中国系組織と共謀し香港から覚醒剤約2キロを密輸 稲川会傘下組員ら3人を逮捕
警視庁は、香港から航空貨物で覚醒剤およそ2キロを工具箱に隠して営利目的で密輸したとして、指定暴力団・稲川会傘下組員・一柳敏春容疑者(50)=千葉県船橋市馬込町=と、同組員・菊川伸一容疑者(51)=横浜市中区大平町=、中国人犯罪組織グループの関係者で無職・光永康介容疑者(35)=横浜市南区八幡町=の3人を覚醒剤取締法違反の疑い逮捕した。3人は中国人犯罪組織グループと共謀していたとみられている。

左・一柳敏春容疑者(50)
右・菊川伸一容疑者(51)

3人は2022年11月、香港から航空貨物便で覚醒剤およそ2キロ(末端価格およそ1億2370万円相当)を工具箱に隠して、千葉県船橋市のアパート宛に送り、密輸した疑いがもたれている。成田空港の東京税関職員が検査で、工具箱の厚さ3センチほどの上蓋部分に覚醒剤がつめられているのを発見した。
荷物の宛先となっていたアパートは空き部屋で、一柳容疑者と菊川容疑者が荷物の受け取り役に対して、アパートで受け取るよう指示していた。光永容疑者は中国人犯罪組織グループの関係者で、一柳容疑者らが所属していた稲川会傘下組織との仲介役だったとみられている。
航空貨物を利用した不正薬物の密輸の摘発件数は、コロナ禍の2020年以降増加傾向で、2022年は前年のおよそ2倍、140件の摘発があった。
警視庁は捜査に支障が出るとして3人の認否を明らかにせず、この2つの組織の関係性と余罪を捜査している。

左・一柳敏春容疑者(50)
右・菊川伸一容疑者(51)

3人は2022年11月、香港から航空貨物便で覚醒剤およそ2キロ(末端価格およそ1億2370万円相当)を工具箱に隠して、千葉県船橋市のアパート宛に送り、密輸した疑いがもたれている。成田空港の東京税関職員が検査で、工具箱の厚さ3センチほどの上蓋部分に覚醒剤がつめられているのを発見した。
荷物の宛先となっていたアパートは空き部屋で、一柳容疑者と菊川容疑者が荷物の受け取り役に対して、アパートで受け取るよう指示していた。光永容疑者は中国人犯罪組織グループの関係者で、一柳容疑者らが所属していた稲川会傘下組織との仲介役だったとみられている。
航空貨物を利用した不正薬物の密輸の摘発件数は、コロナ禍の2020年以降増加傾向で、2022年は前年のおよそ2倍、140件の摘発があった。
警視庁は捜査に支障が出るとして3人の認否を明らかにせず、この2つの組織の関係性と余罪を捜査している。