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元警部銃撃 二審も工藤会野村総裁らに賠償命令 

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 福岡高裁で13日、特定危険指定暴力団・工藤会が関与したとされる2012年4月の元福岡県警警部銃撃事件を巡り、元警部側が同会トップで総裁の野村悟被告(73)=殺人罪などで公判中=らに約2968万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決があった。西井和徒裁判長は一審福岡地裁判決に続き約1623万円の支払いを命じ、野村被告らの控訴を棄却した。

 賠償を命じられたのは野村被告の他、ナンバー2の会長、田上不美夫被告(63)、ナンバー3の理事長、菊地敬吾被告(47)、同会系組幹部、田口義高被告(54)。一連の市民襲撃事件で、同会トップに賠償を命じた高裁判決は初めて。

 判決で西井裁判長は、野村被告は離脱組員に対する元警部の発言に強い憤りを抱いており、危害を加える動機があったと説明。刑事裁判での実行犯らの確定判決も踏まえ、「野村被告以下の序列に従った指示により行われた」として民法の共同不法行為を認定した。

 市民襲撃事件を巡っては、野村被告らに損害賠償を求めた歯科医師刺傷事件(14年)の被害者も地裁で一部請求が認められ、現在高裁で和解協議が継続。12年のスナック女性経営者切り付けでは、女性側が約7973万円の賠償を求めて提訴し、1998年の元漁協組合長射殺事件の遺族は、損害賠償命令制度を利用し7800万円の支払いを申し立てている。

 野村被告の代理人弁護士は「判決文を確認できておらずコメントできない」としている。



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