架空融資で2億7千万円詐取 神戸山口組傘下組長らを再逮捕
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京都府警組対2課と北署は11日、架空の融資を持ち掛けて会社役員から2億7千万円をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「二代目宅見組」幹部で「福原組」組長・福原光三こと金光奉容疑者(81)=韓国籍・京都市左京区北白川山ノ元町=ら4人を詐欺の疑いで再逮捕した。4人の認否は明らかにしていない。
京都府警察本部
金容疑者ら4人は共謀して2019年8月、新規事業の資金を求めていた会社役員男性(43)=東京都港区=に対し、「京都に金持ってて、ポンッと出してくれる人がいる」、「2億5千万円を用意すれば6億融資する」などとウソの話を持ちかけ、金容疑者の自宅で現金2億7千万円をだまし取った疑い。
男性が現金を手渡した後に、金容疑者が暴力団組員であることに気づき返還を求めたところ「おまえ、何や、文句あんのか」などと脅され、返金も融資もされなかった。
金容疑者ら4人は、2020年7月にも別の男性会社役員(53)から同様の手口で2億5000万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで今年10月に逮捕されていていた。