毎年恒例「餅つき」後にプロパンガス不正運搬 山口組系「若林組」組長ら5人を逮捕
愛知県警は10日、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の恒例行事となっている「餅つき大会」に使用するプロパンガス容器を、国の基準に沿わない方法で運搬したなどとして、山口組幹部で「二代目若林組」組長・篠原重則容疑者(66)や、若林組組員・松浦章司容疑者(50)ら、合わせて5人を高圧ガス保安法違反の疑いで逮捕した。篠原容疑者は、この「餅つき大会」で責任者を務めていた。

左・篠原重則容疑者(66)
右・松浦章司容疑者(50)

2022年12月28日
篠原容疑者ら5人は2022年12月28日、山口組系「十代目瀬戸一家」本部事務所前の路上で、プロパンガスのボンベ10本を国の基準に従わずに車に積んで運んだ疑いが持たれている。県警は5人の認否を明らかにしていない。
この日、瀬戸一家の事務所では、司忍組長ら最高幹部が参加する毎年恒例の「餅つき大会」が開催され、大会終了後にもち米を炊くために使用したプロパンガスのボンベ10本、合わせて470リットルを5人が1台の乗用車に積み込み、移動させようとしたところを、その場にいた警察官が確認していた。
高圧ガス保安法でボンベを運搬する場合は、ロープなどで縛るなど車両にしっかり固定する措置が必要となるが、こうした措置が取られず、消火器も積んでいなかったうえ、「高圧ガス」のステッカーも車に貼っていなかった。

左・篠原重則容疑者(66)
右・松浦章司容疑者(50)

2022年12月28日
篠原容疑者ら5人は2022年12月28日、山口組系「十代目瀬戸一家」本部事務所前の路上で、プロパンガスのボンベ10本を国の基準に従わずに車に積んで運んだ疑いが持たれている。県警は5人の認否を明らかにしていない。
この日、瀬戸一家の事務所では、司忍組長ら最高幹部が参加する毎年恒例の「餅つき大会」が開催され、大会終了後にもち米を炊くために使用したプロパンガスのボンベ10本、合わせて470リットルを5人が1台の乗用車に積み込み、移動させようとしたところを、その場にいた警察官が確認していた。
高圧ガス保安法でボンベを運搬する場合は、ロープなどで縛るなど車両にしっかり固定する措置が必要となるが、こうした措置が取られず、消火器も積んでいなかったうえ、「高圧ガス」のステッカーも車に貼っていなかった。