知人男性に因縁つけ現金40万円恐喝 山口組系「誠友会」幹部を逮捕
北海道警函館西署は10日、知人男性に対し「どう落とし前つけるのよ」などと因縁をつけ、現金40万円を脅し取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目誠友会」幹部・平塚兆二容疑者(74)=札幌市中央区=を恐喝の疑いで逮捕した。調べに対し、平塚容疑者は「一切話す気はない」と容疑を否認している。

平塚兆二容疑者(74)
平塚容疑者は2022年10月、知人男性(50代)=札幌市豊平区=に対し、共通の知人をめぐる依頼を断ったことに腹を立て、電話で「どう落とし前つけるのよ」、「どうにかして、けじめつけろや」などと一方的に因縁をつけ、同年12月に札幌市内の飲食店で男性から現金40万円を脅し取った疑いがもたれている。男性から相談を受けた男性の知人が、警察に通報して事件が発覚した。
同署は、犯行に至った経緯などを詳しく調べ、容疑の裏づけ捜査を進めている。

平塚兆二容疑者(74)
平塚容疑者は2022年10月、知人男性(50代)=札幌市豊平区=に対し、共通の知人をめぐる依頼を断ったことに腹を立て、電話で「どう落とし前つけるのよ」、「どうにかして、けじめつけろや」などと一方的に因縁をつけ、同年12月に札幌市内の飲食店で男性から現金40万円を脅し取った疑いがもたれている。男性から相談を受けた男性の知人が、警察に通報して事件が発覚した。
同署は、犯行に至った経緯などを詳しく調べ、容疑の裏づけ捜査を進めている。
毎年恒例「餅つき」後にプロパンガス不正運搬 山口組系「若林組」組長ら5人を逮捕
愛知県警は10日、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の恒例行事となっている「餅つき大会」に使用するプロパンガス容器を、国の基準に沿わない方法で運搬したなどとして、山口組幹部で「二代目若林組」組長・篠原重則容疑者(66)や、若林組組員・松浦章司容疑者(50)ら、合わせて5人を高圧ガス保安法違反の疑いで逮捕した。篠原容疑者は、この「餅つき大会」で責任者を務めていた。

左・篠原重則容疑者(66)
右・松浦章司容疑者(50)

2022年12月28日
篠原容疑者ら5人は2022年12月28日、山口組系「十代目瀬戸一家」本部事務所前の路上で、プロパンガスのボンベ10本を国の基準に従わずに車に積んで運んだ疑いが持たれている。県警は5人の認否を明らかにしていない。
この日、瀬戸一家の事務所では、司忍組長ら最高幹部が参加する毎年恒例の「餅つき大会」が開催され、大会終了後にもち米を炊くために使用したプロパンガスのボンベ10本、合わせて470リットルを5人が1台の乗用車に積み込み、移動させようとしたところを、その場にいた警察官が確認していた。
高圧ガス保安法でボンベを運搬する場合は、ロープなどで縛るなど車両にしっかり固定する措置が必要となるが、こうした措置が取られず、消火器も積んでいなかったうえ、「高圧ガス」のステッカーも車に貼っていなかった。

左・篠原重則容疑者(66)
右・松浦章司容疑者(50)

2022年12月28日
篠原容疑者ら5人は2022年12月28日、山口組系「十代目瀬戸一家」本部事務所前の路上で、プロパンガスのボンベ10本を国の基準に従わずに車に積んで運んだ疑いが持たれている。県警は5人の認否を明らかにしていない。
この日、瀬戸一家の事務所では、司忍組長ら最高幹部が参加する毎年恒例の「餅つき大会」が開催され、大会終了後にもち米を炊くために使用したプロパンガスのボンベ10本、合わせて470リットルを5人が1台の乗用車に積み込み、移動させようとしたところを、その場にいた警察官が確認していた。
高圧ガス保安法でボンベを運搬する場合は、ロープなどで縛るなど車両にしっかり固定する措置が必要となるが、こうした措置が取られず、消火器も積んでいなかったうえ、「高圧ガス」のステッカーも車に貼っていなかった。
建設会社会長射殺など市民襲撃4事件に関与 工藤会幹部に無期懲役の判決
>>関連記事
福岡地裁(神原浩裁判長)は10日、北九州市で2011年に建設会社会長・内納敏博さん(当時72)を射殺するなど、4つの事件に関与したとして、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤會幹部で「瓜田組」組長・瓜田太被告(60)に対し、求刑通り、無期懲役の判決を言い渡した。

福岡地方裁判所
瓜田被告は他の組員と共謀して2011年11月26日夜、内納さんの自宅前で拳銃で首を撃ち殺害したほか、2010年の暴追運動リーダーの自治総連合会会長宅への銃弾撃ち込み、2011年の大手ゼネコン・清水建設社員への銃撃、2013年の工藤會総裁・野村悟被告(76)の指揮命令に基づいた女性看護師襲撃など、4つの事件にそれぞれ関わったとしている。
これまでの裁判では、弁護側は上位の幹部と実行グループの仲介役を担ったとする直接的な証拠はないなどとして、無罪を主張していたが、福岡地裁は瓜田被告の共謀を認定し、検察側の求刑通り、瓜田被告に無期懲役の判決を言い渡した。
福岡地裁(神原浩裁判長)は10日、北九州市で2011年に建設会社会長・内納敏博さん(当時72)を射殺するなど、4つの事件に関与したとして、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤會幹部で「瓜田組」組長・瓜田太被告(60)に対し、求刑通り、無期懲役の判決を言い渡した。

福岡地方裁判所
瓜田被告は他の組員と共謀して2011年11月26日夜、内納さんの自宅前で拳銃で首を撃ち殺害したほか、2010年の暴追運動リーダーの自治総連合会会長宅への銃弾撃ち込み、2011年の大手ゼネコン・清水建設社員への銃撃、2013年の工藤會総裁・野村悟被告(76)の指揮命令に基づいた女性看護師襲撃など、4つの事件にそれぞれ関わったとしている。
これまでの裁判では、弁護側は上位の幹部と実行グループの仲介役を担ったとする直接的な証拠はないなどとして、無罪を主張していたが、福岡地裁は瓜田被告の共謀を認定し、検察側の求刑通り、瓜田被告に無期懲役の判決を言い渡した。
秋田の雑木林の土中から変死体 行方不明の愛知県の女性か
警視庁は、9日に秋田県秋田市の雑木林の土の中から、ブルーシートにくるまれテープで巻かれた状態の身元不明の遺体が見つかった事件で、遺体は2021年6月から行方不明になっている愛知県の女性とみて調べを進めている。

雑木林の土中から変死体

2021年6月に愛知県の女性(当時48)が行方不明になる事件があり、女性の息子から小金井警察署に捜索願が出されていた。警視庁捜査一課が、「この土地に遺体が埋められている」との有力情報をもとに、8日午前から秋田市の雑木林を捜索、9日午後6時半すぎに土の中から遺体が発見された。遺体は衣服を着て、膝を折り曲げた状態で、ブルーシートのようなものにくるまれ、その上からテープが巻かれた状態だった。
警視庁は、この土地の所有者である埼玉県在住の30代女性を含む5人が死体遺棄に関与したとみていて、その女性の夫で、別の事件で北海道の網走刑務所に服役中の元暴力団組員が、事件の中心人物とみて調べている。
当初、遺体はコンクリート詰めにされ埼玉県内に運ばれたが、異臭を気にして秋田の土地に遺体を移したとみられる。秋田の土地は女性の失踪から半年後に購入されていて、遺体を埋める目的での購入だった可能性があるという。

雑木林の土中から変死体

2021年6月に愛知県の女性(当時48)が行方不明になる事件があり、女性の息子から小金井警察署に捜索願が出されていた。警視庁捜査一課が、「この土地に遺体が埋められている」との有力情報をもとに、8日午前から秋田市の雑木林を捜索、9日午後6時半すぎに土の中から遺体が発見された。遺体は衣服を着て、膝を折り曲げた状態で、ブルーシートのようなものにくるまれ、その上からテープが巻かれた状態だった。
警視庁は、この土地の所有者である埼玉県在住の30代女性を含む5人が死体遺棄に関与したとみていて、その女性の夫で、別の事件で北海道の網走刑務所に服役中の元暴力団組員が、事件の中心人物とみて調べている。
当初、遺体はコンクリート詰めにされ埼玉県内に運ばれたが、異臭を気にして秋田の土地に遺体を移したとみられる。秋田の土地は女性の失踪から半年後に購入されていて、遺体を埋める目的での購入だった可能性があるという。
目にナイフ刺した「豚の生首」を車に放置 「東組」若頭を逮捕
>>関連記事
大阪府警捜査4課などは10日、指定暴力団・二代目東組幹部らの組織離脱をめぐる騒動の仲裁に入っていた男性の車のフロントガラスに「ブタの生首」を放置して脅したとして、東組の若頭で「二代目滝本組」組長・中江常雄容疑者(56)=大阪市西成区山王=を脅迫の疑いで逮捕した。同課は中江容疑者の認否を明らかにしていない。

中江容疑者はすでに逮捕された組員らと共謀して2022年6月13~14日、東組幹部らの組織離脱の仲裁に入っていた男性(70代)=大阪府泉南郡熊取町=に対し、仲裁に入った腹いせとして大阪府熊取町と同府泉佐野市の駐車場で、男性が使う車2台のフロントガラスにブタの生首を置き、脅迫した疑いがもたれている。ブタは食用のもので、目には刃渡り約8cmのペティナイフが突き刺さっていて赤色の液体が付着していた。
府警は2022年11月に、実行役の東組組員ら5人を脅迫などの疑いで逮捕していて、中江容疑者は事件の指示役とみられている。
大阪府警捜査4課などは10日、指定暴力団・二代目東組幹部らの組織離脱をめぐる騒動の仲裁に入っていた男性の車のフロントガラスに「ブタの生首」を放置して脅したとして、東組の若頭で「二代目滝本組」組長・中江常雄容疑者(56)=大阪市西成区山王=を脅迫の疑いで逮捕した。同課は中江容疑者の認否を明らかにしていない。

中江容疑者はすでに逮捕された組員らと共謀して2022年6月13~14日、東組幹部らの組織離脱の仲裁に入っていた男性(70代)=大阪府泉南郡熊取町=に対し、仲裁に入った腹いせとして大阪府熊取町と同府泉佐野市の駐車場で、男性が使う車2台のフロントガラスにブタの生首を置き、脅迫した疑いがもたれている。ブタは食用のもので、目には刃渡り約8cmのペティナイフが突き刺さっていて赤色の液体が付着していた。
府警は2022年11月に、実行役の東組組員ら5人を脅迫などの疑いで逮捕していて、中江容疑者は事件の指示役とみられている。