覚醒剤を固めたボタンをジャンパーに縫い付け密輸 山口組傘下幹部を逮捕・起訴
大阪府警生野署は、ジャンパーのボタンに見せかけた覚醒剤約157グラムをイランから密輸したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部で、建設作業員・金利和被告(52)=韓国籍・大阪市中央区=を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの容疑で2022年12月9日に逮捕し、大阪地検が同月28日に起訴した。

押収された覚醒剤

覚醒剤を固めたボタン

金被告は昨年2月、覚醒剤を固めて黒い塗料でコーティングした1個約2グラムのボタンを作り、ジャンパー1着に11個を縫い付けた上、計8着を段ボール2箱に分けて詰め、イランから航空機で密輸した疑いがもたれている。覚醒剤のボタンは1個の直径が約2.2センチ、厚さ約4ミリ、重さ約2グラムで、計88個あわせて約157グラム(末端価格で約928万円相当)。
段ボール2箱に入ったジャンパーはイランから関西国際空港に届き、大阪税関検査員が不自然な大きさのボタンに違和感を持ち、覚醒剤であることが判明、府警に通報した。
段ボールは大阪市生野区に住む金被告の知人男性宛てで、昨年11月に男性を逮捕した。男性は嫌疑不十分で不起訴となったが、男性の供述などから金被告の関与が浮上し、12月9日に金被告を逮捕し、大阪地検が同月28日に覚醒剤取締法と関税法違反の罪で起訴した。
金被告は「覚醒剤が送られてきたことは、わからなかった」と容疑を否認しているが、府警は組織的な犯行とみて調べを進めている。

押収された覚醒剤

覚醒剤を固めたボタン

金被告は昨年2月、覚醒剤を固めて黒い塗料でコーティングした1個約2グラムのボタンを作り、ジャンパー1着に11個を縫い付けた上、計8着を段ボール2箱に分けて詰め、イランから航空機で密輸した疑いがもたれている。覚醒剤のボタンは1個の直径が約2.2センチ、厚さ約4ミリ、重さ約2グラムで、計88個あわせて約157グラム(末端価格で約928万円相当)。
段ボール2箱に入ったジャンパーはイランから関西国際空港に届き、大阪税関検査員が不自然な大きさのボタンに違和感を持ち、覚醒剤であることが判明、府警に通報した。
段ボールは大阪市生野区に住む金被告の知人男性宛てで、昨年11月に男性を逮捕した。男性は嫌疑不十分で不起訴となったが、男性の供述などから金被告の関与が浮上し、12月9日に金被告を逮捕し、大阪地検が同月28日に覚醒剤取締法と関税法違反の罪で起訴した。
金被告は「覚醒剤が送られてきたことは、わからなかった」と容疑を否認しているが、府警は組織的な犯行とみて調べを進めている。
「お酌」断られバー店内で消火器を噴射 稲川会傘下幹部を逮捕
警視庁世田谷署は6日までに、2022年8月に東京都世田谷区のバーで接客をめぐるトラブルから、店内に消火器を噴射して営業を妨害したとして、指定暴力団・稲川会傘下幹部・天野信也容疑者(46)=東京都世田谷区=を威力業務妨害の疑いで逮捕した。天野容疑者は「全く身に覚えがありません」と容疑を否認している。

天野信也容疑者(46)
天野容疑者は2022年8月6日午前1時半ごろ、組員ら3人と共謀して世田谷区にある三軒茶駅近くのバー店内で、店の入り口にあった消火器を噴射して営業を妨害した疑いがもたれている。
天野容疑者らは、バーの女性店員に酌をするよう求めたが断られ、バーの男性経営者(70代)に退店を求められたことに腹を立てたとみられている。
このバーは風営法上の「接待」の許可を取っていないため、女性店員が酌をする行為は認められていなかった。事件後に、店関係者が近くの交番に相談して、事件が発覚した。

天野信也容疑者(46)
天野容疑者は2022年8月6日午前1時半ごろ、組員ら3人と共謀して世田谷区にある三軒茶駅近くのバー店内で、店の入り口にあった消火器を噴射して営業を妨害した疑いがもたれている。
天野容疑者らは、バーの女性店員に酌をするよう求めたが断られ、バーの男性経営者(70代)に退店を求められたことに腹を立てたとみられている。
このバーは風営法上の「接待」の許可を取っていないため、女性店員が酌をする行為は認められていなかった。事件後に、店関係者が近くの交番に相談して、事件が発覚した。
飼い犬のシェパードが人を噛む 飼い主の住吉会系組員に罰金40万円の略式命令
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さいたま区検察庁は、2022年7月に埼玉県上尾市で飼い犬のシェパードが逃げ、通行人がかまれてケガを負った事件で、12月28日に飼い主の指定暴力団・住吉会系組員・松倉信弘被告(68)=埼玉県上尾市=を過失傷害罪などでさいたま簡易裁判所に略式起訴した。簡易裁判所は松倉被告に罰金40万円の略式命令を出した。

飼い犬のシェパード

松倉被告は、自宅敷地内で飼っていた当時3歳のオスのジャーマン・シェパード(体長約115センチ)をつなぐ金具が劣化していたのに適切な管理を怠り、7月30日に誤って逃がし、近くの路上を散歩していた40代男性の足の甲に噛みつき、全治1週間のケガを負わせたとしている。この犬は2021年1月から2022年の4月までに同様の事件を4回起こしていて、警察や保健所が繰り返し指導をしていた。
さいたま区検察庁は、2022年7月に埼玉県上尾市で飼い犬のシェパードが逃げ、通行人がかまれてケガを負った事件で、12月28日に飼い主の指定暴力団・住吉会系組員・松倉信弘被告(68)=埼玉県上尾市=を過失傷害罪などでさいたま簡易裁判所に略式起訴した。簡易裁判所は松倉被告に罰金40万円の略式命令を出した。

飼い犬のシェパード

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