新型コロナ「持続化給付金」詐取 住吉会傘下組員ら4人を逮捕
警視庁暴力団対策課は、国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・深田貴弘容疑者(50)ら4人を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、深田容疑者は容疑を認めている。

警視庁本部
深田容疑者ら4人は共謀し、2020年8月にコロナ禍で収入が減った個人事業主だと偽り、持続化給付金88万7950円をだまし取った疑いがもたれている。深田容疑者の依頼で他の3人が申請手続きなどを担ったとみられている。
同課は、振り込まれた給付金の一部を深田容疑者が引き出していて、詐取した給付金が暴力団に流れた可能性があるとみて調べている。

警視庁本部
深田容疑者ら4人は共謀し、2020年8月にコロナ禍で収入が減った個人事業主だと偽り、持続化給付金88万7950円をだまし取った疑いがもたれている。深田容疑者の依頼で他の3人が申請手続きなどを担ったとみられている。
同課は、振り込まれた給付金の一部を深田容疑者が引き出していて、詐取した給付金が暴力団に流れた可能性があるとみて調べている。
新型コロナ対策の貸付制度で155万円詐取 小桜一家傘下組員を逮捕
鹿児島県警組織犯罪対策課などは1日、新型コロナウイルス対策の貸付制度を悪用し、県社会福祉協議会から現金計155万円をだましとったとして、指定暴力団・四代目小桜一家傘下組員・久木田次郎容疑者(59)=鹿児島市荒田1丁目=を詐欺の疑いで逮捕した。

鹿児島県警察本部
久木田容疑者は2020年5月から2021年9月にかけ、暴力団員の身分を偽って新型コロナウイルスの影響で収入が減った人が生活資金を借りられる特例貸付制度の利用を申請し、県社会福祉協議会から現金計155万円をだまし取った疑いがもたれている。この制度で暴力団員は対象外となっていて、この制度を巡る検挙は鹿児島県内で初めて。
久木田容疑者は容疑を認めていて「金に困っていた」と話している。

鹿児島県警察本部
久木田容疑者は2020年5月から2021年9月にかけ、暴力団員の身分を偽って新型コロナウイルスの影響で収入が減った人が生活資金を借りられる特例貸付制度の利用を申請し、県社会福祉協議会から現金計155万円をだまし取った疑いがもたれている。この制度で暴力団員は対象外となっていて、この制度を巡る検挙は鹿児島県内で初めて。
久木田容疑者は容疑を認めていて「金に困っていた」と話している。
宅見組系事務所に車両特攻 一道会系組員に懲役1年6カ月の実刑判決
>>関連記事
佐賀地方裁判所(岡崎忠之裁判長)で1日、対立している暴力団事務所に車で突っ込むなどして、建造物損壊などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系一道会傘下「二代目定松組」組員・清原昇悟被告(36)=住所不定=の判決公判が開かれ、清原被告に対し懲役1年6カ月(求刑・懲役2年)の実刑判決を言い渡した。

事件当時の現場周辺

清原被告は今年6月6日午前3時ごろ、佐賀市本庄町にある当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組傘下だった二代目宅見組系「三代目石川一家」の本部事務所に乗用車で突っ込み、シャッターなどを壊したとして、建造物損壊と建造物侵入の罪で逮捕・起訴されていた。犯行後に清原被告は現場から逃走し、事直後に佐賀県警佐賀北署に「暴力団事務所に車で突っ込んだ」と出頭した。
判決公判で岡崎裁判長は、「所属する暴力団組織と、抗争関係にある暴力団組織の事務所を襲撃することで、組織内での自らの評価を上げられるなど、暴力団員特有の発想に基づく犯行の動機に酌むべき点は全くない」などと指摘した。一方で、「捜査機関に出頭しており自首が成立する」などとして、検察側の懲役2年の求刑に対し、懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡した。
佐賀地方裁判所(岡崎忠之裁判長)で1日、対立している暴力団事務所に車で突っ込むなどして、建造物損壊などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系一道会傘下「二代目定松組」組員・清原昇悟被告(36)=住所不定=の判決公判が開かれ、清原被告に対し懲役1年6カ月(求刑・懲役2年)の実刑判決を言い渡した。

事件当時の現場周辺

清原被告は今年6月6日午前3時ごろ、佐賀市本庄町にある当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組傘下だった二代目宅見組系「三代目石川一家」の本部事務所に乗用車で突っ込み、シャッターなどを壊したとして、建造物損壊と建造物侵入の罪で逮捕・起訴されていた。犯行後に清原被告は現場から逃走し、事直後に佐賀県警佐賀北署に「暴力団事務所に車で突っ込んだ」と出頭した。
判決公判で岡崎裁判長は、「所属する暴力団組織と、抗争関係にある暴力団組織の事務所を襲撃することで、組織内での自らの評価を上げられるなど、暴力団員特有の発想に基づく犯行の動機に酌むべき点は全くない」などと指摘した。一方で、「捜査機関に出頭しており自首が成立する」などとして、検察側の懲役2年の求刑に対し、懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡した。
男性会社員に「舎弟になれ」 神戸山口組系古川組組長を再逮捕
兵庫県警尼崎北署は1日、居酒屋で出会った男性会社員を暴力団に加入させ運転手を務めさせたとして、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系四代目古川組組長・親泊吉広容疑者(63)=兵庫県尼崎市、電磁的公正証書原本不実記録・同供用で起訴済=を強要の疑いで再逮捕した。

兵庫県警尼崎北警察署
親泊容疑者は今年7月21日午後8時ごろ、尼崎市内の居酒屋に客として来ていた男性会社員(48)に、肩書や代紋の入った名刺を渡して自身が暴力団員であることを告げ、「舎弟になれ」と要求。8月13日には別の飲食店で「盃事」と呼ばれる杯を交わし、暴力団に加入させて自身の運転手を務めさせた疑いがもたれている。親泊容疑者は「強要したわけではない」と話している。
9月下旬に男性会社員が「暴力団に無理矢理、加入させられた。離脱したい」と同署に相談して被害届を提出した。
親泊容疑者は暴力団員であることを隠してアパートの賃貸契約をしたとして今年9月22日に詐欺容疑で逮捕され(関連記事)、10月12日には実際には転居していない尼崎市内の一戸建て住宅に転居したとする住民異動届を市役所に提出した疑いで、尼崎南署に逮捕されていた(関連記事)。

兵庫県警尼崎北警察署
親泊容疑者は今年7月21日午後8時ごろ、尼崎市内の居酒屋に客として来ていた男性会社員(48)に、肩書や代紋の入った名刺を渡して自身が暴力団員であることを告げ、「舎弟になれ」と要求。8月13日には別の飲食店で「盃事」と呼ばれる杯を交わし、暴力団に加入させて自身の運転手を務めさせた疑いがもたれている。親泊容疑者は「強要したわけではない」と話している。
9月下旬に男性会社員が「暴力団に無理矢理、加入させられた。離脱したい」と同署に相談して被害届を提出した。
親泊容疑者は暴力団員であることを隠してアパートの賃貸契約をしたとして今年9月22日に詐欺容疑で逮捕され(関連記事)、10月12日には実際には転居していない尼崎市内の一戸建て住宅に転居したとする住民異動届を市役所に提出した疑いで、尼崎南署に逮捕されていた(関連記事)。
次々と不起訴処分 露天商から「みかじめ料」など 山口組傘下組長ら不起訴
名古屋地検は、露天商からいわゆる「みかじめ料」を脅し取ろうとしたなどとして逮捕された特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組長(65)と、その弟(63)ら6人について不起訴処分とした。

名古屋地方検察庁
6人は2021年4月、男性(当時80)に対して、「1万でも2万でもいいから払え」と現金を脅し取ろうとしたとして、9月に恐喝未遂などの疑いで逮捕されていた(関連記事)。
組長はこの他にも、男性2人とともに、実際は自分専用で使う防弾仕様の車について、虚偽の記載をした書類で申請して車検を通した疑いで逮捕されていたが、不起訴処分となった(関連記事)。
また、組長ら3人は、露天商組合の男性役員に対する恐喝などの疑いで逮捕されていたが、不起訴処分となった(関連記事)。
名古屋地検は、いずれも不起訴処分の理由を明らかにしていない。

名古屋地方検察庁
6人は2021年4月、男性(当時80)に対して、「1万でも2万でもいいから払え」と現金を脅し取ろうとしたとして、9月に恐喝未遂などの疑いで逮捕されていた(関連記事)。
組長はこの他にも、男性2人とともに、実際は自分専用で使う防弾仕様の車について、虚偽の記載をした書類で申請して車検を通した疑いで逮捕されていたが、不起訴処分となった(関連記事)。
また、組長ら3人は、露天商組合の男性役員に対する恐喝などの疑いで逮捕されていたが、不起訴処分となった(関連記事)。
名古屋地検は、いずれも不起訴処分の理由を明らかにしていない。
サロマ湖湖畔に車乗り入れ 山口組系大原組傘下「鈴雅組」を家宅捜索
>>関連記事
北海道警は1日、ナマコを密漁目的でオホーツクの湧別町のサロマ湖の湖畔に無許可で車で乗り入れたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目大原組傘下「二代目鈴雅組」幹部・高田大輔容疑者(42)ら9人を逮捕・送検し、関係先として二代目鈴雅組の事務所を捜索した。

二代目鈴雅組を家宅捜索

組員ら男9人は今年10月20日、車での進入が規制されている湧別町のサロマ湖畔に車で乗り入れたとして、自然公園法違反などの現行犯で逮捕・送検されている。
逮捕された際、一部の男はウエットスーツ姿で、「ナマコを密漁するためだった」と供述していて、道警は、暴力団の資金源となっている可能性も視野に鈴雅組の組事務所を家宅捜索し、組織的関与について捜査している。
北海道警は1日、ナマコを密漁目的でオホーツクの湧別町のサロマ湖の湖畔に無許可で車で乗り入れたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目大原組傘下「二代目鈴雅組」幹部・高田大輔容疑者(42)ら9人を逮捕・送検し、関係先として二代目鈴雅組の事務所を捜索した。

二代目鈴雅組を家宅捜索

組員ら男9人は今年10月20日、車での進入が規制されている湧別町のサロマ湖畔に車で乗り入れたとして、自然公園法違反などの現行犯で逮捕・送検されている。
逮捕された際、一部の男はウエットスーツ姿で、「ナマコを密漁するためだった」と供述していて、道警は、暴力団の資金源となっている可能性も視野に鈴雅組の組事務所を家宅捜索し、組織的関与について捜査している。
他人の金銭トラブルに介入 山口組系心腹会傘下「佐藤会」会長ら5人を逮捕
愛知県警は、金銭トラブルを抱えた男性から現金を脅し取るなどしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目心腹会傘下「二代目佐藤会」会長・金澤昇容疑者(51)を恐喝などの容疑で逮捕し、佐藤会の前会長・佐藤正人容疑者(73)ら組員4人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。警察は5人の認否を明らかにしていない。

佐藤正人容疑者(73)
金澤容疑者は2018年8月から2019年5月にかけて、三重県四日市市の飲食店で別の人物と金銭トラブルになっていた男性に対して「600万どうなっとるんや」などと言い、現金あわせて40万円を脅し取った恐喝の疑いが持たれている。
佐藤容疑者ら4人は同じ男性から現金を脅し取ろうとした恐喝未遂の疑いが持たれている。

佐藤正人容疑者(73)
金澤容疑者は2018年8月から2019年5月にかけて、三重県四日市市の飲食店で別の人物と金銭トラブルになっていた男性に対して「600万どうなっとるんや」などと言い、現金あわせて40万円を脅し取った恐喝の疑いが持たれている。
佐藤容疑者ら4人は同じ男性から現金を脅し取ろうとした恐喝未遂の疑いが持たれている。