元幹部殺害でフィリピン逃亡 元極東会幹部に懲役20年を求刑
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横浜地裁で19日、2001年11月に、相模原市で飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、その後フィリピンに逃亡していた、犯行当時・指定暴力団・極東会傘下組織の組長代行・遠山勇二被告(59)の裁判員裁判の論告で、検察側は暴力団犯罪の特徴がよく表れているとしたうえで「積極的に暴行に参加し、殺害や遺棄を指示していた」とし、遠山被告が果たした役割の大きいとして懲役20年を求刑した。

遠山勇二被告(逮捕当時)

遠山勇二被告(1997年)
一方、弁護側は、「当時の組長の意図にそってやったものであり、首謀者ではない。また、事実をすべて自供し深い後悔と反省をしている」とし、懲役15年が相当と訴え、遠山被告は「罪を犯したにもかかわらず、逃げて申し訳なかった」と謝罪の言葉を述べた。
遠山被告は2001年11月22日午前0時半ごろ、ほかの極東会傘下組員らと共謀して、現在の相模原市緑区の路上で極東会系の元幹部で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明に山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。およそ20年にわたってフィリピンに滞在し、神奈川県警が国際手配を行い行方を追っていたところ、2021年7月に「日本に早く帰りたい」などとフィリピン当局に出頭。2021年12月2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
判決は、今月23日に言い渡される予定。
横浜地裁で19日、2001年11月に、相模原市で飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、その後フィリピンに逃亡していた、犯行当時・指定暴力団・極東会傘下組織の組長代行・遠山勇二被告(59)の裁判員裁判の論告で、検察側は暴力団犯罪の特徴がよく表れているとしたうえで「積極的に暴行に参加し、殺害や遺棄を指示していた」とし、遠山被告が果たした役割の大きいとして懲役20年を求刑した。

遠山勇二被告(逮捕当時)

遠山勇二被告(1997年)
一方、弁護側は、「当時の組長の意図にそってやったものであり、首謀者ではない。また、事実をすべて自供し深い後悔と反省をしている」とし、懲役15年が相当と訴え、遠山被告は「罪を犯したにもかかわらず、逃げて申し訳なかった」と謝罪の言葉を述べた。
遠山被告は2001年11月22日午前0時半ごろ、ほかの極東会傘下組員らと共謀して、現在の相模原市緑区の路上で極東会系の元幹部で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明に山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。およそ20年にわたってフィリピンに滞在し、神奈川県警が国際手配を行い行方を追っていたところ、2021年7月に「日本に早く帰りたい」などとフィリピン当局に出頭。2021年12月2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
判決は、今月23日に言い渡される予定。