元幹部を射殺して土中に遺棄 フィリピン逃亡の極東会系幹部を逮捕
神奈川県警暴力団対策課と相模原署は2日、2001年に知人で元・指定暴力団・極東会傘下幹部を殺害し、遺体を土の中に埋めてフィリピンに逃亡していた、犯行当時・極東会系組幹部・遠山勇二容疑者(58)=住所不詳=を殺人と死体遺棄の疑いで逮捕した。遠山容疑者は犯行後、およそ20年間フィリピンに滞在していたと見られ、調べに対し「全て間違いない」と容疑を認めている。

2日午後11時過ぎ
遠山勇二容疑者

指名手配されていた
遠山勇二容疑者(当時)
遠山容疑者は、犯行当時に同じく極東会系組長だった佐藤伸一受刑者(61)=同罪で服役中=ら組員5人と共謀のうえ、2001年11月22日午前0時半ごろ、現在の相模原市緑区の路上で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明ごろ、山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。同課が国際手配を行い行方を追っていたところ、今年7月にフィリピン入管当局から遠山容疑者の身柄を確保したとの連絡があり、遠山容疑者は「日本に早く帰りたい」などと供述していた。2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
殺害された山田さんは事件以前は極東会系元幹部で、山田さんが組を辞めた後の振る舞いに、遠山容疑者らが不満を持っていたのが動機とみられ、トラブルになっていたことが佐藤受刑者らの公判で明らかになっている。

2日午後11時過ぎ
遠山勇二容疑者

指名手配されていた
遠山勇二容疑者(当時)
遠山容疑者は、犯行当時に同じく極東会系組長だった佐藤伸一受刑者(61)=同罪で服役中=ら組員5人と共謀のうえ、2001年11月22日午前0時半ごろ、現在の相模原市緑区の路上で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明ごろ、山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。同課が国際手配を行い行方を追っていたところ、今年7月にフィリピン入管当局から遠山容疑者の身柄を確保したとの連絡があり、遠山容疑者は「日本に早く帰りたい」などと供述していた。2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
殺害された山田さんは事件以前は極東会系元幹部で、山田さんが組を辞めた後の振る舞いに、遠山容疑者らが不満を持っていたのが動機とみられ、トラブルになっていたことが佐藤受刑者らの公判で明らかになっている。
傘下組長逮捕を受け「小桜一家」本部事務所を家宅捜索
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鹿児島県警は、マンションを購入する際に他人名義で書類を提出したとして・四代目小桜一家幹部で「四代目上村組」組長・冨尾裕一容疑者(66)と、組員・冨尾勇太容疑者(38)、会社役員の前田祐二容疑者(64)ら3人が電磁的公正証書原本不実記録・同供用の容疑で逮捕・送検された事件の関係先として、2日午前、小桜一家の本部事務所を家宅捜索し、不動産に関する書類などを押収した。

小桜一家本部を家宅捜索

3人は共謀して去年11月、冨尾勇太容疑者が使う目的でマンションを購入する際、前田容疑者の名前で不動産の登記書類を作成し、鹿児島地方法務局に提出した疑いがもたれている。県警は捜査に支障があるとして、3人の認否は明らかにしていない。
県警は小桜一家の組織的な関与がなかったなど調べている。
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小桜一家本部を家宅捜索

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県警は小桜一家の組織的な関与がなかったなど調べている。
「リフォーム詐欺」で250万円詐取 山口組傘下組員を逮捕
警視庁は、点検を装って訪問し不要な工事を契約させリフォーム代金を詐取したとして、住宅リフォーム会社「西武住建」=横浜市南区=の元アルバイトで特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員(27)を11月30日に詐欺などの容疑で逮捕し、2日に組員が所属する横浜市の山口組傘下事務所を同容疑で捜索した。
容疑者の組員は今年2月、「西武住建」代表・志田健太容疑者(35)=詐欺罪などで起訴=らと共謀し、東京都大田区の女性(84)宅を訪問。「天井裏に水がたまっている」と言って屋根裏を点検した後、「アスベストを含む断熱材があった」と偽り、断熱材を除去する不要な工事を行って代金250万円をだまし取った疑い。調べに対し容疑者の組員は容疑を否認している。
容疑者の組員は今年2月、「西武住建」代表・志田健太容疑者(35)=詐欺罪などで起訴=らと共謀し、東京都大田区の女性(84)宅を訪問。「天井裏に水がたまっている」と言って屋根裏を点検した後、「アスベストを含む断熱材があった」と偽り、断熱材を除去する不要な工事を行って代金250万円をだまし取った疑い。調べに対し容疑者の組員は容疑を否認している。
不法滞在のベトナム人を工事現場に派遣 神戸山口組系幹部ら逮捕
兵庫県警国際捜査課などは1日、不法滞在と知りながらベトナム人労働者を家屋解体作業に従事させたなどとして、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「二代目宅見組」傘下幹部・川上直樹容疑者(53)=同県姫路市=と、姫路市の解体業者「山崎興業」の実質的経営者の男(41)と社長の男(35)ら8人を職業安定法違反(労働者供給事業の禁止)や入管難民法違反(不法就労の助長)などの疑いで逮捕し、1日早朝から県警国際捜査課と播磨地域の7署などが60人態勢で山崎興業の関係先や容疑者の自宅など10カ所を捜索し、関連資料を押収した。

関係先を10か所を捜索
川上容疑者は去年9月から今年5月までの間、、ベトナム人業者から紹介されたベトナム人4人を不法滞在と知りながら「山崎興業」に派遣して、加古川市内で家屋解体などの作業員として働かせていた。調べに対し、社長は容疑を認めているが、他7人は否認している。
不法滞在しているベトナム人らは姫路市内で集団で生活し、日当1万2千円のうち9千円を給与として受け取っていて、山崎興業は川上容疑者に利益の一部を渡していたとみられている。

関係先を10か所を捜索
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