相次ぐ不起訴:証人威迫で逮捕の山口組傘下組員らも不起訴処分
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熊本地方検察庁は31日、被害届けを出していた女性に届けを取り下げるよう求めたとして、証人威迫の疑いで逮捕されていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員の3人について不起訴処分とした。熊本地検は不起訴処分の理由については明らかにしていない。

熊本地方検察庁
この事件は今年7月28日、熊本県甲佐町の飲食店で別の男5人が、いきなり複数の客に対して怒鳴るなどしたとして建造物侵入の疑いで逮捕される事件があり、この事件で警察に被害届けを出していた40代の女性経営者に対し、この3人が暴力団組員であることを告げた上で、被害届けを取り下げるよう求めた疑いで逮捕されていた。
また、客に対して怒鳴るなどしたとして建造物侵入の疑いで逮捕されていた男性5人も不起訴処分となっている。
熊本地方検察庁は31日、被害届けを出していた女性に届けを取り下げるよう求めたとして、証人威迫の疑いで逮捕されていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員の3人について不起訴処分とした。熊本地検は不起訴処分の理由については明らかにしていない。

熊本地方検察庁
この事件は今年7月28日、熊本県甲佐町の飲食店で別の男5人が、いきなり複数の客に対して怒鳴るなどしたとして建造物侵入の疑いで逮捕される事件があり、この事件で警察に被害届けを出していた40代の女性経営者に対し、この3人が暴力団組員であることを告げた上で、被害届けを取り下げるよう求めた疑いで逮捕されていた。
また、客に対して怒鳴るなどしたとして建造物侵入の疑いで逮捕されていた男性5人も不起訴処分となっている。
警戒区域内に組事務所新設 秋良連合会傘下「柳川興業」会長を逮捕
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大阪府警捜査4課は31日、暴力団対策法で暴力団事務所の使用を禁じている警戒区域内に、新たに組事務所を新設したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会幹部で、「柳川興業」会長・柳川誠二こと劉誠二容疑者(49)=大阪市生野区新今里=を暴力団対策法違反容疑で再逮捕した。組事務所の新設に同法を適用して立件するのは全国初となる。

組事務所が新設されたビル

劉容疑者は2020年1月に山口組が「特定抗争指定暴力団」に指定されて以降、警戒区域内にある大阪市生野区のビルの一室に組事務所を開設した疑いが持たれている。情報を受け、府警捜査員が組員らが出入りしていることを確認した。
劉容疑者は2020年12月に大阪市生野区新今里のカラオケ喫茶でクリスマスパーティーを開いていた外国籍の男性たちに「うるさい」などと注意し口論になり、翌日に同じ店に男性を呼び出して頭や腹を複数回殴るなどの暴行を加えたとして今年8月に逮捕され、9月に暴力行為処罰法違反罪で起訴されている。
大阪府警捜査4課は31日、暴力団対策法で暴力団事務所の使用を禁じている警戒区域内に、新たに組事務所を新設したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会幹部で、「柳川興業」会長・柳川誠二こと劉誠二容疑者(49)=大阪市生野区新今里=を暴力団対策法違反容疑で再逮捕した。組事務所の新設に同法を適用して立件するのは全国初となる。

組事務所が新設されたビル

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弘道会の神戸事務所 暴追センターが使用差し止め仮処分申請
公益財団法人「暴力団追放兵庫県民センター」が31日、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会の兵庫県神戸市中央区にある事務所について、使用差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申請した。仮処分が認められると、組員の立ち入りなどが禁止される。

弘道会の神戸事務所

暴力団対策法に基づき、周辺住民からの委託を受けて起こす代理訴訟で、兵庫県内での申請は8件目。過去7件はいずれも仮処分が決定するなどして使用できなくなっている。
仮処分の対象は神戸市中央区熊内町の住宅街にある建物2棟と土地で、弘道会が神戸事務所として使用していた。
この事務所前では2019年8月21日に弘道会傘下「二代目藤島組」組員が、当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組の中核組織だった「五代目山健組」組長・中田浩司容疑者に銃撃され、重傷を負う事件(※)が発生した。

弘道会の神戸事務所

暴力団対策法に基づき、周辺住民からの委託を受けて起こす代理訴訟で、兵庫県内での申請は8件目。過去7件はいずれも仮処分が決定するなどして使用できなくなっている。
仮処分の対象は神戸市中央区熊内町の住宅街にある建物2棟と土地で、弘道会が神戸事務所として使用していた。
この事務所前では2019年8月21日に弘道会傘下「二代目藤島組」組員が、当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組の中核組織だった「五代目山健組」組長・中田浩司容疑者に銃撃され、重傷を負う事件(※)が発生した。
組織抜けようとした男性の内妻の自宅でシャツや靴盗む 弘道会系野内組幹部ら4人を逮捕
暴力団組織を抜けようとした男性の内縁の妻の自宅に押しかけ、男性のシャツや革靴を盗んだとして岐阜市の特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下野内組幹部・浅野宏隆容疑者(50)=岐阜市加野=と、傘下組員・林幸治容疑者(44)=住居不定=らあわせて4人を窃盗の疑いで逮捕した。
浅野容疑者はら4人は共謀して今年9月、組を抜けようとした男性(48)の内縁の妻の自宅=岐阜市=に押しかけ、男性の上着やシャツ、革靴あわせて5万9000円相当を盗んだ疑いが持たれている。浅野容疑者は指示役とみられ、ほかの3人は男性の内縁の妻の目の前で上着などを奪っていったという。調べに対し、浅野容疑者は「黙秘します」と認否を留保し、林容疑者は容疑を認めていて、ほかの2人は否認している。
警察は、浅野容疑者が組から抜けようとした男性を組織に戻そうとして犯行に至ったとみて、詳しいいきさつを調べている。
浅野容疑者はら4人は共謀して今年9月、組を抜けようとした男性(48)の内縁の妻の自宅=岐阜市=に押しかけ、男性の上着やシャツ、革靴あわせて5万9000円相当を盗んだ疑いが持たれている。浅野容疑者は指示役とみられ、ほかの3人は男性の内縁の妻の目の前で上着などを奪っていったという。調べに対し、浅野容疑者は「黙秘します」と認否を留保し、林容疑者は容疑を認めていて、ほかの2人は否認している。
警察は、浅野容疑者が組から抜けようとした男性を組織に戻そうとして犯行に至ったとみて、詳しいいきさつを調べている。
レンタルスペースに拳銃と実弾を保管 住吉会系「沼澤会」」会長ら2人を逮捕
警視庁は28日、拳銃1丁と実弾19発を埼玉県のレンタルスペースに組織的に保管していたとして、指定暴力団・住吉会系「三代目沼澤会」会長・柴田智生容疑者(55)=東京都墨田区=と、沼澤会幹部・山中和幸容疑者(54)=埼玉県八潮市=の2人を銃刀法違反の容疑で逮捕した。警視庁は2人の認否を明らかにしていない。

押収された拳銃と実弾など
柴田容疑者と山中容疑者は今年5月、埼玉県のレンタルスペースに自動式拳銃のマカロフ1丁と38口径の実弾19発や、ナイフなどを組織的に保管、所持した疑いがもたれている。いずれも使用された形跡のない状態だった。

柴田智生容疑者(55)

山中和幸容疑者(54)
警視庁は、柴田容疑者らが拳銃を所持しているという情報を関係者から入手し、情報をもとに埼玉県のレンタルスペースを捜索したところ、「油紙」に包まれた拳銃と実弾が手提げの紙袋から見つかり、その後の捜査で、柴田容疑者の指示により組織的に拳銃を保管していた疑いが浮上し逮捕した。
警視庁は墨田区にある沼澤会の事務所など関係先を家宅捜索し、拳銃の入手ルートなどを調べている。

押収された拳銃と実弾など
柴田容疑者と山中容疑者は今年5月、埼玉県のレンタルスペースに自動式拳銃のマカロフ1丁と38口径の実弾19発や、ナイフなどを組織的に保管、所持した疑いがもたれている。いずれも使用された形跡のない状態だった。

柴田智生容疑者(55)

山中和幸容疑者(54)
警視庁は、柴田容疑者らが拳銃を所持しているという情報を関係者から入手し、情報をもとに埼玉県のレンタルスペースを捜索したところ、「油紙」に包まれた拳銃と実弾が手提げの紙袋から見つかり、その後の捜査で、柴田容疑者の指示により組織的に拳銃を保管していた疑いが浮上し逮捕した。
警視庁は墨田区にある沼澤会の事務所など関係先を家宅捜索し、拳銃の入手ルートなどを調べている。
「王将」前社長射殺にイタリア製小型拳銃 「不適切な取引」関連で任意聴取
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京都検察は30日、「餃子の王将」の運営会社・王将フードサービス前社長・大東隆行さん(当時72)を射殺したとして逮捕された特定危険指定暴力団・工藤會系石田組幹部・田中幸雄容疑者(56)を、勾留請求の手続きのため、一時、京都地裁へ身柄を移送し、勾留が認められた。

田中幸雄容疑者(56)
京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、田中容疑者が銃撃に使用した拳銃は見つかっていないが、銃撃に使われたのはイタリアの銃器メーカーが製造している25口径の自動式拳銃で発射されたと結論づけた。25口径は銃口の直径が約6ミリで、発射時の反動が少なく、殺傷能力は低いが発射音が小さくて扱いやすいとされている。警察官が通常携帯している38口径の拳銃よりやや小型で、流通量は少なく暴力団関係の銃撃事件で使用されることは珍しい。
また、同本部は29日、「不適切な取引」を指摘された福岡を拠点とする企業グループの当時の経営者から任意で事情聴取した。
2013年12月の田中容疑者による大東さん射殺事件の後、2016年に王将フードサービスが設置した第三者委員会の報告書では、特定の企業グループと不動産の売買など約260億円の不適切な取引を繰り返していたと公表し、大東さんはこうした状況を改善し、この企業グループとの関係を断ち切ろうと動いていたとした。
同本部は「不適切な取引」と、「大東さん射殺事件」との関連を調べるため、企業グループの当時の経営者を任意で事情聴取したとみられる。
京都検察は30日、「餃子の王将」の運営会社・王将フードサービス前社長・大東隆行さん(当時72)を射殺したとして逮捕された特定危険指定暴力団・工藤會系石田組幹部・田中幸雄容疑者(56)を、勾留請求の手続きのため、一時、京都地裁へ身柄を移送し、勾留が認められた。

田中幸雄容疑者(56)
京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、田中容疑者が銃撃に使用した拳銃は見つかっていないが、銃撃に使われたのはイタリアの銃器メーカーが製造している25口径の自動式拳銃で発射されたと結論づけた。25口径は銃口の直径が約6ミリで、発射時の反動が少なく、殺傷能力は低いが発射音が小さくて扱いやすいとされている。警察官が通常携帯している38口径の拳銃よりやや小型で、流通量は少なく暴力団関係の銃撃事件で使用されることは珍しい。
また、同本部は29日、「不適切な取引」を指摘された福岡を拠点とする企業グループの当時の経営者から任意で事情聴取した。
2013年12月の田中容疑者による大東さん射殺事件の後、2016年に王将フードサービスが設置した第三者委員会の報告書では、特定の企業グループと不動産の売買など約260億円の不適切な取引を繰り返していたと公表し、大東さんはこうした状況を改善し、この企業グループとの関係を断ち切ろうと動いていたとした。
同本部は「不適切な取引」と、「大東さん射殺事件」との関連を調べるため、企業グループの当時の経営者を任意で事情聴取したとみられる。
「餃子の王将」社長射殺 工藤会系石田組幹部宅など関係先10か所以上を捜索
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京都府警は28日、2013年に京都市内で起きた「餃子の王将」社長射殺事件で、別の銃刀法違反事件(※)で福岡刑務所に服役していた特定危険指定暴力団・工藤會系石田組幹部・田中幸雄容疑者(56)を、同刑務所内で殺人容疑などで逮捕。28日に福岡刑務所を車で出発し、約11時間かけて29日午前4時10分、山科警察署へ移送されてきた。

田中幸雄容疑者(56)
福岡刑務所から山科警察署まで陸路で約600キロ、新幹線などの公共交通機関を使わず車での移送は、暴力団側の襲撃リスクを考慮したものとみられている。こうした措置は送検についても取られ、通常、容疑者の身柄は検察庁に送られるが、田中容疑者の身の安全を優先し、検察官が警察署に来て取り調べを行う異例の対応となる。
京都府警と福岡県警は合同捜査本部を設置し、田中容疑者の自宅など両府県内を中心に関係先10か所以上を家宅捜索した。
事件のあった2013年の9月~10月に、田中容疑者は知人に借りた久留米ナンバーの軽乗用車で、2度にわたり京都入りし、山科区などを走り回ったことがNシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)などで確認されている。
事件前に田中容疑者にこの車を貸した知人が、田中容疑者から「乗ったことがわからないようにしてくれ」と依頼されたと証言している。この車で福岡から京都に入り、下見や逃走用バイクの物色に使用したとみられて、返却後に名義変更されていて、証拠隠滅が目的だったとみられている。
事件後、付近の防犯カメラには現場から逃走する盗難車のバイクが映っていて、バイクは現場から約2キロ先の駐輪場に乗り捨てられていた。ハンドルからは銃を撃った際に残る硝煙反応が検出された。バイクが盗まれた京都府城陽市内も田中容疑者が乗る車が走行しているんが確認されていて、逃走用バイクの物色にも使われたとみている。
京都府警は28日、2013年に京都市内で起きた「餃子の王将」社長射殺事件で、別の銃刀法違反事件(※)で福岡刑務所に服役していた特定危険指定暴力団・工藤會系石田組幹部・田中幸雄容疑者(56)を、同刑務所内で殺人容疑などで逮捕。28日に福岡刑務所を車で出発し、約11時間かけて29日午前4時10分、山科警察署へ移送されてきた。

田中幸雄容疑者(56)
福岡刑務所から山科警察署まで陸路で約600キロ、新幹線などの公共交通機関を使わず車での移送は、暴力団側の襲撃リスクを考慮したものとみられている。こうした措置は送検についても取られ、通常、容疑者の身柄は検察庁に送られるが、田中容疑者の身の安全を優先し、検察官が警察署に来て取り調べを行う異例の対応となる。
京都府警と福岡県警は合同捜査本部を設置し、田中容疑者の自宅など両府県内を中心に関係先10か所以上を家宅捜索した。
事件のあった2013年の9月~10月に、田中容疑者は知人に借りた久留米ナンバーの軽乗用車で、2度にわたり京都入りし、山科区などを走り回ったことがNシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)などで確認されている。
事件前に田中容疑者にこの車を貸した知人が、田中容疑者から「乗ったことがわからないようにしてくれ」と依頼されたと証言している。この車で福岡から京都に入り、下見や逃走用バイクの物色に使用したとみられて、返却後に名義変更されていて、証拠隠滅が目的だったとみられている。
事件後、付近の防犯カメラには現場から逃走する盗難車のバイクが映っていて、バイクは現場から約2キロ先の駐輪場に乗り捨てられていた。ハンドルからは銃を撃った際に残る硝煙反応が検出された。バイクが盗まれた京都府城陽市内も田中容疑者が乗る車が走行しているんが確認されていて、逃走用バイクの物色にも使われたとみている。
「餃子の王将」社長射殺事件 服役中の工藤会系石田組幹部を逮捕
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京都府警捜査本部は28日、2013年に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長・大東隆行さん(当時72)が射殺された事件で、特定危険指定暴力団・工藤會系石田組幹部・田中幸雄容疑者(56)=銃刀法違反などの罪で服役中=を、田中容疑者が服役する福岡刑務所で逮捕状を執行し、殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕した。

田中幸雄容疑者(2016年)
府警は、同日中に捜査本部がある山科署まで移送し28日夜遅くに京都に到着する予定で、関係先の家宅捜索も行う。田中容疑者と大東さんの接点は明らかになっていなく、犯行は工藤會の組織的な関与があるみて聴取を始める。
田中容疑者は2013年12月19日午前5時45分ごろ、氏名不詳の人物と共謀し、京都市山科区西野山射庭ノ上町の同社本社前の駐車場で、自動装塡式拳銃を4発発射して大東さんの胸や腹などに命中させ、殺害した疑い。
殺害現場付近に残されたタバコの吸い殻に付着したDNA型が田中容疑者のものと一致し、田中容疑者が普段吸っていたタバコと同じ銘柄だったという。
田中容疑者は、2008年1月に大手ゼネコン社員ら3人が乗った乗用車に拳銃4発を発射したなどとして、銃刀法違反などの罪で2019年11月に懲役10年の判決を受け、福岡刑務所に収監されていた(※)。
京都府警捜査本部は28日、2013年に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長・大東隆行さん(当時72)が射殺された事件で、特定危険指定暴力団・工藤會系石田組幹部・田中幸雄容疑者(56)=銃刀法違反などの罪で服役中=を、田中容疑者が服役する福岡刑務所で逮捕状を執行し、殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕した。

田中幸雄容疑者(2016年)
府警は、同日中に捜査本部がある山科署まで移送し28日夜遅くに京都に到着する予定で、関係先の家宅捜索も行う。田中容疑者と大東さんの接点は明らかになっていなく、犯行は工藤會の組織的な関与があるみて聴取を始める。
田中容疑者は2013年12月19日午前5時45分ごろ、氏名不詳の人物と共謀し、京都市山科区西野山射庭ノ上町の同社本社前の駐車場で、自動装塡式拳銃を4発発射して大東さんの胸や腹などに命中させ、殺害した疑い。
殺害現場付近に残されたタバコの吸い殻に付着したDNA型が田中容疑者のものと一致し、田中容疑者が普段吸っていたタバコと同じ銘柄だったという。
田中容疑者は、2008年1月に大手ゼネコン社員ら3人が乗った乗用車に拳銃4発を発射したなどとして、銃刀法違反などの罪で2019年11月に懲役10年の判決を受け、福岡刑務所に収監されていた(※)。
岡山市の4カ所を使用制限仮命令 池田組の「特定抗争指定暴力団」を検討
岡山県警は28日、岡山市の理髪店で指定暴力団・池田組の池田孝志組長(77)が襲撃された殺人未遂事件などを受け、池田組事務所と同中央町にある池田組関連施設、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目山健組傘下の「三代目妹尾組」と「二代目南進会」の事務所の岡山市内4カ所を、暴力団対策法に基づき使用を制限する仮命令を出した。

池田組を使用制限仮命令

県警は池田組と山口組傘下組織が抗争状態にあると認定、活動を制限し抗争激化の抑止を図る。仮命令では組員の集合や凶器保管などのために事務所を使用することを禁止する。効力は11月15日までの15日間で、県公安委員会は3カ月間の本命令についても検討していて、池田組を「特定抗争指定暴力団」に指定し、岡山市を「警戒区域」に再指定することを視野に情報収集をしている。
池田組事務所には28日午前、捜査員6人が立ち入り、使用制限を告げる標章を出入り口に張り付けた。妹尾組事務所にも標章を張り、殺人未遂事件の関係先として家宅捜索を行った。
池田組を巡っては、今年5月に市内の関連施設に軽ワゴン車が突っ込み、建造物損壊容疑で山口組系五代目山健組傘下「二代目南進会」組員・宮尾理之被告(52)が逮捕されたほか、今月26日に理髪店で池田組長が襲撃され、警護役の2人が軽傷を負った事件が発生。同日夜も池田組長方の駐車場で乗用車に銃弾が撃ち込まれ、拳銃を所持した疑いで逮捕された妹尾組本部長・福岡一彦容疑者(57)が関与を認める供述をしている。
県警は28日、吉永淳容疑者を殺人未遂容疑で、福岡一彦容疑者を銃刀法違反(所持)容疑で、それぞれ岡山地方検察庁へ送った。

池田組を使用制限仮命令

県警は池田組と山口組傘下組織が抗争状態にあると認定、活動を制限し抗争激化の抑止を図る。仮命令では組員の集合や凶器保管などのために事務所を使用することを禁止する。効力は11月15日までの15日間で、県公安委員会は3カ月間の本命令についても検討していて、池田組を「特定抗争指定暴力団」に指定し、岡山市を「警戒区域」に再指定することを視野に情報収集をしている。
池田組事務所には28日午前、捜査員6人が立ち入り、使用制限を告げる標章を出入り口に張り付けた。妹尾組事務所にも標章を張り、殺人未遂事件の関係先として家宅捜索を行った。
池田組を巡っては、今年5月に市内の関連施設に軽ワゴン車が突っ込み、建造物損壊容疑で山口組系五代目山健組傘下「二代目南進会」組員・宮尾理之被告(52)が逮捕されたほか、今月26日に理髪店で池田組長が襲撃され、警護役の2人が軽傷を負った事件が発生。同日夜も池田組長方の駐車場で乗用車に銃弾が撃ち込まれ、拳銃を所持した疑いで逮捕された妹尾組本部長・福岡一彦容疑者(57)が関与を認める供述をしている。
県警は28日、吉永淳容疑者を殺人未遂容疑で、福岡一彦容疑者を銃刀法違反(所持)容疑で、それぞれ岡山地方検察庁へ送った。
「餃子の王将」社長射殺事件 服役中の工藤会系石田組幹部に逮捕状
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京都府警は27日、2013年に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72)が京都市内で射殺された事件で、別の事件(※)で服役中の特定危険指定暴力団・工藤會系「石田組」幹部・田中幸雄受刑者(55)について、殺人と銃刀法違反の容疑で逮捕状を取った。府警は近く逮捕し移送する。大東さんと田中容疑者の接点は確認されていない。

2013年事件当時

田中受刑者は、2008年に福岡市内で大手ゼネコン「大林組」従業員らが乗った乗用車を銃撃したとして、福岡県警に2018年6月に銃刀法違反などの容疑で逮捕され、懲役10年の実刑判決を受け福岡刑務所に服役している。
王将事件は2013年12月19日早朝に発生。大東さんは京都市山科区の本社ビル前の駐車場で、運転してきた車を降りた直後に、何者かに胸や腹を4発銃撃されて死亡。発射された4発全てが急所に命中していた。
現場の駐車場近くの建物脇の通路からは田中受刑者と付着物がDNA型が一致するタバコの吸い殻が見つかっていて、府警は、タバコの吸い殻が他の人物により別の場所から持ち込まれた可能性を排除するため、タバコの燃焼状況について、専門家に鑑定を依頼していた。鑑定の結果、「湿った路面で消されたもので、その場所は(現場の)通路と推定できる」とする結果が得られ、事件当時、路面は雨が降ってぬれた状態で、事件直前に田中受刑者が現場で吸っていた証拠になると府警は判断した。
事件現場付近の防犯カメラ映像などから、実行犯は事件前の2か月前に京都府城陽市内で盗まれたバイク(ホンダ・スーパーカブ)で逃走。逃走用バイクを物色する際に使ったとみられる軽乗用車は田中受刑者と同郷の知人のものだったことも確認されている。
「王将フードサービス」は、2016年3月に反社会的勢力との関係を調べるために設置された同社の第三者委員会が、同社の創業家が1995年頃から特定の企業経営者と総額260億円に上る不適切な取引を繰り返していたことを明らかにしていて、2000年に社長に就任した大東さんがこのような取引を解消しようとしていた。
この社内対策が同社取締役会で報告された2013年11月の翌月に事件が発生したが、大東さん個人と田中受刑者や工藤會との接点も確認されていない。府警は、田中容疑者はあくまで実行役で、何者かから指示を受けた疑いがあるとみている。
京都府警は27日、2013年に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72)が京都市内で射殺された事件で、別の事件(※)で服役中の特定危険指定暴力団・工藤會系「石田組」幹部・田中幸雄受刑者(55)について、殺人と銃刀法違反の容疑で逮捕状を取った。府警は近く逮捕し移送する。大東さんと田中容疑者の接点は確認されていない。

2013年事件当時

田中受刑者は、2008年に福岡市内で大手ゼネコン「大林組」従業員らが乗った乗用車を銃撃したとして、福岡県警に2018年6月に銃刀法違反などの容疑で逮捕され、懲役10年の実刑判決を受け福岡刑務所に服役している。
王将事件は2013年12月19日早朝に発生。大東さんは京都市山科区の本社ビル前の駐車場で、運転してきた車を降りた直後に、何者かに胸や腹を4発銃撃されて死亡。発射された4発全てが急所に命中していた。
現場の駐車場近くの建物脇の通路からは田中受刑者と付着物がDNA型が一致するタバコの吸い殻が見つかっていて、府警は、タバコの吸い殻が他の人物により別の場所から持ち込まれた可能性を排除するため、タバコの燃焼状況について、専門家に鑑定を依頼していた。鑑定の結果、「湿った路面で消されたもので、その場所は(現場の)通路と推定できる」とする結果が得られ、事件当時、路面は雨が降ってぬれた状態で、事件直前に田中受刑者が現場で吸っていた証拠になると府警は判断した。
事件現場付近の防犯カメラ映像などから、実行犯は事件前の2か月前に京都府城陽市内で盗まれたバイク(ホンダ・スーパーカブ)で逃走。逃走用バイクを物色する際に使ったとみられる軽乗用車は田中受刑者と同郷の知人のものだったことも確認されている。
「王将フードサービス」は、2016年3月に反社会的勢力との関係を調べるために設置された同社の第三者委員会が、同社の創業家が1995年頃から特定の企業経営者と総額260億円に上る不適切な取引を繰り返していたことを明らかにしていて、2000年に社長に就任した大東さんがこのような取引を解消しようとしていた。
この社内対策が同社取締役会で報告された2013年11月の翌月に事件が発生したが、大東さん個人と田中受刑者や工藤會との接点も確認されていない。府警は、田中容疑者はあくまで実行役で、何者かから指示を受けた疑いがあるとみている。
SNSで高金利「ヤミ金融」 9年間で4000人以上に貸付 被害10億円
福岡県警は27日までに、ツイッターなどのSNSで「個人間融資」を求める人を募り、高額な利息を取って現金を貸し付けたとして、派遣社員・石橋聖二容疑者(58)=福岡市東区=、会社員・広沢国高容疑者(40)=福岡市南区=、同・兼高優介容疑者(40)=福岡市中央区=ら4人を出資法違反(超高金利の受領)容疑で逮捕した。県警によると、2012年~2021年の間、全国で約4000人に貸し付け、約10億円の利益を不正に得た疑いがもたれている。県警は4人の認否を明らかにしていない。

押収品

逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀し2021年7月~11月ごろ、福岡県大野城市や北九州市などに住む男性3人に計69万4000円を貸し付け、法定利率の約40~138倍に当たる利息計34万4000円を受け取ったとしている。
県警によると、広沢容疑者と兼高容疑者がツイッターで「個人間融資」「個人融資」などと書き込んでいるユーザーを検索し、個別にメッセージを送って融資額や利息を決め、利息分を天引きして貸し付け、返済金を指定した口座に振り込ませていた。借受人からは身分証明書や顔写真の画像を送らせ管理していた。
県警は4人の関係先を捜索し、他人名義の通帳約900人分を押収。顧客ごとに複数の口座を使い分け、インターネットバンキングで融資や返済のやり取りを繰り返していたとみられる。利息で得た利益は最終的に石橋容疑者が管理する口座に集められていて、県警は暴力団が関与した可能性もあるとみて捜査している。

押収品

逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀し2021年7月~11月ごろ、福岡県大野城市や北九州市などに住む男性3人に計69万4000円を貸し付け、法定利率の約40~138倍に当たる利息計34万4000円を受け取ったとしている。
県警によると、広沢容疑者と兼高容疑者がツイッターで「個人間融資」「個人融資」などと書き込んでいるユーザーを検索し、個別にメッセージを送って融資額や利息を決め、利息分を天引きして貸し付け、返済金を指定した口座に振り込ませていた。借受人からは身分証明書や顔写真の画像を送らせ管理していた。
県警は4人の関係先を捜索し、他人名義の通帳約900人分を押収。顧客ごとに複数の口座を使い分け、インターネットバンキングで融資や返済のやり取りを繰り返していたとみられる。利息で得た利益は最終的に石橋容疑者が管理する口座に集められていて、県警は暴力団が関与した可能性もあるとみて捜査している。
米国から覚醒剤25キロ密輸 密輸グループ指示役の男2人を逮捕
千葉県警は27日、2021年12月に成田空港でスーツケース3個に覚醒剤25キロ(末端価格14億円相当)を米国ロサンゼルスから密輸しようとしたとして、自称建築業・山本宏志容疑者(43)=埼玉県所沢市=と、無職・目黒淳博容疑者(46)=埼玉県新座市=の2人を覚醒剤取締法・関税法違反の疑いで逮捕した。密輸グループの指示役とみられています。調べに対し、2人は容疑を否認している。

押収された覚醒剤

2人は密輸グループの指示役とみられ、手荷物検査で東京税関成田税関支署職員に発見された。これまでに米国ロサンゼルス発便で、手荷物として持ち込もうとしたグループの実行犯の女らが逮捕・起訴されていて、県警は暴力団などの密売組織が背後で関わっている可能性もあるとみて捜査している。
山本容疑者が目黒容疑者に指示し、目黒容疑者は窓口役として既に同容疑で逮捕され公判中の前田茂夫容疑者(50)に指示していたとみられる。覚醒剤25キロの押収量は成田空港で、手荷物として持ち込まれた量としては過去3番目の摘発となる。

押収された覚醒剤

2人は密輸グループの指示役とみられ、手荷物検査で東京税関成田税関支署職員に発見された。これまでに米国ロサンゼルス発便で、手荷物として持ち込もうとしたグループの実行犯の女らが逮捕・起訴されていて、県警は暴力団などの密売組織が背後で関わっている可能性もあるとみて捜査している。
山本容疑者が目黒容疑者に指示し、目黒容疑者は窓口役として既に同容疑で逮捕され公判中の前田茂夫容疑者(50)に指示していたとみられる。覚醒剤25キロの押収量は成田空港で、手荷物として持ち込まれた量としては過去3番目の摘発となる。
営業中のリサイクルショップ強盗 稲川会系「埋地一家」幹部ら再逮捕
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山梨県警は、2021年9月に山梨県笛吹市の営業中のリサイクルショップに押し入り、エルメスのバッグなど100点以上を奪ったとして、指定暴力団・稲川会系「三代目埋地一家」幹部・林直樹容疑者(59)=神奈川県横浜市南区真金町1丁目=と、同組員・林弘美容疑者(60)=横浜市瀬谷区三ツ境=ら4人を再逮捕した。4人の認否を明らかにしていない。

事件当時のリサイクルショップ

林容疑者ら4人は2021年9月25日昼ごろ、笛吹市石和町にある営業中のリサイクルショップに覆面を被って押し入り、バールでガラス製のショーケースをたたき割るなどして高級ブランド「エルメス」のバックやネックレスなど100点以上、1000万円相当の商品を奪った疑いが持たれている。
林容疑者らは、2021年12月に栃木県佐野市でも、同様の手口で営業中の時計宝石店から高級腕時計のロレックスなどを奪ったとして逮捕・起訴されている。
事件直後、現場近くの防犯カメラの映像に4人が逃走で使用したとみられる車が国道を走る様子が映っていて、警察が解析を進め今回の事件への関与が浮上した。警察は、他にも事件に関わった人物がいるとみて捜査している。
山梨県警は、2021年9月に山梨県笛吹市の営業中のリサイクルショップに押し入り、エルメスのバッグなど100点以上を奪ったとして、指定暴力団・稲川会系「三代目埋地一家」幹部・林直樹容疑者(59)=神奈川県横浜市南区真金町1丁目=と、同組員・林弘美容疑者(60)=横浜市瀬谷区三ツ境=ら4人を再逮捕した。4人の認否を明らかにしていない。

事件当時のリサイクルショップ

林容疑者ら4人は2021年9月25日昼ごろ、笛吹市石和町にある営業中のリサイクルショップに覆面を被って押し入り、バールでガラス製のショーケースをたたき割るなどして高級ブランド「エルメス」のバックやネックレスなど100点以上、1000万円相当の商品を奪った疑いが持たれている。
林容疑者らは、2021年12月に栃木県佐野市でも、同様の手口で営業中の時計宝石店から高級腕時計のロレックスなどを奪ったとして逮捕・起訴されている。
事件直後、現場近くの防犯カメラの映像に4人が逃走で使用したとみられる車が国道を走る様子が映っていて、警察が解析を進め今回の事件への関与が浮上した。警察は、他にも事件に関わった人物がいるとみて捜査している。
一時支援金や貸付制度で495万円詐取 飯島会幹部ら8人を逮捕
警視庁は27日までに、新型コロナ対策で飲食店向けに支払われる国の支援金など計495万円を詐取したとして、暴力団・飯島会幹事長・三輪正美容疑者(62)=川崎市川崎区=と、46歳~79歳の飯島会幹部ら7人の計8人を詐欺容疑で逮捕した。調べに対し、6人は容疑を認め、2人は「暴力団員ではありません」などと否認している。

三輪正美容疑者(62)
三輪容疑者ら8人は2020年4月~2021年5月、「暴力団員に該当しない」ことが利用条件である中小企業庁の「一時支援金制度」や、東京都社会福祉協議会の「生活資金貸付制度」を暴力団員である事を隠して利用し、それぞれ15万~140万円の総額495万円をだまし取った疑いがもたれている。
警視庁は、相次ぐ暴力団関係者の給付金関連の詐欺事件を受け、暴力団員に関連する銀行口座を調査して事件が発覚した。
飯島会は、露店商などのいわゆる「的屋」が主な活動で、「指定暴力団」には指定されていないが、警察は「暴力団」として認定している。

三輪正美容疑者(62)
三輪容疑者ら8人は2020年4月~2021年5月、「暴力団員に該当しない」ことが利用条件である中小企業庁の「一時支援金制度」や、東京都社会福祉協議会の「生活資金貸付制度」を暴力団員である事を隠して利用し、それぞれ15万~140万円の総額495万円をだまし取った疑いがもたれている。
警視庁は、相次ぐ暴力団関係者の給付金関連の詐欺事件を受け、暴力団員に関連する銀行口座を調査して事件が発覚した。
飯島会は、露店商などのいわゆる「的屋」が主な活動で、「指定暴力団」には指定されていないが、警察は「暴力団」として認定している。
建設業許可を不正取得 共政会系「片山組」組員ら2人を逮捕
広島県警組織犯罪対策2課と佐伯署の合同捜査本部は26日、暴排約款のある建設業許可の申請書にウソの内容を記載して許可を受けたとして、指定暴力団・六代目共政会系「二代目片山組」組員・川下真吾容疑者(39)=広島市西区古江上2丁目、=と、会社役員・佐々木薫容疑者(39)=同市西区井口5丁目=を建設業法違反の疑いで逮捕した。捜査に支障があるとして県警は2人の認否を明らかにしていない。

広島県警佐伯警察署
2人は2020年、暴力団と関係がないという虚偽の建設業許可の申請書を広島県に提出し、県知事から「とび・土工工事業」に関する一般建設業許可を受けた疑いがもたれている。
県警は、27日午前10時ごろから関係先を家宅捜索し、暴力団の組織的な関与についても捜査している。

広島県警佐伯警察署
2人は2020年、暴力団と関係がないという虚偽の建設業許可の申請書を広島県に提出し、県知事から「とび・土工工事業」に関する一般建設業許可を受けた疑いがもたれている。
県警は、27日午前10時ごろから関係先を家宅捜索し、暴力団の組織的な関与についても捜査している。
生活保護不正受給 国産スポーツカー窃盗未遂の稲川会系幹部を再逮捕
神奈川県警浦賀署は26日、暴力団員であることを隠して生活保護費などをだまし取ったとして、指定暴力団・稲川会傘下幹部・原勉容疑者(58)=横浜市旭区左近山=を詐欺の疑いで再逮捕した。調べに対し原容疑者は「申請時は破門されており、暴力団員ではなかった」と容疑を否認している。

原勉容疑者(今年9月)
原容疑者は2020年7月14日ごろ、暴力団員であることを隠して虚偽記載した申請書を横須賀市福祉事務所に提出し、2020年7月から今年3月までの間、生活保護費約224万円をだまし取ったほか、医療費約345万円を不正に支払わせた疑いがもたれている。
原容疑者は、今年7月に横浜市都筑区の修理工場から国産スポーツカーを盗もうとした窃盗未遂容疑で、9月に逮捕されていた。

原勉容疑者(今年9月)
原容疑者は2020年7月14日ごろ、暴力団員であることを隠して虚偽記載した申請書を横須賀市福祉事務所に提出し、2020年7月から今年3月までの間、生活保護費約224万円をだまし取ったほか、医療費約345万円を不正に支払わせた疑いがもたれている。
原容疑者は、今年7月に横浜市都筑区の修理工場から国産スポーツカーを盗もうとした窃盗未遂容疑で、9月に逮捕されていた。
池田組組長居住のマンションで発砲 出頭した山健組傘下「妹尾組」幹部を逮捕
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岡山県警は、26日夜に岡山市北区の指定暴力団・池田組の池田孝志組長(77)が住むマンション駐車場で、駐車していた池田組関係者が所有する乗用車が発砲された事件で、犯行後に岡山中央警察署に拳銃1丁を持って出頭してきた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目山健組傘下「三代目妹尾組」本部長・福岡一彦容疑者(57)を銃砲刀剣類所持等取締法違反の容疑で逮捕した。福岡容疑者はタクシーで岡山中央警察署に出頭し「所持していたことに間違いありません」と供述している。

発砲があった現場周辺
福岡容疑者が出頭してくる約10分前に、池田組長マンションの駐車場で発砲事件が発生していて、県警は関連を調べている。
池田組と妹尾組は、26日午後1時過ぎに岡山市北区大元上町の理髪店で散髪中だった池田組長が、妹尾組若頭・吉永淳容疑者(50)ら3人にサバイバルナイフなどで襲われ、ボディーガードの池田組組員らに反撃され、吉永容疑者はケガを負ったうえ殺人未遂容疑で逮捕されていた。他の2人はその場から逃走していて、福岡容疑者はこの事件にも関与していいるとみられている。
県警は、暴力団の対立抗争事件とみて警戒を強化し捜査している。
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発砲があった現場周辺
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県警は、暴力団の対立抗争事件とみて警戒を強化し捜査している。