相次ぐ不起訴:証人威迫で逮捕の山口組傘下組員らも不起訴処分
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熊本地方検察庁は31日、被害届けを出していた女性に届けを取り下げるよう求めたとして、証人威迫の疑いで逮捕されていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員の3人について不起訴処分とした。熊本地検は不起訴処分の理由については明らかにしていない。
熊本地方検察庁
この事件は今年7月28日、熊本県甲佐町の飲食店で別の男5人が、いきなり複数の客に対して怒鳴るなどしたとして建造物侵入の疑いで逮捕される事件があり、この事件で警察に被害届けを出していた40代の女性経営者に対し、この3人が暴力団組員であることを告げた上で、被害届けを取り下げるよう求めた疑いで逮捕されていた。
また、客に対して怒鳴るなどしたとして建造物侵入の疑いで逮捕されていた男性5人も不起訴処分となっている。
熊本地方検察庁は31日、被害届けを出していた女性に届けを取り下げるよう求めたとして、証人威迫の疑いで逮捕されていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員の3人について不起訴処分とした。熊本地検は不起訴処分の理由については明らかにしていない。
熊本地方検察庁
この事件は今年7月28日、熊本県甲佐町の飲食店で別の男5人が、いきなり複数の客に対して怒鳴るなどしたとして建造物侵入の疑いで逮捕される事件があり、この事件で警察に被害届けを出していた40代の女性経営者に対し、この3人が暴力団組員であることを告げた上で、被害届けを取り下げるよう求めた疑いで逮捕されていた。
また、客に対して怒鳴るなどしたとして建造物侵入の疑いで逮捕されていた男性5人も不起訴処分となっている。
警戒区域内に組事務所新設 秋良連合会傘下「柳川興業」会長を逮捕
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大阪府警捜査4課は31日、暴力団対策法で暴力団事務所の使用を禁じている警戒区域内に、新たに組事務所を新設したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会幹部で、「柳川興業」会長・柳川誠二こと劉誠二容疑者(49)=大阪市生野区新今里=を暴力団対策法違反容疑で再逮捕した。組事務所の新設に同法を適用して立件するのは全国初となる。
組事務所が新設されたビル
劉容疑者は2020年1月に山口組が「特定抗争指定暴力団」に指定されて以降、警戒区域内にある大阪市生野区のビルの一室に組事務所を開設した疑いが持たれている。情報を受け、府警捜査員が組員らが出入りしていることを確認した。
劉容疑者は2020年12月に大阪市生野区新今里のカラオケ喫茶でクリスマスパーティーを開いていた外国籍の男性たちに「うるさい」などと注意し口論になり、翌日に同じ店に男性を呼び出して頭や腹を複数回殴るなどの暴行を加えたとして今年8月に逮捕され、9月に暴力行為処罰法違反罪で起訴されている。
大阪府警捜査4課は31日、暴力団対策法で暴力団事務所の使用を禁じている警戒区域内に、新たに組事務所を新設したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会幹部で、「柳川興業」会長・柳川誠二こと劉誠二容疑者(49)=大阪市生野区新今里=を暴力団対策法違反容疑で再逮捕した。組事務所の新設に同法を適用して立件するのは全国初となる。
組事務所が新設されたビル
劉容疑者は2020年1月に山口組が「特定抗争指定暴力団」に指定されて以降、警戒区域内にある大阪市生野区のビルの一室に組事務所を開設した疑いが持たれている。情報を受け、府警捜査員が組員らが出入りしていることを確認した。
劉容疑者は2020年12月に大阪市生野区新今里のカラオケ喫茶でクリスマスパーティーを開いていた外国籍の男性たちに「うるさい」などと注意し口論になり、翌日に同じ店に男性を呼び出して頭や腹を複数回殴るなどの暴行を加えたとして今年8月に逮捕され、9月に暴力行為処罰法違反罪で起訴されている。
弘道会の神戸事務所 暴追センターが使用差し止め仮処分申請
公益財団法人「暴力団追放兵庫県民センター」が31日、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会の兵庫県神戸市中央区にある事務所について、使用差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申請した。仮処分が認められると、組員の立ち入りなどが禁止される。
弘道会の神戸事務所
暴力団対策法に基づき、周辺住民からの委託を受けて起こす代理訴訟で、兵庫県内での申請は8件目。過去7件はいずれも仮処分が決定するなどして使用できなくなっている。
仮処分の対象は神戸市中央区熊内町の住宅街にある建物2棟と土地で、弘道会が神戸事務所として使用していた。
この事務所前では2019年8月21日に弘道会傘下「二代目藤島組」組員が、当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組の中核組織だった「五代目山健組」組長・中田浩司容疑者に銃撃され、重傷を負う事件(※)が発生した。
弘道会の神戸事務所
暴力団対策法に基づき、周辺住民からの委託を受けて起こす代理訴訟で、兵庫県内での申請は8件目。過去7件はいずれも仮処分が決定するなどして使用できなくなっている。
仮処分の対象は神戸市中央区熊内町の住宅街にある建物2棟と土地で、弘道会が神戸事務所として使用していた。
この事務所前では2019年8月21日に弘道会傘下「二代目藤島組」組員が、当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組の中核組織だった「五代目山健組」組長・中田浩司容疑者に銃撃され、重傷を負う事件(※)が発生した。
組織抜けようとした男性の内妻の自宅でシャツや靴盗む 弘道会系野内組幹部ら4人を逮捕
暴力団組織を抜けようとした男性の内縁の妻の自宅に押しかけ、男性のシャツや革靴を盗んだとして岐阜市の特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下野内組幹部・浅野宏隆容疑者(50)=岐阜市加野=と、傘下組員・林幸治容疑者(44)=住居不定=らあわせて4人を窃盗の疑いで逮捕した。
浅野容疑者はら4人は共謀して今年9月、組を抜けようとした男性(48)の内縁の妻の自宅=岐阜市=に押しかけ、男性の上着やシャツ、革靴あわせて5万9000円相当を盗んだ疑いが持たれている。浅野容疑者は指示役とみられ、ほかの3人は男性の内縁の妻の目の前で上着などを奪っていったという。調べに対し、浅野容疑者は「黙秘します」と認否を留保し、林容疑者は容疑を認めていて、ほかの2人は否認している。
警察は、浅野容疑者が組から抜けようとした男性を組織に戻そうとして犯行に至ったとみて、詳しいいきさつを調べている。
浅野容疑者はら4人は共謀して今年9月、組を抜けようとした男性(48)の内縁の妻の自宅=岐阜市=に押しかけ、男性の上着やシャツ、革靴あわせて5万9000円相当を盗んだ疑いが持たれている。浅野容疑者は指示役とみられ、ほかの3人は男性の内縁の妻の目の前で上着などを奪っていったという。調べに対し、浅野容疑者は「黙秘します」と認否を留保し、林容疑者は容疑を認めていて、ほかの2人は否認している。
警察は、浅野容疑者が組から抜けようとした男性を組織に戻そうとして犯行に至ったとみて、詳しいいきさつを調べている。
レンタルスペースに拳銃と実弾を保管 住吉会系「沼澤会」」会長ら2人を逮捕
警視庁は28日、拳銃1丁と実弾19発を埼玉県のレンタルスペースに組織的に保管していたとして、指定暴力団・住吉会系「三代目沼澤会」会長・柴田智生容疑者(55)=東京都墨田区=と、沼澤会幹部・山中和幸容疑者(54)=埼玉県八潮市=の2人を銃刀法違反の容疑で逮捕した。警視庁は2人の認否を明らかにしていない。
押収された拳銃と実弾など
柴田容疑者と山中容疑者は今年5月、埼玉県のレンタルスペースに自動式拳銃のマカロフ1丁と38口径の実弾19発や、ナイフなどを組織的に保管、所持した疑いがもたれている。いずれも使用された形跡のない状態だった。
柴田智生容疑者(55)
山中和幸容疑者(54)
警視庁は、柴田容疑者らが拳銃を所持しているという情報を関係者から入手し、情報をもとに埼玉県のレンタルスペースを捜索したところ、「油紙」に包まれた拳銃と実弾が手提げの紙袋から見つかり、その後の捜査で、柴田容疑者の指示により組織的に拳銃を保管していた疑いが浮上し逮捕した。
警視庁は墨田区にある沼澤会の事務所など関係先を家宅捜索し、拳銃の入手ルートなどを調べている。
押収された拳銃と実弾など
柴田容疑者と山中容疑者は今年5月、埼玉県のレンタルスペースに自動式拳銃のマカロフ1丁と38口径の実弾19発や、ナイフなどを組織的に保管、所持した疑いがもたれている。いずれも使用された形跡のない状態だった。
柴田智生容疑者(55)
山中和幸容疑者(54)
警視庁は、柴田容疑者らが拳銃を所持しているという情報を関係者から入手し、情報をもとに埼玉県のレンタルスペースを捜索したところ、「油紙」に包まれた拳銃と実弾が手提げの紙袋から見つかり、その後の捜査で、柴田容疑者の指示により組織的に拳銃を保管していた疑いが浮上し逮捕した。
警視庁は墨田区にある沼澤会の事務所など関係先を家宅捜索し、拳銃の入手ルートなどを調べている。