福岡県警:工藤会系「田中組」事務所の撤去を確認
福岡県警は6日、福岡県北九州市小倉北区片野4丁目にあった特定危険指定暴力団・工藤會系「五代目田中組」の事務所が撤去されたことを確認した。田中組事務所は9階建てマンションの一室を工藤會幹部が所有し、2000年2月から事務所として使用されていたが、事務所を含む9階建てマンションの全20室を県内の民間企業が買い上げ、今年3月に所有権が企業に変更登記された。

田中組事務所が入っていたマンション

「事務所使用制限命令」をはがす県警
2015年2月に暴力団対策法に基づく使用制限命令を受け、事務所の使用が禁じられて以降、県警が工藤會側に事務所の自主撤去を求めてきたが、2022年2月に工藤會側が撤去を了承した。事務所として使用できず固定資産税などの維持費が負担になることから、撤去を了承したとみられる。今回の撤去で田中組の組事務所は全て撤去された。
田中組は、工藤會トップの総裁・野村悟被告(76)や、ナンバー2の会長・田上不美夫被告(66)が歴代組長を務め、現在はナンバー3の理事長・菊地敬吾被告(50)が組長を務めているほか、多くの工藤會幹部の出身母体となっている。

田中組事務所が入っていたマンション

「事務所使用制限命令」をはがす県警
2015年2月に暴力団対策法に基づく使用制限命令を受け、事務所の使用が禁じられて以降、県警が工藤會側に事務所の自主撤去を求めてきたが、2022年2月に工藤會側が撤去を了承した。事務所として使用できず固定資産税などの維持費が負担になることから、撤去を了承したとみられる。今回の撤去で田中組の組事務所は全て撤去された。
田中組は、工藤會トップの総裁・野村悟被告(76)や、ナンバー2の会長・田上不美夫被告(66)が歴代組長を務め、現在はナンバー3の理事長・菊地敬吾被告(50)が組長を務めているほか、多くの工藤會幹部の出身母体となっている。