指定暴力団・
稲川会が今月、構成員らに「特殊詐欺への関与は厳禁」とする文書を配布していた。
文書は「『稲川会規約』総本部通知」と題し、
稲川会理事長で三代目
埋地一家、
貞方留義総長の名前で作られ、幹部の会合で配布された。
特殊詐欺は落ち度のない高齢者を狙い撃ちする犯罪だとして、「個人的な生活資金を騙し取るもので有って、誠に卑劣」と記述。「特殊詐欺への関与を絶対に無き様、再度厳禁する」とし、事件で得た収益の受け取りも禁じる。関与が明らかになった場合、破門などの処分を下すとし、文書を事務所に掲示するよう求めている。
神奈川県警は、
稲川会幹部に対する責任追及を逃れる目的で作られた文書だとみている。