沖縄農協からに1800平米の土地購入 弘道会傘下「福島連合」幹部ら3人を逮捕
北海道警道警捜査4課と札幌中央警察署は31日、沖縄県農業協同組合が所有する土地を暴力団が使用することを隠して購入したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「福島連合」幹部で「粕谷興業」組長・粕谷尚史容疑者(52)=札幌市中央区南5西8=と、無職の女(35)=札幌市中央区=、会社役員の男(56)=福島県相馬市=の3人を詐欺の疑いで逮捕した。同署は3人の認否を明らかにしていない。

北海道警札幌中央署
粕谷容疑者ら3人は、2019年8月7日に暴力団員である粕谷容疑者が使用することを隠して、沖縄県国頭村にある沖縄県農業協同組合が所有する土地(1800平方メートル)を購入した疑いが持たれている。無職の女と会社役員の男はそれぞれ粕谷容疑者の知人で、土地は無職の女を名義人とし、会社役員の男が400万円で購入していた。
道警が暴力団の実態解明捜査で、2019年12月に土地の購入事実が発覚。その後の捜査から3人を逮捕した。同署は土地の使用目的などについて調べを進めている。

北海道警札幌中央署
粕谷容疑者ら3人は、2019年8月7日に暴力団員である粕谷容疑者が使用することを隠して、沖縄県国頭村にある沖縄県農業協同組合が所有する土地(1800平方メートル)を購入した疑いが持たれている。無職の女と会社役員の男はそれぞれ粕谷容疑者の知人で、土地は無職の女を名義人とし、会社役員の男が400万円で購入していた。
道警が暴力団の実態解明捜査で、2019年12月に土地の購入事実が発覚。その後の捜査から3人を逮捕した。同署は土地の使用目的などについて調べを進めている。
虚偽記載の書類で名義変更・車検取得 「平井一家」組長ら3人を逮捕
愛知県警は31日、実際は組長専用で使用する車を傘下組員名義で登録したなどとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組幹部で「十一代目平井一家」組長・薄葉政嘉こと薄葉暢洋容疑者(65)と、平井一家幹部・大石俊弘容疑者(59)、豊田康二容疑者(74)の3人を電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕した。県警は3人の認否を明らかにしていない。

愛知県警豊橋警察署
薄葉容疑者は2020年9月、実際は自分専用で使う防弾仕様の車について、虚偽の記載をした書類で申請して所有者名義を別の組員から大石容疑者に変更、今年5月には3人で虚偽の書類を提出して車検を通した疑いがもたれている。
県警は、事故や違反を起こした際に薄葉容疑者の名前が浮上しないよう虚偽の名義で登録したとみて詳しく調べている。

愛知県警豊橋警察署
薄葉容疑者は2020年9月、実際は自分専用で使う防弾仕様の車について、虚偽の記載をした書類で申請して所有者名義を別の組員から大石容疑者に変更、今年5月には3人で虚偽の書類を提出して車検を通した疑いがもたれている。
県警は、事故や違反を起こした際に薄葉容疑者の名前が浮上しないよう虚偽の名義で登録したとみて詳しく調べている。
覚醒剤3キロ約1億8千万円相当を密輸 稲川会系幹部や極東会系組員ら5人を逮捕
警視庁は31日までに、二重底に細工された箱の底に覚醒剤約3キロを隠して国際貨物便で密輸したとして、指定暴力団・稲川会傘下幹部・三條功容疑者(73)=神奈川県横浜市=と、指定暴力団・極東会傘下組員・高橋寿雄容疑者(81)=神奈川県秦野市=ら5人を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)と麻薬特例法違反容疑で逮捕した。調べに対し5人全員が容疑を否認している。

三條功容疑者(73)

押収された覚醒剤など

三條容疑者ら5人は、今年6~7月にフランスからアメリカを経由して成田空港に覚醒剤約3キロ(末端価格およそ1億7700万円)を密輸した疑いがもたれている。
東京税関が貨物検査の際、上げ底になった箱を不審に思った税関職員が二重底に細工された四つの箱の中に入ったボディークリームなどの化粧品の下にアルミ箔に包まれた覚醒剤を発見した。警視庁薬物銃器対策課や東京税関が箱の中身をすり替えて行方を追跡したところ、東京都板橋区内のアパートで高橋容疑者が受け取ったことを確認。その後、高橋容疑者が三條容疑者に手渡したことも確認された。
世界的な新型コロナウイルスの影響による入国規制で人の往来が難しくなり、貨物に覚醒剤を隠して国際便で密輸するケースが増加していて、東京税関から通報を受けた警視庁が捜査した件数は2019年の29件に対し、2021年は51件と増加し、今年は8月31日現在で55件に達している。

三條功容疑者(73)

押収された覚醒剤など

三條容疑者ら5人は、今年6~7月にフランスからアメリカを経由して成田空港に覚醒剤約3キロ(末端価格およそ1億7700万円)を密輸した疑いがもたれている。
東京税関が貨物検査の際、上げ底になった箱を不審に思った税関職員が二重底に細工された四つの箱の中に入ったボディークリームなどの化粧品の下にアルミ箔に包まれた覚醒剤を発見した。警視庁薬物銃器対策課や東京税関が箱の中身をすり替えて行方を追跡したところ、東京都板橋区内のアパートで高橋容疑者が受け取ったことを確認。その後、高橋容疑者が三條容疑者に手渡したことも確認された。
世界的な新型コロナウイルスの影響による入国規制で人の往来が難しくなり、貨物に覚醒剤を隠して国際便で密輸するケースが増加していて、東京税関から通報を受けた警視庁が捜査した件数は2019年の29件に対し、2021年は51件と増加し、今年は8月31日現在で55件に達している。