ネットバンキング不正送金事件 旭琉会系「沖島一家」幹部に懲役8年の判決
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那覇地裁(加藤貴裁判官)は8日、インターネットバンキングの偽サイトでIDなどをだましとり、不正に送金された現金あわせて約5000万円をATMから「出し子」に引き出させたとして、窃盗の罪に問われた指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」若頭補佐・山城偉樹被告(54)の判決公判で、「出し子の手配を行うなどそれなりに重要な役割を果たした」などとして懲役8年(求刑・懲役12年)の判決を言い渡した。

那覇地方裁判所
山城被告は2020年2月下旬までの5か月間、大手銀行のインターネットバンキングから不正に送金された金を、「出し子」に指示して沖縄県内のATMから80回以上にわたって引き出させ、計約5000万円を盗んだとして窃盗の罪に問われていた。
この事件では、フィッシング詐欺の一種「スミッシング」という手口が使われ、ショートメッセージからインターネットバンキングの偽サイトに誘導し、IDやパスワードを入力させて盗みだし、不正に送金された。
判決で加藤裁判官は、「犯行は計画的で組織的だ。全体の首謀者と思われる中国人につながる日本人共犯者からの現金引き出しの仕事の依頼を受け、口座や出し子の手配を行うなどそれなりに重要な役割を果たし、一連の犯行で400万円前後を受け取った」などとして、懲役8年の判決を言い渡した。
那覇地裁(加藤貴裁判官)は8日、インターネットバンキングの偽サイトでIDなどをだましとり、不正に送金された現金あわせて約5000万円をATMから「出し子」に引き出させたとして、窃盗の罪に問われた指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」若頭補佐・山城偉樹被告(54)の判決公判で、「出し子の手配を行うなどそれなりに重要な役割を果たした」などとして懲役8年(求刑・懲役12年)の判決を言い渡した。

那覇地方裁判所
山城被告は2020年2月下旬までの5か月間、大手銀行のインターネットバンキングから不正に送金された金を、「出し子」に指示して沖縄県内のATMから80回以上にわたって引き出させ、計約5000万円を盗んだとして窃盗の罪に問われていた。
この事件では、フィッシング詐欺の一種「スミッシング」という手口が使われ、ショートメッセージからインターネットバンキングの偽サイトに誘導し、IDやパスワードを入力させて盗みだし、不正に送金された。
判決で加藤裁判官は、「犯行は計画的で組織的だ。全体の首謀者と思われる中国人につながる日本人共犯者からの現金引き出しの仕事の依頼を受け、口座や出し子の手配を行うなどそれなりに重要な役割を果たし、一連の犯行で400万円前後を受け取った」などとして、懲役8年の判決を言い渡した。