一般人襲撃3事件 工藤会系組員に懲役20年判決
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福岡地裁(足立勉裁判長)は21日、北九州市で2011年に建設会社「博新建設」会長が射殺されるなど、一般人を襲撃した3事件に関与したとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤会系「五代目田中組」組員、桜木淳典被告(40)に対し、懲役20年(求刑・懲役25年)を言い渡した。
判決によると、桜木被告は、2010年3月の工藤会の新事務所撤去運動に参加した北九州市の自治会長宅銃撃、2011年2月に同市で起こった清水建設従業員銃撃、同年11月に同市の博新建設会長射殺の3事件で、複数の組員らと共謀。実行犯を車で送迎したり、犯行に使った車や実行犯の着衣を処分したりした。足立裁判長は「従属的な立場であったが、重要な役割を果たした」とした。
動機について判決は、自治会長事件は「暴力団追放運動に取り組んでいたことから、工藤会に対する反対運動への威圧などの目的」、ほか二つの事件は「工藤会の意に沿わない企業や個人に対する見せしめ」と推認されるとした。
福岡地裁(足立勉裁判長)は21日、北九州市で2011年に建設会社「博新建設」会長が射殺されるなど、一般人を襲撃した3事件に関与したとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤会系「五代目田中組」組員、桜木淳典被告(40)に対し、懲役20年(求刑・懲役25年)を言い渡した。
判決によると、桜木被告は、2010年3月の工藤会の新事務所撤去運動に参加した北九州市の自治会長宅銃撃、2011年2月に同市で起こった清水建設従業員銃撃、同年11月に同市の博新建設会長射殺の3事件で、複数の組員らと共謀。実行犯を車で送迎したり、犯行に使った車や実行犯の着衣を処分したりした。足立裁判長は「従属的な立場であったが、重要な役割を果たした」とした。
動機について判決は、自治会長事件は「暴力団追放運動に取り組んでいたことから、工藤会に対する反対運動への威圧などの目的」、ほか二つの事件は「工藤会の意に沿わない企業や個人に対する見せしめ」と推認されるとした。