暴排条項ある契約書で不動産を購入 山口組系竹中組若頭を逮捕
愛知県警は21日までに、暴力団員であることを隠して名古屋市内の不動産を購入したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目竹中組若頭で、「二代目篠原会」会長・村上茂徳容疑者(43)=名古屋市東区出来町=と、同組員・小縣裕史容疑者(44)=北名古屋市=の2人を詐欺の疑いで逮捕した。取り調べに対して村上容疑者は「違います」と容疑を否認。同組員も黙秘している。

村上茂徳容疑者(43)

二代目篠原会の事務所
村上容疑者ら2人は2016年1月、暴排条項が規定された契約書に暴力団員であることを隠して署名・押印して、名古屋市北区の4階建てビルと土地を2100万円で購入した疑いが持たれている。購入したビルは山口組が「特定抗争指定暴力団」に指定されるまでの約4年間、「二代目篠原会」の事務所として使われていたが、現在は立ち入り禁止になっている。
篠原会の事務所は、名古屋市内に事務所を構えていたが、2014年に火事により焼失した為、村上容疑者が小縣容疑者に新たな物件を探すよう指示していたとみて調べている。

村上茂徳容疑者(43)

二代目篠原会の事務所
村上容疑者ら2人は2016年1月、暴排条項が規定された契約書に暴力団員であることを隠して署名・押印して、名古屋市北区の4階建てビルと土地を2100万円で購入した疑いが持たれている。購入したビルは山口組が「特定抗争指定暴力団」に指定されるまでの約4年間、「二代目篠原会」の事務所として使われていたが、現在は立ち入り禁止になっている。
篠原会の事務所は、名古屋市内に事務所を構えていたが、2014年に火事により焼失した為、村上容疑者が小縣容疑者に新たな物件を探すよう指示していたとみて調べている。