カンボジアを拠点とした特殊詐欺 少なくとも75件の事件に関与
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警視庁暴力団対策課は、カンボジアを拠点としたグループによる特殊詐欺事件で、11日に25歳から55歳の日本人の男19人を日本に移送し、同日午後7時34分に移送中の航空機内で19人を詐欺容疑で逮捕した。

岡本大樹容疑者(38)

19人の大半は特殊詐欺グループの「かけ子」で、主犯格とみられる特定危険指定暴力団・工藤會系関係者・岡本大樹容疑者(38)については、2017年にあった別の特殊詐欺事件に関与したとして詐欺容疑で逮捕状が出ていて、岡本容疑者がグループの中心的役割を担っていたとみられている。
19人の逮捕容疑は今年1月24日、東京都内の60代女性に「有料サイトの未払い料金がある」などとウソの電話をかけ、約25万円相当の電子マネーをだまし取った疑いがもたれている。NTTドコモからの連絡を装って携帯電話にショートメールを送りつけ、記載した番号に電話をかけさせていた。
この特殊詐欺グループはカンボジア南部のシアヌークビルの高級リゾートホテルを10部屋を借り、2部屋を特殊詐欺用の事務所にしていた。部屋から64台のスマートフォンやパソコン、日本人の名前が書かれたメモ、詐欺の手口が書かれたマニュアルなどが押収されていて、2022年4月から今年1月にかけて、少なくとも75件の特殊詐欺に関与していたとみられている。
詐欺グループのメンバーとみられる人物から今年1月中旬、現地の日本大使館に「ホテルで特殊詐欺をやらされていて逃げられない。助けてほしい」と連絡があり、情報を受けた現地当局が同月下旬、カンボジア南部のシアヌークビル州のリゾートホテルで19人の身柄を確保していた。同課は今後、携帯電話を解析するなどして実態解明を進めている。
警視庁暴力団対策課は、カンボジアを拠点としたグループによる特殊詐欺事件で、11日に25歳から55歳の日本人の男19人を日本に移送し、同日午後7時34分に移送中の航空機内で19人を詐欺容疑で逮捕した。

岡本大樹容疑者(38)

19人の大半は特殊詐欺グループの「かけ子」で、主犯格とみられる特定危険指定暴力団・工藤會系関係者・岡本大樹容疑者(38)については、2017年にあった別の特殊詐欺事件に関与したとして詐欺容疑で逮捕状が出ていて、岡本容疑者がグループの中心的役割を担っていたとみられている。
19人の逮捕容疑は今年1月24日、東京都内の60代女性に「有料サイトの未払い料金がある」などとウソの電話をかけ、約25万円相当の電子マネーをだまし取った疑いがもたれている。NTTドコモからの連絡を装って携帯電話にショートメールを送りつけ、記載した番号に電話をかけさせていた。
この特殊詐欺グループはカンボジア南部のシアヌークビルの高級リゾートホテルを10部屋を借り、2部屋を特殊詐欺用の事務所にしていた。部屋から64台のスマートフォンやパソコン、日本人の名前が書かれたメモ、詐欺の手口が書かれたマニュアルなどが押収されていて、2022年4月から今年1月にかけて、少なくとも75件の特殊詐欺に関与していたとみられている。
詐欺グループのメンバーとみられる人物から今年1月中旬、現地の日本大使館に「ホテルで特殊詐欺をやらされていて逃げられない。助けてほしい」と連絡があり、情報を受けた現地当局が同月下旬、カンボジア南部のシアヌークビル州のリゾートホテルで19人の身柄を確保していた。同課は今後、携帯電話を解析するなどして実態解明を進めている。