レッカー移動中の警察車列襲撃 犯人隠避の疑いで弘道会傘下組員を公開手配
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大阪府警は、今年10月に大阪市阿倍野区の路上で、車上荒らしの証拠車両をレッカー移動中だった大阪府警の車列が襲われ、乗用車内から証拠品が奪われた強盗事件で、実行役1人を逮捕し、2人を公開手配した。また、新たに強盗容疑で指名手配中の男の逃走を助けたとして、犯人隠避の疑いで特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組員、岩本政義容疑者(49)の逮捕状をとり、顔写真を公開した。

岩本政義容疑者(49)
11月28日に岩本容疑者が大阪市西成区の駐車場から崔容疑者を車に乗せ、移動する姿が防犯カメラに映っていたという。府警が翌日の11月29日夜に岩本容疑者を任意で事情聴取したところ「崔容疑者が指名手配されていることは知っていたが、付き合いがあったので行動を共にしていた」と話したという。
この時の岩本容疑者の供述と、2人がともに行動したとみられる時間帯にズレがあったことなどから、府警は岩本容疑者をこの時点で逮捕しなかったところ、岩本容疑者と連絡が取れなくなり、今回新たに指名手配した。
府警は、事件の実行役として犬塚誠容疑者(43)=住居・職業不詳=を強盗の疑いで逮捕。崔浩司容疑者(48)=韓国籍=と、大森由嗣容疑者(49)の2人はすでに公開手配されている。崔容疑者が強奪の実行役で、大森容疑者が車を運転していたとみられる。

崔浩司容疑者(48)と
大森由嗣容疑者(49)
府警は襲撃事件の容疑者らが逃走に際し、複数人が関与していた可能性があるとみて行方を追っている。
情報提供先:東成警察署 06-6974-1234
大阪府警は、今年10月に大阪市阿倍野区の路上で、車上荒らしの証拠車両をレッカー移動中だった大阪府警の車列が襲われ、乗用車内から証拠品が奪われた強盗事件で、実行役1人を逮捕し、2人を公開手配した。また、新たに強盗容疑で指名手配中の男の逃走を助けたとして、犯人隠避の疑いで特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組員、岩本政義容疑者(49)の逮捕状をとり、顔写真を公開した。

岩本政義容疑者(49)
11月28日に岩本容疑者が大阪市西成区の駐車場から崔容疑者を車に乗せ、移動する姿が防犯カメラに映っていたという。府警が翌日の11月29日夜に岩本容疑者を任意で事情聴取したところ「崔容疑者が指名手配されていることは知っていたが、付き合いがあったので行動を共にしていた」と話したという。
この時の岩本容疑者の供述と、2人がともに行動したとみられる時間帯にズレがあったことなどから、府警は岩本容疑者をこの時点で逮捕しなかったところ、岩本容疑者と連絡が取れなくなり、今回新たに指名手配した。
府警は、事件の実行役として犬塚誠容疑者(43)=住居・職業不詳=を強盗の疑いで逮捕。崔浩司容疑者(48)=韓国籍=と、大森由嗣容疑者(49)の2人はすでに公開手配されている。崔容疑者が強奪の実行役で、大森容疑者が車を運転していたとみられる。

崔浩司容疑者(48)と
大森由嗣容疑者(49)
府警は襲撃事件の容疑者らが逃走に際し、複数人が関与していた可能性があるとみて行方を追っている。
情報提供先:東成警察署 06-6974-1234
神戸山口組系組長銃撃事件 山口組系組員2人に懲役20年求刑
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神戸地裁で13日、兵庫県尼崎市で去年11月、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系組長らを銃撃したとして、殺人未遂や銃刀法違反の罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組員2人の2回公判が開かれ、検察側はいずれも懲役20年を求刑した。

神戸地方裁判所
山口組系「三代目司興業」幹部・藤村卓也被告(53)と、司興業傘下「川崎組」幹部・加藤伸治被告(55)は2020年11月、尼崎市の路上で神戸山口組系「三代目古川組」の仲村良松組長(65)と、古川組の親泊吉広組員を拳銃で弾丸計3発を発射して命中させ、それぞれ太ももと左手に重傷を負わせた殺人未遂の罪などに問われている。
検察側は論告で「抗争状態にある中、2人は岡山県警の捜査員を装って組長を呼び出すなど周到に準備された計画性の高い犯行で、被害者が死亡する危険性があった」と指摘。住宅街での犯行だったため、一般人を巻き込む危険性もあり、極めて悪質だとした。
一方、 2人はいずれも殺人未遂罪について「殺意は全くなかった。発砲は威嚇に過ぎない」などと否認。最終弁論で両被告の弁護側は、殺人未遂ではなく傷害罪にとどまるなどと主張した。銃刀法違反罪は争わないとしている。
この裁判で神戸地検は暴力団同士の抗争事件であることを考慮し、裁判員裁判の対象から外し、3人の裁判官のみで審理が行われている。判決は来年1月19日。
神戸地裁で13日、兵庫県尼崎市で去年11月、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系組長らを銃撃したとして、殺人未遂や銃刀法違反の罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組員2人の2回公判が開かれ、検察側はいずれも懲役20年を求刑した。

神戸地方裁判所
山口組系「三代目司興業」幹部・藤村卓也被告(53)と、司興業傘下「川崎組」幹部・加藤伸治被告(55)は2020年11月、尼崎市の路上で神戸山口組系「三代目古川組」の仲村良松組長(65)と、古川組の親泊吉広組員を拳銃で弾丸計3発を発射して命中させ、それぞれ太ももと左手に重傷を負わせた殺人未遂の罪などに問われている。
検察側は論告で「抗争状態にある中、2人は岡山県警の捜査員を装って組長を呼び出すなど周到に準備された計画性の高い犯行で、被害者が死亡する危険性があった」と指摘。住宅街での犯行だったため、一般人を巻き込む危険性もあり、極めて悪質だとした。
一方、 2人はいずれも殺人未遂罪について「殺意は全くなかった。発砲は威嚇に過ぎない」などと否認。最終弁論で両被告の弁護側は、殺人未遂ではなく傷害罪にとどまるなどと主張した。銃刀法違反罪は争わないとしている。
この裁判で神戸地検は暴力団同士の抗争事件であることを考慮し、裁判員裁判の対象から外し、3人の裁判官のみで審理が行われている。判決は来年1月19日。