債務隠し会社清算疑い 住吉会傘下会長を逮捕
宮城県警は20日、約1億2000万円の債務を隠し自身の不動産管理会社を清算したとして、会社役員で指定暴力団・住吉会系三次団体会長・成海哲司容疑者(68)=仙台市青葉区錦ケ丘=を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕した。成海容疑者は容疑を否認している。県警は同日、成海容疑者の自宅や関係先を家宅捜索した。

成海容疑者の自宅や
関係先を家宅捜索
逮捕容疑は2016年4月、当時経営していた不動産管理会社の清算に当たり、仙台法務局に「債務がない」とする虚偽の決算報告書などを提出し、登記した疑い。
県警によると、債務超過状態の会社の清算は通常と異なり、裁判所の監督下で行う「特別清算」が必要だが、成海容疑者は債権者に告知せず、通常の清算をしていた。県警は成海容疑者に資産を隠す意図があったとみて調べている。
銀行から債権譲渡を受けた整理回収機構が不正に気付き、29年に県警に相談、発覚した。


成海容疑者の自宅や
関係先を家宅捜索
逮捕容疑は2016年4月、当時経営していた不動産管理会社の清算に当たり、仙台法務局に「債務がない」とする虚偽の決算報告書などを提出し、登記した疑い。
県警によると、債務超過状態の会社の清算は通常と異なり、裁判所の監督下で行う「特別清算」が必要だが、成海容疑者は債権者に告知せず、通常の清算をしていた。県警は成海容疑者に資産を隠す意図があったとみて調べている。
銀行から債権譲渡を受けた整理回収機構が不正に気付き、29年に県警に相談、発覚した。
