横浜地裁で29日、2019年に特殊詐欺事件の被害に遭った関東地方に住む70代から80代の女性4人が、
特定危険指定暴力団・
工藤會のトップに損害賠償を求める裁判を起こした。これら特殊詐欺事件では、
工藤會傘下組員が詐欺グループの指示役として逮捕され、実刑判決が確定している。

横浜地方裁判所
訴えを起こした被害女性らは、
工藤會総裁・
野村悟被告(76)にも暴力団対策法に基づく代表者責任があるとして、野村被告と
工藤會組員ら3人に対し、およそ1370万円の損害賠償を求める訴えを横浜地裁に起こした。
工藤會に対して、特殊詐欺事件の組織的責任を問う民事訴訟は全国初となる。
- 関連記事
-