被害総額4億3千万円超 カンボジア拠点の特殊詐欺グループ19人を再逮捕
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警視庁暴力団対策課は1日、カンボジア南部のリゾートホテルを拠点としたグループによる特殊詐欺事件で、主犯格とみられている特定危険指定暴力団・工藤會傘下の関係者・岡本大樹容疑者(38)や、山田大志容疑者(38)ら、男19人を詐欺容疑で再逮捕した。調べに対し、数人は容疑を認めているものの、大半は黙秘などしている。

岡本大樹容疑者(38)

再逮捕容疑は、今年1月下旬、東京都板橋区の70代男性に「有料サイトの未払い料金を支払う必要がある」などと虚偽の説明をし、計75万円を振り込ませ、詐取した疑いがもたれている。ホテルの2つの部屋で「かけ子」が日本国内に詐欺の電話をかけていたとされ、山田容疑者はうち1つの部屋を仕切っていたという。
19人は25歳から55歳の日本人の男で、今年1月にカンボジア当局に拘束され、4月11日に日本に移送中の航空機内で詐欺容疑で逮捕されていた。
この特殊詐欺グループによる被害総額は、少なくとも2022年4月~今年1月の間に約75件で、計約4億3千万円に上るとみられていて、1人で数億円を詐取された被害者もいた。暴対課は、カンボジア当局が押収した携帯電話約60台などの提供を受け、日本国内にも詐取金の受け取り役といったグループの協力者がいたとみて、この詐欺グループの実態解明を進めている。
警視庁暴力団対策課は1日、カンボジア南部のリゾートホテルを拠点としたグループによる特殊詐欺事件で、主犯格とみられている特定危険指定暴力団・工藤會傘下の関係者・岡本大樹容疑者(38)や、山田大志容疑者(38)ら、男19人を詐欺容疑で再逮捕した。調べに対し、数人は容疑を認めているものの、大半は黙秘などしている。

岡本大樹容疑者(38)

再逮捕容疑は、今年1月下旬、東京都板橋区の70代男性に「有料サイトの未払い料金を支払う必要がある」などと虚偽の説明をし、計75万円を振り込ませ、詐取した疑いがもたれている。ホテルの2つの部屋で「かけ子」が日本国内に詐欺の電話をかけていたとされ、山田容疑者はうち1つの部屋を仕切っていたという。
19人は25歳から55歳の日本人の男で、今年1月にカンボジア当局に拘束され、4月11日に日本に移送中の航空機内で詐欺容疑で逮捕されていた。
この特殊詐欺グループによる被害総額は、少なくとも2022年4月~今年1月の間に約75件で、計約4億3千万円に上るとみられていて、1人で数億円を詐取された被害者もいた。暴対課は、カンボジア当局が押収した携帯電話約60台などの提供を受け、日本国内にも詐取金の受け取り役といったグループの協力者がいたとみて、この詐欺グループの実態解明を進めている。