アワビやナマコの密漁、密売防止 水産流通適正化法が12月1日に施行
今年12月1日、水産流通適正化法(特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律)が施行される。特定第一種水産動植物(アワビ、ナマコ)の密漁、密売などの防止を目的にした新規制では、アワビやナマコを扱う漁業者と加工・流通業者は国への届け出が必要になり、産地や取引日を示す漁獲番号の伝達、取引記録の作成・保存が義務づけられる。新規制により手続きの負担は増すが、不正な流通ルートが断たれ、産地証明が明確になるとされる。

水産流通適正化法-水産庁
漁獲量が大きく減る中、アワビやナマコとともに、ニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」も密漁や密売の横行が指摘されていて、暴力団など反社会勢力の資金源になっている。警察や海上保安庁も取り締まりを強めているが、長い海岸線を網羅するのは難しく、潜水器を使った夜間操業など手口も悪質、巧妙化している。
水産物は個体が小さいため一定量のロットで16桁の漁獲番号を管理し、取引ごとに出荷先へ伝え、違反者には罰金が科される。密漁の罰則を大幅に強化した2020年12月施行の「改正漁業法」と「水産流通適正化法」を両輪に対策を進めていく。
シラスウナギは現在、国と自治体が漁業法を適用させる手続きを進めていて、2025年12月に水産流通適正化法の対象に加える見通し。

水産流通適正化法-水産庁
漁獲量が大きく減る中、アワビやナマコとともに、ニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」も密漁や密売の横行が指摘されていて、暴力団など反社会勢力の資金源になっている。警察や海上保安庁も取り締まりを強めているが、長い海岸線を網羅するのは難しく、潜水器を使った夜間操業など手口も悪質、巧妙化している。
水産物は個体が小さいため一定量のロットで16桁の漁獲番号を管理し、取引ごとに出荷先へ伝え、違反者には罰金が科される。密漁の罰則を大幅に強化した2020年12月施行の「改正漁業法」と「水産流通適正化法」を両輪に対策を進めていく。
シラスウナギは現在、国と自治体が漁業法を適用させる手続きを進めていて、2025年12月に水産流通適正化法の対象に加える見通し。