沖縄署襲撃事件 当時19歳の男の初公判 検察側が1年6月を求刑
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那覇地裁で19日、2022年1月に沖縄県警沖縄署を多数の若者が取り囲み一部が投石などをした事件で、暴力行為等処罰法違反(集団的器物損壊)の罪に問われた特定少年(当時19)だった建築作業員の男(20)=沖縄県宜野湾市=の初公判が開かれ、被告は起訴内容を認め、共犯者の指示で周囲を扇動したと述べた。

那覇地方裁判所
検察側は論告で、被告が署前で襲撃開始の合図や周囲の行為をあおるなど「重要な役割を果たした」と指摘。共犯者のSNS投稿による呼びかけで加わり、扇動も指示を受けての行為としながら「面白がって扇動を続けた。安易な考えとはいえ、刑事責任は軽視できない」と述べ、懲役1年6月を求刑した。
一方、弁護側は被告が襲撃をあおった行為などを認めつつ、少年らを介して襲撃を主導したなどとして同罪で起訴された指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」組員・岩下侑夢被告被告(22)=沖縄県南城市玉城親慶原=の指示を、「拒否できない関係にあった」と主張。事実を認めている事情なども酌むべきだとし、罰金刑を求めた。
被告人質問で、被告は指示通り動いたことについて「(暴力団構成員の男が)怖い先輩と分かっていたのでやった」と述べた一方、「途中から楽しくなった」とも話した。裁判は同日結審し、判決は5月9日に言い渡される予定。
那覇地裁で19日、2022年1月に沖縄県警沖縄署を多数の若者が取り囲み一部が投石などをした事件で、暴力行為等処罰法違反(集団的器物損壊)の罪に問われた特定少年(当時19)だった建築作業員の男(20)=沖縄県宜野湾市=の初公判が開かれ、被告は起訴内容を認め、共犯者の指示で周囲を扇動したと述べた。

那覇地方裁判所
検察側は論告で、被告が署前で襲撃開始の合図や周囲の行為をあおるなど「重要な役割を果たした」と指摘。共犯者のSNS投稿による呼びかけで加わり、扇動も指示を受けての行為としながら「面白がって扇動を続けた。安易な考えとはいえ、刑事責任は軽視できない」と述べ、懲役1年6月を求刑した。
一方、弁護側は被告が襲撃をあおった行為などを認めつつ、少年らを介して襲撃を主導したなどとして同罪で起訴された指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」組員・岩下侑夢被告被告(22)=沖縄県南城市玉城親慶原=の指示を、「拒否できない関係にあった」と主張。事実を認めている事情なども酌むべきだとし、罰金刑を求めた。
被告人質問で、被告は指示通り動いたことについて「(暴力団構成員の男が)怖い先輩と分かっていたのでやった」と述べた一方、「途中から楽しくなった」とも話した。裁判は同日結審し、判決は5月9日に言い渡される予定。