メキシコ麻薬組織から覚醒剤密輸 住吉会や稲川会系組員ら7人を逮捕
>>同一記事
警視庁と岩手、茨城、千葉、神奈川の4県警などの合同捜査本部は25日までに、メキシコの巨大麻薬組織から密輸されたとみられる覚醒剤およそ130キロを所持したなどとして、指定暴力団・稲川会系「十五代目大草一家」幹部・田辺高士容疑者(53)=千葉市中央区都町=と、稲川会周辺者・綿貫大蔵(48)=千葉県四街道市=や、指定暴力団・住吉会系「四代目花田会」幹部・高上雅之容疑者(69)=千葉県銚子市小浜町=ら男女7人を逮捕した。調べに対し7人は容疑を否認している。

田辺高士容疑者

高上雅之容疑者
田辺高士容疑者ら7人は、去年7月、メキシコから中国を経由して大井埠頭に船便で密輸された船舶用の設備などに覚醒剤およそ130キロ、末端価格80億円相当が隠されていることを知りながら受け取るなどした疑いが持たれている。これまでに受け取った荷物などから覚醒剤あわせて169キロほど、末端価格約100億円相当が押収されている。
また、綿貫容疑者ら2人は2020年9~10月、都内の民泊施設の倉庫に覚醒剤約36キロ、末端価格にして21億6千万円を保管していた疑い。メキシコから香港を経由して空路で輸入された大型ギアに隠していた。

押収された覚醒剤

これまでに約170キロ押収

覚醒剤はメキシコの巨大麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル(通称:CJNG)」から密輸されたものとみられ、捜査はアメリカ麻薬取締局などと協力して行われた。メキシコの「CJNG」はメキシコ中部のハリスコ州を本拠に麻薬の製造・密売を行う新興勢力。現地メキシコでは武装化し、その暴力行為が深刻な社会問題となっている。
警視庁は24日、覚醒剤が暴力団の資金源になっていたとみて稲川会本部事務所の家宅捜索し、海外の犯罪組織との関係などを調べている。
警視庁と岩手、茨城、千葉、神奈川の4県警などの合同捜査本部は25日までに、メキシコの巨大麻薬組織から密輸されたとみられる覚醒剤およそ130キロを所持したなどとして、指定暴力団・稲川会系「十五代目大草一家」幹部・田辺高士容疑者(53)=千葉市中央区都町=と、稲川会周辺者・綿貫大蔵(48)=千葉県四街道市=や、指定暴力団・住吉会系「四代目花田会」幹部・高上雅之容疑者(69)=千葉県銚子市小浜町=ら男女7人を逮捕した。調べに対し7人は容疑を否認している。

田辺高士容疑者

高上雅之容疑者
田辺高士容疑者ら7人は、去年7月、メキシコから中国を経由して大井埠頭に船便で密輸された船舶用の設備などに覚醒剤およそ130キロ、末端価格80億円相当が隠されていることを知りながら受け取るなどした疑いが持たれている。これまでに受け取った荷物などから覚醒剤あわせて169キロほど、末端価格約100億円相当が押収されている。
また、綿貫容疑者ら2人は2020年9~10月、都内の民泊施設の倉庫に覚醒剤約36キロ、末端価格にして21億6千万円を保管していた疑い。メキシコから香港を経由して空路で輸入された大型ギアに隠していた。

押収された覚醒剤

これまでに約170キロ押収

覚醒剤はメキシコの巨大麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル(通称:CJNG)」から密輸されたものとみられ、捜査はアメリカ麻薬取締局などと協力して行われた。メキシコの「CJNG」はメキシコ中部のハリスコ州を本拠に麻薬の製造・密売を行う新興勢力。現地メキシコでは武装化し、その暴力行為が深刻な社会問題となっている。
警視庁は24日、覚醒剤が暴力団の資金源になっていたとみて稲川会本部事務所の家宅捜索し、海外の犯罪組織との関係などを調べている。