を担ったと主張。襲撃対象の調査や実行犯への連絡役を務めたとした上で、量刑が争点であると指摘した。
一方、弁護側は浅井被告が実行役に頼まれて見張りをしており、従属的な立場にとどまると訴え、「逮捕までの14年間で更生もしている」などと主張した。
この事件をめぐっては、2009年に実行役の道仁会系幹部(当時47)が逮捕され、すでに殺人罪などで服役している。実行役の男は「単独犯」と主張していたものの、警察は組織的犯行だったとみて捜査を続け、新たな証拠が得られたとして2022年10月、新たに浅井被告や坂本被告ら4人を殺人などの容疑で逮捕し、そのうち3人が起訴された。
この裁判は、検察側が当初「裁判員に危害が及ぶ可能性がある」と裁判員裁判の対象から除外するよう求め、福岡地裁が裁判員裁判からの除外を決定していたが弁護側が抗告。福岡高裁が今年6月、2011年頃に元組員が暴力団を離脱していることなどから除外決定を取り消した。
福岡地裁で7日、2008年9月に福岡県大牟田市で、当時抗争相手だった指定暴力団・九州誠道会(現・浪川会)系幹部を射殺したとして、殺人罪などに問われた指定暴力団・道仁会系元組員・浅井一臣被告(47)の裁判員裁判の初公判が開かれ、浅井被告は「間違いありません」と述べ、起訴事実を認めた。

福岡地方裁判所
浅井被告は2008年9月、当時、道仁会系「三代目平野組」組長だった坂本康弘被告(68)=殺人罪などで起訴=ら3人と共謀し、大牟田市の路上で九州誠道会系幹部(当時50)を射殺したとされる。
冒頭陳述で検察側は、浅井被告が幹部の行動を実行役の男=殺人罪などで服役中=に電話で報告する見張り役を担ったと主張。襲撃対象の調査や実行犯への連絡役を務めたとした上で、量刑が争点であると指摘した。
一方、弁護側は浅井被告が実行役に頼まれて見張りをしており、従属的な立場にとどまると訴え、「逮捕までの14年間で更生もしている」などと主張した。
この事件をめぐっては、2009年に実行役の道仁会系幹部(当時47)が逮捕され、すでに殺人罪などで服役している。実行役の男は「単独犯」と主張していたものの、警察は組織的犯行だったとみて捜査を続け、新たな証拠が得られたとして2022年10月、新たに浅井被告や坂本被告ら4人を殺人などの容疑で逮捕し、そのうち3人が起訴された。
この裁判は、検察側が当初「裁判員に危害が及ぶ可能性がある」と裁判員裁判の対象から除外するよう求め、福岡地裁が裁判員裁判からの除外を決定していたが弁護側が抗告。福岡高裁が今年6月、2011年頃に元組員が暴力団を離脱していることなどから除外決定を取り消した。