福岡、山口両県公安委員会は9日までに、指定暴力団・
工藤會の暴力団対策法に基づく「
特定危険指定」の指定延長を決めた。
福岡県警は、8月に福岡地裁で死刑判決を受けた
工藤會総裁・
野村悟被告(75)=控訴中=をトップとする組織構造に変化がないと判断。無期懲役判決を受けた
工藤會ナンバー2で会長・
田上不美夫被告(65)=同=が求刑された罰金刑を援助する名目で傘下組織幹部が金銭を要求する事件もあり、県警は「暴力行為をする恐れが継続している」とみている。
期間は27日からの1年間。
特定危険指定は全国唯一で延長は9回目。