沖縄署襲撃、護送車破壊 当時特定少年の男に懲役1年6月・執行猶予4年の判決
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那覇地裁(小野裕信裁判官)は9日、2022年1月に沖縄県警沖縄署で若者ら数百人が集まり、一部が投石などをした事件で、護送車などを壊したとして暴力行為法違反罪に問われた建築作業員の男(20)の判決公判で、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。

事件当時の沖縄警察署

沖縄署襲撃事件で初めての判決で、小野裁判官は、襲撃事件は「暴動と言える粗暴なもの」と指摘。周囲にいた群衆をあおり、自らも物を投げ付けたとして、首謀者に次ぐ重要な役割だったと指摘、一方で当時19歳の特定少年で、反省しているとして執行猶予付きの判決とした。
沖縄署襲撃事件では、一緒に起訴されている指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」組員・岩下侑夢被告が、襲撃を主導した中心人物とみられている。
那覇地裁(小野裕信裁判官)は9日、2022年1月に沖縄県警沖縄署で若者ら数百人が集まり、一部が投石などをした事件で、護送車などを壊したとして暴力行為法違反罪に問われた建築作業員の男(20)の判決公判で、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。

事件当時の沖縄警察署

沖縄署襲撃事件で初めての判決で、小野裁判官は、襲撃事件は「暴動と言える粗暴なもの」と指摘。周囲にいた群衆をあおり、自らも物を投げ付けたとして、首謀者に次ぐ重要な役割だったと指摘、一方で当時19歳の特定少年で、反省しているとして執行猶予付きの判決とした。
沖縄署襲撃事件では、一緒に起訴されている指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」組員・岩下侑夢被告が、襲撃を主導した中心人物とみられている。
飲食店でカラーボールを投げ付け業務妨害 旭琉会系「功揚一家」組員に無罪判決
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那覇地裁(佐藤哲郎裁判官)で8日、2022年2月14日に沖縄県宮古島市の飲食店内で、「ガチャガチャ」や「ガチャポン」と呼ばれるプラスチックのカプセルにペンキを入れて作ったカラーボールを投げ付け業務を妨害したとして、建造物損壊、器物損壊、威力業務妨害の罪に問われた、指定暴力団・旭琉會系「二代目功揚一家」組員(48)と、犯行を実行した被告(29)=住居不定=の判決公判が開かれ、功揚一家組員に対し共謀を裏付ける「事実の証明が不十分」として無罪(求刑・懲役3年)を、実行役の被告(29)に懲役2年、執行猶予4年(求刑・2年6月)を言い渡した。

那覇地方裁判所
無罪判決を受けた功揚一家組員は、2021年9月に飲食店店長に金銭を要求したとして恐喝未遂容疑で逮捕されたが、不起訴処分となり釈放された。
検察側はこれまで、この時の逮捕に不満を抱いた組員が犯行を指示したなどと主張し、組員を首謀者とした暴力団組員による組織的犯行として懲役3年を求刑、犯行を実行した被告らとの共謀の有無が争点となっていた。
佐藤裁判官は、組員が関与したとする証言の信用性に「共謀があったことを間違いないものとして認定するには合理的な疑いが残る」」などとし、検察側の証明は不十分と判示した。地検側は無罪判決を受け、「内容を精査し、適切に対応したい」と話した。
那覇地裁(佐藤哲郎裁判官)で8日、2022年2月14日に沖縄県宮古島市の飲食店内で、「ガチャガチャ」や「ガチャポン」と呼ばれるプラスチックのカプセルにペンキを入れて作ったカラーボールを投げ付け業務を妨害したとして、建造物損壊、器物損壊、威力業務妨害の罪に問われた、指定暴力団・旭琉會系「二代目功揚一家」組員(48)と、犯行を実行した被告(29)=住居不定=の判決公判が開かれ、功揚一家組員に対し共謀を裏付ける「事実の証明が不十分」として無罪(求刑・懲役3年)を、実行役の被告(29)に懲役2年、執行猶予4年(求刑・2年6月)を言い渡した。

那覇地方裁判所
無罪判決を受けた功揚一家組員は、2021年9月に飲食店店長に金銭を要求したとして恐喝未遂容疑で逮捕されたが、不起訴処分となり釈放された。
検察側はこれまで、この時の逮捕に不満を抱いた組員が犯行を指示したなどと主張し、組員を首謀者とした暴力団組員による組織的犯行として懲役3年を求刑、犯行を実行した被告らとの共謀の有無が争点となっていた。
佐藤裁判官は、組員が関与したとする証言の信用性に「共謀があったことを間違いないものとして認定するには合理的な疑いが残る」」などとし、検察側の証明は不十分と判示した。地検側は無罪判決を受け、「内容を精査し、適切に対応したい」と話した。