証人威迫 工藤会系組長に懲役1年の有罪判決
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福岡地裁は20日、市民を狙った4つの事件で殺人などの罪に問われている、特定危険指定暴力団・工藤會トップ・野村悟被告(74)らの公判に証人として出廷した男性に対し、電話や面会で「なんで悪く言ったんか」などと脅し威迫した証人等威迫罪に問われた工藤會系組長、鹿子嶋文男被告(67)に対し、懲役1年、執行猶予3年(求刑は懲役1年)の有罪判決を言い渡した。
判決によると、鹿子嶋被告は去年1月から4月までの間、工藤會総裁・野村悟被告らが殺人などの罪に問われている裁判で、公判に証人として出廷した男性に対し、不利益になることを証言しないよう電話や面会で脅し威迫したとされる。
20日の判決公判で、神原浩裁判長は「他の証人に及ぼす影響は看過できない」などと非難した。一方で、「証言前の証人を威迫する事案とは異なる」として、鹿子嶋被告に懲役1年、執行猶予3年を言い渡した。工藤會トップらの裁判では今月、検察が野村被告に死刑を求刑している。
警察は今後、証人などの保護対策に万全を期すとしている。
福岡地裁は20日、市民を狙った4つの事件で殺人などの罪に問われている、特定危険指定暴力団・工藤會トップ・野村悟被告(74)らの公判に証人として出廷した男性に対し、電話や面会で「なんで悪く言ったんか」などと脅し威迫した証人等威迫罪に問われた工藤會系組長、鹿子嶋文男被告(67)に対し、懲役1年、執行猶予3年(求刑は懲役1年)の有罪判決を言い渡した。
判決によると、鹿子嶋被告は去年1月から4月までの間、工藤會総裁・野村悟被告らが殺人などの罪に問われている裁判で、公判に証人として出廷した男性に対し、不利益になることを証言しないよう電話や面会で脅し威迫したとされる。
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