カンボジアを拠点にした日本人詐欺グループ 工藤会関係者含む19人に逮捕状
警視庁は6日、今年1月にカンボジアの日本大使館に「詐欺グループがホテルを拠点にしている」という情報が寄せられ、大使館から情報を受けたカンボジアの警察がシアヌークビル州の高級リゾートホテルを捜索し、5つの部屋に分かれて滞在していた特殊詐欺グループの27歳~55歳の日本人の男19人を拘束した事件で、詐欺の疑いで逮捕状を取得した。

詐欺グループの拠点となっていた

カンボジアの高級リゾートホテル

この特殊詐欺グループの19人は今年1月、東京都内の60代女性に対し、「有料サイトを見たので料金が発生しています」などとウソを言い、電子マネー「ビットキャッシュ」25万円相当をだまし取った疑いがもたれている。同様の被害はほかにも複数確認されているという。
拘束された男らは特殊詐欺グループの「かけ子」などで、現地当局に対し「観光目的で入国した」などと説明したが、詐欺グループにパスポートや個人の携帯電話を取り上げられていた人物もいて、男らの客室からは大量の携帯電話や詐欺の手口が書かれたマニュアル、被害者の名前が記された資料などが見つかった。
大使館は2022年8月、カンボジアで好条件の仕事があるなどと勧誘を受け、渡航後に不法行為をさせられる複数の被害があると注意喚起していた。
19人の中には特定危険指定暴力団・工藤會系関係者・岡本大樹容疑者(38)が含まれ、中心的な役割を担っていたとみられ、だまし取った金が工藤會に流れた可能性もあるとみて、警視庁は週明けにも19人を日本に移送して本格的な取り調べを行う方針。

詐欺グループの拠点となっていた

カンボジアの高級リゾートホテル

この特殊詐欺グループの19人は今年1月、東京都内の60代女性に対し、「有料サイトを見たので料金が発生しています」などとウソを言い、電子マネー「ビットキャッシュ」25万円相当をだまし取った疑いがもたれている。同様の被害はほかにも複数確認されているという。
拘束された男らは特殊詐欺グループの「かけ子」などで、現地当局に対し「観光目的で入国した」などと説明したが、詐欺グループにパスポートや個人の携帯電話を取り上げられていた人物もいて、男らの客室からは大量の携帯電話や詐欺の手口が書かれたマニュアル、被害者の名前が記された資料などが見つかった。
大使館は2022年8月、カンボジアで好条件の仕事があるなどと勧誘を受け、渡航後に不法行為をさせられる複数の被害があると注意喚起していた。
19人の中には特定危険指定暴力団・工藤會系関係者・岡本大樹容疑者(38)が含まれ、中心的な役割を担っていたとみられ、だまし取った金が工藤會に流れた可能性もあるとみて、警視庁は週明けにも19人を日本に移送して本格的な取り調べを行う方針。