山口組系幹部が入れ墨など強要し道仁会系組長が施術 再発防止命令を発出
福岡県公安委員会は4日までに、当時18歳の少年を暴力団に勧誘したり、入れ墨を強要したりしたなどとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会傘下「三代目一蓮会」の荒川康志幹部(55)=福岡県宗像市=と、指定暴力団・道仁会傘下の池末文人組長(65)=福岡県柳川市=に暴力団対策法に基づく「再発防止命令」を出した。

福岡県公安委員会
荒川幹部は2022年7月、宗像市の飲食店で特定少年(当時18)に対し、「入れ墨代を出すけん入れてこい」「入れ墨を完成させないと中途半端やろうが」などと入れ墨を入れることを強要し、また同時期に別の特定少年(当時18)に対しても、入れ墨を強要した暴力団対策法の「少年に対する入れ墨の強要等の禁止」に違反し、さらに同少年2人に「ヤクザをしろ」「俺がこれから教えていくけん」などと言って組に入るよう強要したとして、同法の「加入の強要等の禁止」違反でも再発防止命令を受けた。少年2人は、暴力団には加入していないという。
また、入れ墨の「彫り師」としても知られている池末組長は、知人関係である荒川幹部に紹介された同少年2人に対し、2022年8月ごろ~今年5月ごろに、池末組長の自宅で入れ墨を施したとされる。
福岡県公安委員会は、これらの行為が「加入の強要」や、「少年に対する入れ墨の強要」を禁止した暴対法に違反すると判断し、反復して違反する恐れがあると判断し「再発防止命令」を出した。

福岡県公安委員会
荒川幹部は2022年7月、宗像市の飲食店で特定少年(当時18)に対し、「入れ墨代を出すけん入れてこい」「入れ墨を完成させないと中途半端やろうが」などと入れ墨を入れることを強要し、また同時期に別の特定少年(当時18)に対しても、入れ墨を強要した暴力団対策法の「少年に対する入れ墨の強要等の禁止」に違反し、さらに同少年2人に「ヤクザをしろ」「俺がこれから教えていくけん」などと言って組に入るよう強要したとして、同法の「加入の強要等の禁止」違反でも再発防止命令を受けた。少年2人は、暴力団には加入していないという。
また、入れ墨の「彫り師」としても知られている池末組長は、知人関係である荒川幹部に紹介された同少年2人に対し、2022年8月ごろ~今年5月ごろに、池末組長の自宅で入れ墨を施したとされる。
福岡県公安委員会は、これらの行為が「加入の強要」や、「少年に対する入れ墨の強要」を禁止した暴対法に違反すると判断し、反復して違反する恐れがあると判断し「再発防止命令」を出した。