被害総額数千万円の特殊詐欺グループ摘発 山口組系「竹中組」傘下組員ら男女6人を逮捕
北海道警札幌豊平署は、埼玉県川口市在住の高齢女性に孫などになりすましてウソの電話をかけ、あわせて150万円をだまし取ったとして、特殊詐欺グループのまとめ役とみられる特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目竹中組」傘下組員・櫻井康次郎容疑者(28)=茨城県大洗町=ら、18歳~28歳の男女6人を詐欺の疑いで逮捕した。

櫻井康次郎容疑者(28)
道警が、2022年5月に札幌市清田区で詐欺未遂の疑いで逮捕された50代の男の余罪を捜査する中で、桜井康次郎容疑者らの特殊詐欺グループを特定して、埼玉県での特殊詐欺事件への関与が発覚した。道警は「捜査に支障がある」として6人の認否を明らかにしていない。
櫻井容疑者らは仲間と共謀して2022年10月12日から14日までの間、埼玉県川口市に住む70代の女性に対し、孫になりますして「会社の同僚の女性を妊娠させてしまい、示談金を要求されている」などとウソの電話をかけたり、弁護士になりすまして「孫が50万円を借り入れたため、やくざとトラブルになった」などとウソを言うなどして、計3回にわたり合わせて150万円をだまし取った疑いが持たれている。
櫻井容疑者は10数人とみられる特殊詐欺グループのまとめ役で、逮捕された6人のうち男2人は現金の受け取り役、男女3人は現金の回収役で、全国で特殊詐欺を繰り返していたとみられ、都内のホテルを転々としながら、だまし取った金の回収拠点にしていた。この特殊詐欺グループによる被害総額は数千万円に上るとみられている。
道警は、特殊詐欺グループの全容解明や他の共犯者、余罪などの捜査を進めるとともに、だまし取った金が暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて引き続き捜査している。

櫻井康次郎容疑者(28)
道警が、2022年5月に札幌市清田区で詐欺未遂の疑いで逮捕された50代の男の余罪を捜査する中で、桜井康次郎容疑者らの特殊詐欺グループを特定して、埼玉県での特殊詐欺事件への関与が発覚した。道警は「捜査に支障がある」として6人の認否を明らかにしていない。
櫻井容疑者らは仲間と共謀して2022年10月12日から14日までの間、埼玉県川口市に住む70代の女性に対し、孫になりますして「会社の同僚の女性を妊娠させてしまい、示談金を要求されている」などとウソの電話をかけたり、弁護士になりすまして「孫が50万円を借り入れたため、やくざとトラブルになった」などとウソを言うなどして、計3回にわたり合わせて150万円をだまし取った疑いが持たれている。
櫻井容疑者は10数人とみられる特殊詐欺グループのまとめ役で、逮捕された6人のうち男2人は現金の受け取り役、男女3人は現金の回収役で、全国で特殊詐欺を繰り返していたとみられ、都内のホテルを転々としながら、だまし取った金の回収拠点にしていた。この特殊詐欺グループによる被害総額は数千万円に上るとみられている。
道警は、特殊詐欺グループの全容解明や他の共犯者、余罪などの捜査を進めるとともに、だまし取った金が暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて引き続き捜査している。