飲食店従業員殺害 山口組系組員を起訴 匿名情報で殺害と特定
さいたま地検は4日、2016年に埼玉県川口市の飲食店で、従業員・伊藤竜成さん(当時24)=東京都豊島区目白5丁目=に暴行を加えた後に殺害したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・島田一治被告(54)=埼玉県上尾市柏座3丁目=を殺人罪で起訴した。

さいたま地方検察庁
事件からおよそ2年後の2018年12月、埼玉県警に「西川口の飲食店で関係者が暴行後に殺害され、遺体を遺棄された」と匿名の情報提供があり事件が発覚。後の捜査で被害者の伊藤さんを特定し、2019年2月に父親から行方不明届を受理。今年に入って関係箇所を家宅捜索するなどして島田被告が川口市西川口1丁目の飲食店「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、2016年3月18日未明から明け方にかけて、同店内で従業員の伊藤さんに殴る蹴るの暴行を加え、全治不詳の傷害を負わせたとして、今年10月8日~15日までに、島田被告を含む男女7人を傷害容疑で逮捕していた。
県警は、これまでに延べ2千人以上の捜査員を投入。関係者らの供述や携帯電話の通信履歴などから、殺人容疑も視野に捜査を進めていた。伊藤さんの遺体は見つかっていないものの捜査の結果、殺害されたと特定し事件発生から約5年7カ月が経過し立件に至った。
島田被告は傷害容疑について容疑を認める一方で、殺人容疑については否認している。島田被告と共謀した同店の男性経営者は、逮捕後の10月28日に川口署の留置場内で首をつって自殺した。
県警は伊藤さんは島田被告や男性経営者との間に金銭トラブルを抱えていたとみられ、殺害された後に店内から運び出され、いずれかの場所に遺棄されたとみられている。県警は10月29日付で川口署に特別捜査班を設置して、遺体を捜索するとともに経緯を詳しく調べている。

さいたま地方検察庁
事件からおよそ2年後の2018年12月、埼玉県警に「西川口の飲食店で関係者が暴行後に殺害され、遺体を遺棄された」と匿名の情報提供があり事件が発覚。後の捜査で被害者の伊藤さんを特定し、2019年2月に父親から行方不明届を受理。今年に入って関係箇所を家宅捜索するなどして島田被告が川口市西川口1丁目の飲食店「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、2016年3月18日未明から明け方にかけて、同店内で従業員の伊藤さんに殴る蹴るの暴行を加え、全治不詳の傷害を負わせたとして、今年10月8日~15日までに、島田被告を含む男女7人を傷害容疑で逮捕していた。
県警は、これまでに延べ2千人以上の捜査員を投入。関係者らの供述や携帯電話の通信履歴などから、殺人容疑も視野に捜査を進めていた。伊藤さんの遺体は見つかっていないものの捜査の結果、殺害されたと特定し事件発生から約5年7カ月が経過し立件に至った。
島田被告は傷害容疑について容疑を認める一方で、殺人容疑については否認している。島田被告と共謀した同店の男性経営者は、逮捕後の10月28日に川口署の留置場内で首をつって自殺した。
県警は伊藤さんは島田被告や男性経営者との間に金銭トラブルを抱えていたとみられ、殺害された後に店内から運び出され、いずれかの場所に遺棄されたとみられている。県警は10月29日付で川口署に特別捜査班を設置して、遺体を捜索するとともに経緯を詳しく調べている。