運送会社社宅銃撃事件 山口組系「兼一会」幹部が実行役との共謀否定し無罪主張
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神戸地裁(松田道別裁判長)で17日、2021年3月に兵庫県西宮市の運送会社社員寮に銃弾が撃ち込まれた事件で、建造物損壊などの罪で起訴された特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目兼一会」幹部で、「名倉組」組長・名倉教文被告(56)に対する裁判員裁判の初公判が開かれ、名倉被告は「共謀した事実は一切ありません」と無罪を主張した。

神戸地方裁判所
名倉被告は別の被告(54)ら2人と共謀し、2021年3月3日午前2時ごろ、西宮市久保町にある会社社員寮に向けて拳銃で弾丸4発を発砲し、シャッターを損壊したとされる。
検察側は冒頭陳述で、事件前に名倉被告は建物周辺を車で走行し、下見をしていたと指摘。名倉被告の車が先導する形で、実行役の別の被告らが乗った軽乗用車に逃走経路を教え、建物から約740メートル離れた場所で待機していたなどと主張した。
一方、弁護側は名倉被告が事件現場付近にいたことは認めたが「実行役の男が発砲するとは知らなかった」と訴えた。 また、同じ組織に所属する名倉被告と実行役の男の関係を「組織の中では実行役の方が上の立場だった」とし、名倉被告が監視役などを担う上位者とした検察側の主張を否定した。
神戸地裁(松田道別裁判長)で17日、2021年3月に兵庫県西宮市の運送会社社員寮に銃弾が撃ち込まれた事件で、建造物損壊などの罪で起訴された特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目兼一会」幹部で、「名倉組」組長・名倉教文被告(56)に対する裁判員裁判の初公判が開かれ、名倉被告は「共謀した事実は一切ありません」と無罪を主張した。

神戸地方裁判所
名倉被告は別の被告(54)ら2人と共謀し、2021年3月3日午前2時ごろ、西宮市久保町にある会社社員寮に向けて拳銃で弾丸4発を発砲し、シャッターを損壊したとされる。
検察側は冒頭陳述で、事件前に名倉被告は建物周辺を車で走行し、下見をしていたと指摘。名倉被告の車が先導する形で、実行役の別の被告らが乗った軽乗用車に逃走経路を教え、建物から約740メートル離れた場所で待機していたなどと主張した。
一方、弁護側は名倉被告が事件現場付近にいたことは認めたが「実行役の男が発砲するとは知らなかった」と訴えた。 また、同じ組織に所属する名倉被告と実行役の男の関係を「組織の中では実行役の方が上の立場だった」とし、名倉被告が監視役などを担う上位者とした検察側の主張を否定した。
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