フランスから覚醒剤3キロ密輸 暴力団幹部ら3人を不起訴処分
>>関連記事
東京地検は、フランスから成田空港に覚醒剤約3キロを密輸したとして逮捕されていた暴力団幹部ら3人について、7日付けで不起訴処分とした。東京地検は不起訴の理由を明らかにしていない。

押収された覚醒剤など

3人は今年6~7月、フランスからアメリカを経由して成田空港に国際郵便で覚醒剤約3キロ(末端価格およそ1億7700万円)を密輸したとして8月に警視庁に逮捕されていた。
東京地検は、フランスから成田空港に覚醒剤約3キロを密輸したとして逮捕されていた暴力団幹部ら3人について、7日付けで不起訴処分とした。東京地検は不起訴の理由を明らかにしていない。

押収された覚醒剤など

3人は今年6~7月、フランスからアメリカを経由して成田空港に国際郵便で覚醒剤約3キロ(末端価格およそ1億7700万円)を密輸したとして8月に警視庁に逮捕されていた。
リサイクルショップ強盗 稲川会系「埋地一家」組員ら3人を再逮捕
>>関連記事
山梨県警は、2021年9月に山梨県笛吹市の営業中のリサイクルショップに押し入り、高級ブランドバッグなど およそ1040万円相当を奪ったなどとして逮捕・起訴されている、指定暴力団・稲川会系「三代目埋地一家」組員・林弘美容疑者(60)=横浜市瀬谷区三ツ境=ら3人を、店の出入り口の窓を破壊したなどとして建造物損壊などの疑いで再逮捕した。

事件当時のリサイクルショップ
林容疑者ら3人は2021年9月25日、笛吹市石和町のリサイクルショップに侵入するため出入口の窓を割って破壊したほか、神奈川県内の駐車場から乗用車1台を盗んだ疑いがもたれている。
林容疑者らが犯行後、このリサイクルショップから逃走する際、盗んだとみられる車で国道をUターンして走り去る様子が防犯カメラに映っていた。
県警は当初、盗みに入ろうとしたものの目的を遂げることができず、強盗に踏み切ったとみて詳しく調べている。
山梨県警は、2021年9月に山梨県笛吹市の営業中のリサイクルショップに押し入り、高級ブランドバッグなど およそ1040万円相当を奪ったなどとして逮捕・起訴されている、指定暴力団・稲川会系「三代目埋地一家」組員・林弘美容疑者(60)=横浜市瀬谷区三ツ境=ら3人を、店の出入り口の窓を破壊したなどとして建造物損壊などの疑いで再逮捕した。

事件当時のリサイクルショップ
林容疑者ら3人は2021年9月25日、笛吹市石和町のリサイクルショップに侵入するため出入口の窓を割って破壊したほか、神奈川県内の駐車場から乗用車1台を盗んだ疑いがもたれている。
林容疑者らが犯行後、このリサイクルショップから逃走する際、盗んだとみられる車で国道をUターンして走り去る様子が防犯カメラに映っていた。
県警は当初、盗みに入ろうとしたものの目的を遂げることができず、強盗に踏み切ったとみて詳しく調べている。
身分隠して宿泊施設を利用 山口組系「一会」幹部6人を逮捕
石川県警は、今年1月に暴力団の組員である身分を隠して石川県金沢市内の宿泊施設に宿泊したとして、いずれも特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目一会」若頭補佐で、それぞれ一会傘下の組幹部・藤岡明容疑者(51)=石川県加賀市若葉台=、高島力容疑者(55)=富山県富山市=、新井成義こと朴成義容疑者(54)=福井県福井市=、白川琢也容疑者(43)=茨城県水戸市=、蛭田雅和容疑者(49)=大阪府大阪市=、間片宏昭容疑者(54)=富山県高岡市=の6人を詐欺の疑いで逮捕した。

石川県警察本部
6人は今年1月、宿泊約款などで暴力団員の宿泊を拒否している金沢市内の宿泊施設に暴力団の組員であることを隠して、宿泊した疑いが持たれていて、宿泊施設を事前に予約した上で、チェックインの受付では自分の名前を申告していた。
県警は6人の認否について、捜査に支障が出るとして明らかにしていないが、宿泊した目的や余罪についてもさらに調べを進めている。

石川県警察本部
6人は今年1月、宿泊約款などで暴力団員の宿泊を拒否している金沢市内の宿泊施設に暴力団の組員であることを隠して、宿泊した疑いが持たれていて、宿泊施設を事前に予約した上で、チェックインの受付では自分の名前を申告していた。
県警は6人の認否について、捜査に支障が出るとして明らかにしていないが、宿泊した目的や余罪についてもさらに調べを進めている。
元組員の就労支援など元暴力団組長の牧師 覚醒剤使用で逮捕
兵庫県警薬物銃器対策課と加東署は8日、今年11月29日~12月8日の間に覚醒剤を使用したとして、牧師・森康彦容疑者(64)=兵庫県神戸市灘区記田町5丁目=を覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕した。調べに対し、森容疑者は「全く思い当たりません」と容疑を否認している。

神戸弟子教会

担任牧師・森康彦容疑者

森容疑者は元暴力団組長から「神戸弟子教会」の担任牧師に転身した異色の経歴で知られていて、兵庫県内で少年少女の更生を支援するNPO法人「ホザナ・ハウス」を設立し代表理事を務めていて、非行歴のある少年少女の立ち直り支援や元暴力団組員の就労支援などに取り組んでいた。
兵庫県警加東署が、森容疑者が薬物を使用しているとの情報を入手して捜査を始め、8日午後1時ごろ、神戸市北区で停車中の乗用車に乗っている森容疑者を捜査員が見つけ、神戸北署に任意同行を求めて採尿したところ、陽性反応が出たという。

神戸弟子教会

担任牧師・森康彦容疑者

森容疑者は元暴力団組長から「神戸弟子教会」の担任牧師に転身した異色の経歴で知られていて、兵庫県内で少年少女の更生を支援するNPO法人「ホザナ・ハウス」を設立し代表理事を務めていて、非行歴のある少年少女の立ち直り支援や元暴力団組員の就労支援などに取り組んでいた。
兵庫県警加東署が、森容疑者が薬物を使用しているとの情報を入手して捜査を始め、8日午後1時ごろ、神戸市北区で停車中の乗用車に乗っている森容疑者を捜査員が見つけ、神戸北署に任意同行を求めて採尿したところ、陽性反応が出たという。
建設業許可の虚偽申請書 共政会傘下組員ら2人を不起訴処分
>>関連記事
広島地検は、暴排約款のある建設業許可の申請書にウソの内容を記載して許可を受けたとして建設業法違反の疑いで逮捕されていた、指定暴力団・六代目共政会傘下組員と男性会社役員の2人を8日付けで不起訴処分とした。地検は不起訴の理由について、「事実を認定するに足りる十分な証拠がないため」としている。

広島地方検察庁
この事件は、2020年に男性会社役員が代表取締役を務める会社が、暴力団と関係がないという虚偽の建設業許可の申請書を広島県に提出し、広島県知事から「とび・土工工事業」に関する一般建設業許可を受けたとして、今年10月26日に建設業法違反の疑いで逮捕されたもの。逮捕当時、広島県警は「捜査に支障がある」として、2人の認否を明らかにしていなかった。
広島地検は、暴排約款のある建設業許可の申請書にウソの内容を記載して許可を受けたとして建設業法違反の疑いで逮捕されていた、指定暴力団・六代目共政会傘下組員と男性会社役員の2人を8日付けで不起訴処分とした。地検は不起訴の理由について、「事実を認定するに足りる十分な証拠がないため」としている。

広島地方検察庁
この事件は、2020年に男性会社役員が代表取締役を務める会社が、暴力団と関係がないという虚偽の建設業許可の申請書を広島県に提出し、広島県知事から「とび・土工工事業」に関する一般建設業許可を受けたとして、今年10月26日に建設業法違反の疑いで逮捕されたもの。逮捕当時、広島県警は「捜査に支障がある」として、2人の認否を明らかにしていなかった。
「宅見組」組長宅に車特攻 弘道会傘下組員に一部無罪で懲役1年の実刑判決
>>関連記事
大阪地裁は8日、今年5月に当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組傘下だった「二代目宅見組」の入江禎組長宅に車を突っ込ませ、門扉を損壊したなどとして、住居侵入、建造物損壊、脅迫の3つの罪に問われていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組・三代目弘道会系十代目稲葉地一家傘下「八代目伊藤忠」組員・菅野義秀被告(27)=名古屋市中村区=に対し、一部を無罪とし、住居侵入罪で懲役1年の実刑判決を言い渡した。

菅野義秀被告(逮捕当時)
大阪地裁は、建造物損壊罪について「本件の門扉には建物との一体性がなく『建造物』には該当しない」と指摘し、脅迫罪についても「罪の成立には、漠然とした不安感を抱かせるだけでは足りず、検察官の主張もその域を出ていない」として、住居侵入罪の成立のみ認めた。

組長宅に突入した車両

その上で「自動車を後退させて敷地に侵入した犯行態様は危険で悪質」と述べ、菅野被告が犯行時に執行猶予期間だったことなどから、懲役1年の実刑判決を言い渡した。
大阪地裁は8日、今年5月に当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組傘下だった「二代目宅見組」の入江禎組長宅に車を突っ込ませ、門扉を損壊したなどとして、住居侵入、建造物損壊、脅迫の3つの罪に問われていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組・三代目弘道会系十代目稲葉地一家傘下「八代目伊藤忠」組員・菅野義秀被告(27)=名古屋市中村区=に対し、一部を無罪とし、住居侵入罪で懲役1年の実刑判決を言い渡した。

菅野義秀被告(逮捕当時)
大阪地裁は、建造物損壊罪について「本件の門扉には建物との一体性がなく『建造物』には該当しない」と指摘し、脅迫罪についても「罪の成立には、漠然とした不安感を抱かせるだけでは足りず、検察官の主張もその域を出ていない」として、住居侵入罪の成立のみ認めた。

組長宅に突入した車両

その上で「自動車を後退させて敷地に侵入した犯行態様は危険で悪質」と述べ、菅野被告が犯行時に執行猶予期間だったことなどから、懲役1年の実刑判決を言い渡した。
元・神戸山口組系事務所に銃弾5発 弘道会系「野内組」組員に懲役8年の判決
>>関連記事
岡山地裁で8日、2020年12月に岡山県倉敷市の当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組系組事務所で起きた発砲事件で、銃刀法違反や建造物損壊などの罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「野内組」組員・近藤輝雄被告の裁判が開かれ、岡山地検は懲役8年(求刑・懲役10年)の判決を言い渡した。

岡山地方裁判所
近藤被告は2020年12月3日、当時・神戸山口組系三代目熊本組(解散)傘下だった「三代目藤健興業」の事務所に銃弾5発を発砲し、事務所の天井などを壊したとされている。
岡山地裁の宇田美穂裁判長は判決で「近隣住民に多大な不安や恐怖心を与えた危険で悪質な犯行」と指摘。「計画的な反社会的犯行で強く非難されなければならない」としつつ、拳銃を提出して自首をしていることなどを考慮し、懲役10年の求刑に対して懲役8年の判決を言い渡した。
岡山地裁で8日、2020年12月に岡山県倉敷市の当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組系組事務所で起きた発砲事件で、銃刀法違反や建造物損壊などの罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「野内組」組員・近藤輝雄被告の裁判が開かれ、岡山地検は懲役8年(求刑・懲役10年)の判決を言い渡した。

岡山地方裁判所
近藤被告は2020年12月3日、当時・神戸山口組系三代目熊本組(解散)傘下だった「三代目藤健興業」の事務所に銃弾5発を発砲し、事務所の天井などを壊したとされている。
岡山地裁の宇田美穂裁判長は判決で「近隣住民に多大な不安や恐怖心を与えた危険で悪質な犯行」と指摘。「計画的な反社会的犯行で強く非難されなければならない」としつつ、拳銃を提出して自首をしていることなどを考慮し、懲役10年の求刑に対して懲役8年の判決を言い渡した。
工藤会の「特定危険指定暴力団」 10回目の指定延長
福岡県公安委員会は8日、全国で唯一の「特定危険指定暴力団」に指定されている工藤會について、暴力団対策法に基づく指定の延長を決定した。期間は27日から1年間。2012年の初指定以降、延長は10回目となる。

福岡県公安委員会
工藤會は総裁・野村悟被告の死刑判決や、会長・田上不美夫被告の無期懲役判決、組員の減少などで弱体化が進む一方、未だ暴力的な要求行為が続くなどしていて、指定延長の必要があると判断された。
「特定危険指定暴力団」は、市民や企業を危険にさらす暴力団を取り締まる新制度として、2012年の改正暴力団対策法で施行され、指定が始まった。
「特定危険指定暴力団」に指定されると、北九州市や福岡市などの「警戒区域」内で、組員によるみかじめ料の要求など27の暴力的要求行為に対し、中止命令を経ずに逮捕でき、不当要求を目的とした面会を求めたり、電話やメール、住居や会社周辺をうろついたりすることも禁止でき、事務所の使用を制限することもできる。

福岡県公安委員会
工藤會は総裁・野村悟被告の死刑判決や、会長・田上不美夫被告の無期懲役判決、組員の減少などで弱体化が進む一方、未だ暴力的な要求行為が続くなどしていて、指定延長の必要があると判断された。
「特定危険指定暴力団」は、市民や企業を危険にさらす暴力団を取り締まる新制度として、2012年の改正暴力団対策法で施行され、指定が始まった。
「特定危険指定暴力団」に指定されると、北九州市や福岡市などの「警戒区域」内で、組員によるみかじめ料の要求など27の暴力的要求行為に対し、中止命令を経ずに逮捕でき、不当要求を目的とした面会を求めたり、電話やメール、住居や会社周辺をうろついたりすることも禁止でき、事務所の使用を制限することもできる。
白昼の池袋路上で男性に殴る蹴るの暴行 男3人を逮捕
警視庁暴力団対策課は、今年11月に東京都豊島区の路上で、キャバクラ店の男性従業員に暴行を加えてケガをさせたとして、赤羽周辺の店の女性従業員やスカウトなどの「まとめ役」・沢本健太容疑者(30)=埼玉県川口市=と、井口叶貴容疑者(28)=東京都北区=ら男3人を傷害容疑で逮捕した。調べに対して3人は容疑を認めている。

事件があった現場周辺

「全身入れ墨の男たちが暴行を加えている」と警察に110番通報があり、警察官が駆け付けたところ、すでに沢本容疑者らは立ち去っていた。その後の捜査で防犯カメラの映像解析などから、沢本容疑者らを特定し逮捕した。
沢本容疑者ら3人は、11月3日午後3時ごろ、豊島区西池袋の路上でキャバクラ店の男性従業員(当時29)に対し、殴る蹴るの暴行を加えて全治3週間のケガを負わせた疑いがもたれている。
事件があった現場は池袋駅そばの人通りが多い場所で、3人が車で通りかかった際に沢本容疑者と顔見知りの被害者男性を見かけ、犯行に及んだとみられている。井口容疑者と男性はキャバクラ店の同僚で、警視庁は金銭をめぐるトラブルが原因とみて捜査している。

事件があった現場周辺

「全身入れ墨の男たちが暴行を加えている」と警察に110番通報があり、警察官が駆け付けたところ、すでに沢本容疑者らは立ち去っていた。その後の捜査で防犯カメラの映像解析などから、沢本容疑者らを特定し逮捕した。
沢本容疑者ら3人は、11月3日午後3時ごろ、豊島区西池袋の路上でキャバクラ店の男性従業員(当時29)に対し、殴る蹴るの暴行を加えて全治3週間のケガを負わせた疑いがもたれている。
事件があった現場は池袋駅そばの人通りが多い場所で、3人が車で通りかかった際に沢本容疑者と顔見知りの被害者男性を見かけ、犯行に及んだとみられている。井口容疑者と男性はキャバクラ店の同僚で、警視庁は金銭をめぐるトラブルが原因とみて捜査している。