池田組若頭銃撃の初公判 大同会幹部が殺意を否認
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岡山地裁で11日、2020年5月に岡山市で当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組傘下だった「池田組」の若頭らが銃撃された事件で、殺人未遂などの罪に問われている犯行当時、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系大同会幹部で「三代目神原組」組長・岸本晃生被告(54)の初公判が開かれ、岸本被告は「殺すつもりはありませんでした」などと起訴内容を一部否認した。

銃撃事件当時の現場

岸本被告は2020年5月、池田組若頭で「功龍會」の前谷祐一郎会長と同組員ら2人に対し、殺意を持って拳銃を3発撃ち、うち1発を池田組若頭の腹部に命中させて全治3カ月の重傷を負わせたとされている。
検察側は冒頭陳述で、池田組は当時、山口組と対立抗争状態にある神戸山口組の傘下だったことから「報復目的で、関係者の殺害を計画した」と指摘。殺傷能力のある拳銃を用意し、事前に現場付近を下見していたと明らかにした。
一方、弁護側は組織的な犯行を否定した上で「足元を狙ってけがを負わせようとした。拳銃は口径が小さく殺傷能力が低い」と、殺人未遂罪に該当しないと主張した。
岡山地裁は裁判員への影響を考慮し、裁判員裁判の対象から除外。この日、不測の事態に備えて警察官や地裁の職員が警備に立った。判決は3月16日に言い渡される予定。
岡山地裁で11日、2020年5月に岡山市で当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組傘下だった「池田組」の若頭らが銃撃された事件で、殺人未遂などの罪に問われている犯行当時、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系大同会幹部で「三代目神原組」組長・岸本晃生被告(54)の初公判が開かれ、岸本被告は「殺すつもりはありませんでした」などと起訴内容を一部否認した。

銃撃事件当時の現場

岸本被告は2020年5月、池田組若頭で「功龍會」の前谷祐一郎会長と同組員ら2人に対し、殺意を持って拳銃を3発撃ち、うち1発を池田組若頭の腹部に命中させて全治3カ月の重傷を負わせたとされている。
検察側は冒頭陳述で、池田組は当時、山口組と対立抗争状態にある神戸山口組の傘下だったことから「報復目的で、関係者の殺害を計画した」と指摘。殺傷能力のある拳銃を用意し、事前に現場付近を下見していたと明らかにした。
一方、弁護側は組織的な犯行を否定した上で「足元を狙ってけがを負わせようとした。拳銃は口径が小さく殺傷能力が低い」と、殺人未遂罪に該当しないと主張した。
岡山地裁は裁判員への影響を考慮し、裁判員裁判の対象から除外。この日、不測の事態に備えて警察官や地裁の職員が警備に立った。判決は3月16日に言い渡される予定。