フィリピン逃亡の元幹部殺害 元極東会幹部に求刑通り懲役20年の判決
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横浜地裁(丹羽敏彦裁判長)で23日、2001年11月に相模原市で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、その後フィリピンに逃亡していた、犯行当時・指定暴力団・極東会傘下組織の組長代行・遠山勇二被告(59)の裁判員裁判が開かれ、遠山被告に懲役20年の判決を言い渡した。

遠山勇二被告(逮捕当時)
判決で丹羽裁判長は、「違法な手段で物事を解決しようとする暴力団特有の凶悪事犯」と指摘。そのうえで、「事態を発展させるきっかけとなるような指示を首謀者の意をくみながら自らの判断で下したので、その責任は同等といえる」として、検察側の求刑通り、懲役20年の判決を言い渡した。
遠山被告は2001年11月22日午前0時半ごろ、ほかの極東会傘下組員らと共謀して、現在の相模原市緑区の路上で極東会系の元幹部で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明に山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。およそ20年にわたってフィリピンに滞在し、神奈川県警が国際手配を行い行方を追っていたところ、2021年7月に「日本に早く帰りたい」などとフィリピン当局に出頭。2021年12月2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
横浜地裁(丹羽敏彦裁判長)で23日、2001年11月に相模原市で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、その後フィリピンに逃亡していた、犯行当時・指定暴力団・極東会傘下組織の組長代行・遠山勇二被告(59)の裁判員裁判が開かれ、遠山被告に懲役20年の判決を言い渡した。

遠山勇二被告(逮捕当時)
判決で丹羽裁判長は、「違法な手段で物事を解決しようとする暴力団特有の凶悪事犯」と指摘。そのうえで、「事態を発展させるきっかけとなるような指示を首謀者の意をくみながら自らの判断で下したので、その責任は同等といえる」として、検察側の求刑通り、懲役20年の判決を言い渡した。
遠山被告は2001年11月22日午前0時半ごろ、ほかの極東会傘下組員らと共謀して、現在の相模原市緑区の路上で極東会系の元幹部で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明に山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。およそ20年にわたってフィリピンに滞在し、神奈川県警が国際手配を行い行方を追っていたところ、2021年7月に「日本に早く帰りたい」などとフィリピン当局に出頭。2021年12月2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
神戸山口組の元若頭・「俠友会」会長が兵庫県警に解散届
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特定抗争指定暴力団・神戸山口組の若頭だったが、その後神戸山口組を脱退していた「俠友会」の寺岡修会長が、兵庫県警南あわじ署に21日、解散届を提出した。俠友会は、2015年8月に特定抗争指定暴力団・六代目山口組が分裂し、神戸山口組を発足させた直系団体の一つ。

旧・侠友会本部事務所
寺岡会長は神戸山口組の若頭を担っていたが、運営方針をめぐり神戸山口組の井上邦雄組長と抗争終結を促す寺岡会長が対立。今年8月22日に神戸山口組を離脱して独立組織となったが、今年に入って主要幹部の離脱が相次いでいた。俠友会の本部事務所は、かつて神戸山口組の本拠地としても使われたが、今年1月に淡路市が土地と建物を購入していて、兵庫県公安委員会は淡路市を「警戒区域」から除外していた。
今月20日には、寺岡会長が稲川会の内堀和也会長の立会いの下、山口組へ正式に謝罪したとも伝えられていた。
県警は届け出の有無を明らかにしていないが、俠友会が今後、暴力団活動を行わないかどうかを慎重に見極めるとみられる。
特定抗争指定暴力団・神戸山口組の若頭だったが、その後神戸山口組を脱退していた「俠友会」の寺岡修会長が、兵庫県警南あわじ署に21日、解散届を提出した。俠友会は、2015年8月に特定抗争指定暴力団・六代目山口組が分裂し、神戸山口組を発足させた直系団体の一つ。

旧・侠友会本部事務所
寺岡会長は神戸山口組の若頭を担っていたが、運営方針をめぐり神戸山口組の井上邦雄組長と抗争終結を促す寺岡会長が対立。今年8月22日に神戸山口組を離脱して独立組織となったが、今年に入って主要幹部の離脱が相次いでいた。俠友会の本部事務所は、かつて神戸山口組の本拠地としても使われたが、今年1月に淡路市が土地と建物を購入していて、兵庫県公安委員会は淡路市を「警戒区域」から除外していた。
今月20日には、寺岡会長が稲川会の内堀和也会長の立会いの下、山口組へ正式に謝罪したとも伝えられていた。
県警は届け出の有無を明らかにしていないが、俠友会が今後、暴力団活動を行わないかどうかを慎重に見極めるとみられる。