コロナ対策「無担保融資制度」詐取 山口組系組員を逮捕
暴力団対策課と灘署は25日、国が新型コロナウイルス感染拡大で売り上げが減少した中小企業に対する無担保融資制度を悪用し、審査を通すため、経営状況が実態よりも悪化したように装って金融機関から3000万円を詐取したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組員・鹿野村昭博容疑者(50)=大阪市此花区春日出北=を詐欺容疑で逮捕した。

兵庫県警察本部
調べに対し鹿野村容疑者は「暴力団員であることを隠して融資を申し込んだことは間違いないが、経営状況を低く見積もって申請したことなどはよく覚えていません」などと容疑の一部を否認している。
逮捕容疑は2020年11月~2021年2月、暴力団員であることを隠した上、経営する建設会社の売り上げが大幅に減少したように装った虚偽の書類を大阪市に提出して、民間金融機関を通じて行う中小企業への資金繰り支援制度に、信用保証協会の保証を得て3000万円の融資を受けた疑い。
資金繰り支援制度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが前年より15%以上減少していれば、民間金融機関から3年間無利子で最大6000万円の融資を受けられ、保証料も全額補助される国が行う中小企業に対する無担保融資制度。県警によると、この制度を悪用した容疑者の逮捕は全国初とみられる。

兵庫県警察本部
調べに対し鹿野村容疑者は「暴力団員であることを隠して融資を申し込んだことは間違いないが、経営状況を低く見積もって申請したことなどはよく覚えていません」などと容疑の一部を否認している。
逮捕容疑は2020年11月~2021年2月、暴力団員であることを隠した上、経営する建設会社の売り上げが大幅に減少したように装った虚偽の書類を大阪市に提出して、民間金融機関を通じて行う中小企業への資金繰り支援制度に、信用保証協会の保証を得て3000万円の融資を受けた疑い。
資金繰り支援制度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが前年より15%以上減少していれば、民間金融機関から3年間無利子で最大6000万円の融資を受けられ、保証料も全額補助される国が行う中小企業に対する無担保融資制度。県警によると、この制度を悪用した容疑者の逮捕は全国初とみられる。