「良知二代目政竜会」富士宮市に拠点化 住民に周知、意見聴取
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東京都内への移転計画が失敗し、富士宮市に進出する動きを進めていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組の二次団体「良知二代目政竜会」(「良知組」から名称変更)が富士宮市北山地区に本格的に事務所を構え活動を始めた。
静岡県警は山口組二次団体の県内“再進出”に警戒を強め、26日からは現地で「ローラー作戦」と題し、住民に対する現状の周知や意見聴取などを行う。
捜査関係者によると、「良知二代目政竜会」はかつての上部団体・後藤組(2008年に解散)の元組員が所有する建物を事務所として使用し、現在は月1回、組員が集まり、定期的に会合を開いている。建物には監視カメラや電話回線、雑務を行う「当番」の机や椅子なども設置されているという。
良知組は2019年末に吉田町の事務所を撤去し、富士宮市に荷物を仮置きして東京都足立区への移転計画を進めていた。
2020年1月、別の暴力団とのトラブルで移転先建物にトラックが突っ込む事件が発生。暴力団事務所としての使用を禁止する仮処分決定を受けて行き場を失い、富士宮市を拠点に活動するようになったとみられる。

[山口組系事務所にダンプ特攻]
富士宮市はかつて、山口組内で「武闘派集団」とされた後藤組が本部事務所を置いていた地。暴力団への警戒感は強いが、新たな事務所開設の動きを知らない住民も多いとみられる。不安に思った住民が自発的に声を上げられないことも予想されるため、県警が「ローラー作戦」を計画した。当日は県暴力追放運動推進センター、県弁護士会、富士宮市と連携して活動を行う。
県警組織犯罪対策課の担当者は「暴力団の抗争で事務所が標的になり、住民に危険が及ぶ可能性もある。実情を周知し、今後、住民の不安解消に努めたい」としている。

東京都内への移転計画が失敗し、富士宮市に進出する動きを進めていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組の二次団体「良知二代目政竜会」(「良知組」から名称変更)が富士宮市北山地区に本格的に事務所を構え活動を始めた。
静岡県警は山口組二次団体の県内“再進出”に警戒を強め、26日からは現地で「ローラー作戦」と題し、住民に対する現状の周知や意見聴取などを行う。
捜査関係者によると、「良知二代目政竜会」はかつての上部団体・後藤組(2008年に解散)の元組員が所有する建物を事務所として使用し、現在は月1回、組員が集まり、定期的に会合を開いている。建物には監視カメラや電話回線、雑務を行う「当番」の机や椅子なども設置されているという。
良知組は2019年末に吉田町の事務所を撤去し、富士宮市に荷物を仮置きして東京都足立区への移転計画を進めていた。
2020年1月、別の暴力団とのトラブルで移転先建物にトラックが突っ込む事件が発生。暴力団事務所としての使用を禁止する仮処分決定を受けて行き場を失い、富士宮市を拠点に活動するようになったとみられる。

[山口組系事務所にダンプ特攻]
富士宮市はかつて、山口組内で「武闘派集団」とされた後藤組が本部事務所を置いていた地。暴力団への警戒感は強いが、新たな事務所開設の動きを知らない住民も多いとみられる。不安に思った住民が自発的に声を上げられないことも予想されるため、県警が「ローラー作戦」を計画した。当日は県暴力追放運動推進センター、県弁護士会、富士宮市と連携して活動を行う。
県警組織犯罪対策課の担当者は「暴力団の抗争で事務所が標的になり、住民に危険が及ぶ可能性もある。実情を周知し、今後、住民の不安解消に努めたい」としている。
