的屋系暴力団「櫻井總家」が解散 総長が警察に解散届を提出
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静岡県警富士署に26日午後、露店をなりわいとして富士市を拠点に活動していた的屋系暴力団・「十代目櫻井總家」総長(50代)が、櫻井總家の解散届を提出した。

総長が解散届を提出

26日午後に総長が富士警察署を訪れ、「最近の社会情勢などを考えた結果、私の代をもって解散する決意をしました」、「本日をもちまして解散いたします。関係者に櫻井總家を復活させることもしません」と記した解散届を読み上げ、富士署署長に提出した。
静岡県内では2022年、暴力団であることを隠して夏祭りに露店の出店権利を不正取得したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「藤友会」組員らなどが検挙されていて、事件に関与していたとして総長も今年3月に逮捕されたが、その後不起訴処分となっていた。これらの事件が解散を決意するきっかけになったとみられている。
櫻井總家は約100年の歴史があり、静岡県内唯一の一次団体の暴力団で、1921年に「桜井一家」として結成、1967年に「極東桜井総家連合会」に名称変更、2004年に幹部組員らの引退や他団体への移籍が相次ぎ規模が縮小。残った一部の組員が「櫻井總家」と改名した。最盛期には約500人の組員がいたが、現在の組員は数人となっていた。県東部の各祭りで出店管理を担う「県東部イベント商業協同組合」を、長年にわたり実質的に支配してきた。
暴力団が自ら警察に解散を申し出るのは異例で、静岡県内では1966年以来、57年ぶり。県警は、引き続き関係機関や団体と連携し、あらゆる分野から暴力団排除を進めていく方針。
静岡県警富士署に26日午後、露店をなりわいとして富士市を拠点に活動していた的屋系暴力団・「十代目櫻井總家」総長(50代)が、櫻井總家の解散届を提出した。

総長が解散届を提出

26日午後に総長が富士警察署を訪れ、「最近の社会情勢などを考えた結果、私の代をもって解散する決意をしました」、「本日をもちまして解散いたします。関係者に櫻井總家を復活させることもしません」と記した解散届を読み上げ、富士署署長に提出した。
静岡県内では2022年、暴力団であることを隠して夏祭りに露店の出店権利を不正取得したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「藤友会」組員らなどが検挙されていて、事件に関与していたとして総長も今年3月に逮捕されたが、その後不起訴処分となっていた。これらの事件が解散を決意するきっかけになったとみられている。
櫻井總家は約100年の歴史があり、静岡県内唯一の一次団体の暴力団で、1921年に「桜井一家」として結成、1967年に「極東桜井総家連合会」に名称変更、2004年に幹部組員らの引退や他団体への移籍が相次ぎ規模が縮小。残った一部の組員が「櫻井總家」と改名した。最盛期には約500人の組員がいたが、現在の組員は数人となっていた。県東部の各祭りで出店管理を担う「県東部イベント商業協同組合」を、長年にわたり実質的に支配してきた。
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