神戸山口組系「熊本組」組長宅に発砲 初公判で山口組系「杉本組」幹部が殺意を否認
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岡山地裁で13日、2021年5月に特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「三代目熊本組(解散)」の藤原健治組長の自宅に銃弾を撃ち込んだとして、殺人未遂などの罪に問われている、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目杉本組」幹部・河島秀之被告(60)の初公判が開かれ、河島被告は「やったことは事実だが、殺意はなく、あくまで脅し」などと起訴内容を一部否認した。

事件当時(2021年5月30日)

河島被告は2021年5月30日、岡山県倉敷市の熊本組組長の家の玄関に向かって、2丁の拳銃であわせて6発発砲し、殺人未遂の罪などに問われている。事件当時、家の中には藤原組長とその家族が在宅だったがケガはなく、事件の1か月後の6月に藤原組長は引退し、三代目熊本組は解散した。
冒頭陳述で検察は、「山口組と神戸山口組の抗争が続く中、対立する組長を殺害しようと考えた。地図のアプリで状況を確認したうえで現場を下見をすると、高いブロック塀に囲まれていた。そこで脚立を購入して敷地に侵入し''出てこい''などと怒鳴って拳銃を発射した」と指摘した。一方、弁護側は「被告は過去個人的なトラブルがあり、ケジメをつけるため脅そうと、威嚇のために発砲した」と主張した。
裁判では、殺意の有無が争点となっていて、判決は3月20日に言い渡される。
岡山地裁で13日、2021年5月に特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「三代目熊本組(解散)」の藤原健治組長の自宅に銃弾を撃ち込んだとして、殺人未遂などの罪に問われている、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目杉本組」幹部・河島秀之被告(60)の初公判が開かれ、河島被告は「やったことは事実だが、殺意はなく、あくまで脅し」などと起訴内容を一部否認した。

事件当時(2021年5月30日)

河島被告は2021年5月30日、岡山県倉敷市の熊本組組長の家の玄関に向かって、2丁の拳銃であわせて6発発砲し、殺人未遂の罪などに問われている。事件当時、家の中には藤原組長とその家族が在宅だったがケガはなく、事件の1か月後の6月に藤原組長は引退し、三代目熊本組は解散した。
冒頭陳述で検察は、「山口組と神戸山口組の抗争が続く中、対立する組長を殺害しようと考えた。地図のアプリで状況を確認したうえで現場を下見をすると、高いブロック塀に囲まれていた。そこで脚立を購入して敷地に侵入し''出てこい''などと怒鳴って拳銃を発射した」と指摘した。一方、弁護側は「被告は過去個人的なトラブルがあり、ケジメをつけるため脅そうと、威嚇のために発砲した」と主張した。
裁判では、殺意の有無が争点となっていて、判決は3月20日に言い渡される。
杉並区の路上で乱闘 住吉会系四軒寺一家幹部ら4人を逮捕
警視庁荻窪署は、東京都杉並区上荻の路上で乱闘を起こしたとして、指定暴力団・住吉会系四軒寺一家幹部で「柳川組」組長・柳川昭隆容疑者(59)と、同幹部・寒田久嗣容疑者(50)ら、四軒寺一家の幹部4人を傷害容疑で逮捕した。調べに対し、柳川容疑者は容疑を否認したうえで「喧嘩を止めるために仲裁に入った」と供述し、寒田容疑者も容疑を否認、ほかの2人は黙秘している。

柳川昭隆容疑者(59)
柳川容疑者らは2022年9月22日午後9時20分ごろ、杉並区上荻のJR荻窪駅前の路上で仲間と共謀し、寒田容疑者を羽交い締めにして、顔面や腰を複数回にわたって殴る蹴るなどして、顔に全治2週間のケガをさせた疑いがもたれている。その際、寒田容疑者も別の幹部の胸を複数回突くなどの暴行を加え、やり返したという。
酒を飲んだ後にケンカになったとみられ、現場では「てめぇ、この野郎」「てめぇ殺す」などの叫び声が聞こえていたという。目撃者からの110番通報や交番への届け出により、警察官が現場に急行し、事情を聴こうとしたところ、柳川容疑者らは「仲間内のケンカだから、放っておいてくれ」と拒否。警察官に対して「引っ込んでいろ」と怒鳴る場面もあったという。
その後、防犯カメラの映像解析や、目撃者などへの事情聴取を重ねて逮捕した。同署は、事件のいきさつや他にも乱闘に加わった人物がいるとみて捜査している。

柳川昭隆容疑者(59)
柳川容疑者らは2022年9月22日午後9時20分ごろ、杉並区上荻のJR荻窪駅前の路上で仲間と共謀し、寒田容疑者を羽交い締めにして、顔面や腰を複数回にわたって殴る蹴るなどして、顔に全治2週間のケガをさせた疑いがもたれている。その際、寒田容疑者も別の幹部の胸を複数回突くなどの暴行を加え、やり返したという。
酒を飲んだ後にケンカになったとみられ、現場では「てめぇ、この野郎」「てめぇ殺す」などの叫び声が聞こえていたという。目撃者からの110番通報や交番への届け出により、警察官が現場に急行し、事情を聴こうとしたところ、柳川容疑者らは「仲間内のケンカだから、放っておいてくれ」と拒否。警察官に対して「引っ込んでいろ」と怒鳴る場面もあったという。
その後、防犯カメラの映像解析や、目撃者などへの事情聴取を重ねて逮捕した。同署は、事件のいきさつや他にも乱闘に加わった人物がいるとみて捜査している。
「街宣車で事務所をつぶしてやる」 右翼団体幹部と暴力団関係者を逮捕
警視庁大井署は13日までに、2022年9月に東京都品川区の路上で、品川区長選に立候補予定だった男性に対し「街宣車で事務所をつぶしてやる」と脅すなどしたとして、右翼団体幹部・伊東秀樹容疑者(48)=東京都大田区=と、暴力団関係者の2人を暴力行為法違反の疑いで逮捕した。調べに対し、2人はいずれも容疑を否認している。

警視庁大井警察署
伊東容疑者らは、男性が車から自身の主張を訴えていたところ、近くを車で通りがかった伊東容疑者ら2人がクラクションを鳴らし、男性の胸ぐらをつかむなどした疑いがもたれている。

警視庁大井警察署
伊東容疑者らは、男性が車から自身の主張を訴えていたところ、近くを車で通りがかった伊東容疑者ら2人がクラクションを鳴らし、男性の胸ぐらをつかむなどした疑いがもたれている。