民事裁判の取り下げを脅迫 弘道会傘下高山組幹部を逮捕
愛知県警中署は15日、京都の料亭の建物所有権を巡るトラブルで、所有者を脅して裁判所への申し立てを取り下げさせたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「三代目高山組」幹部で、「二代目高照組」組長・佐竹憲治容疑者(52)ら2人を逮捕した。調べに対し、佐竹容疑者は黙秘している。
佐竹容疑者らは共謀して昨年4月16日、大阪市天王寺区のホテルで、京都市東山区の料亭を所有していた会社役員の男性(当時25)に対し、「おれはヤクザだから殺すのが仕事だ。話ができないのであれば殺すしかない。裁判を取り下げろ」と脅すなどした疑い。
男性は、別の人物と民事裁判中だった料亭の所有権移転を一時的に停止する不動産仮処分命令を申し立てて認められていたが、要求に応じて、同5月1日に取り下げていた。
佐竹容疑者らは共謀して昨年4月16日、大阪市天王寺区のホテルで、京都市東山区の料亭を所有していた会社役員の男性(当時25)に対し、「おれはヤクザだから殺すのが仕事だ。話ができないのであれば殺すしかない。裁判を取り下げろ」と脅すなどした疑い。
男性は、別の人物と民事裁判中だった料亭の所有権移転を一時的に停止する不動産仮処分命令を申し立てて認められていたが、要求に応じて、同5月1日に取り下げていた。
詐欺したカードで現金引き出す 稲川会系前橋一家組員ら逮捕
警視庁は、埼玉県の80代女性からキャッシュカードをだまし取り、現金を引き出したとして指定暴力団・稲川会系「二代目前橋一家」組員・荒井圭祐容疑者(35)=群馬県前橋市=と、知人で無職の小林仁容疑者(69)を逮捕した。

荒井圭祐容疑者
2人は今年5月、埼玉県の80代女性に甥を装い「会社の事業で失敗した。お金を用意してくれないか」などと嘘の電話をかけ、小林容疑者が女性の自宅を訪れてキャッシュカード2枚をだまし取り、現金100万円を引き出し回収役の新井容疑者に渡した疑いが持たれている。
2人は同様の犯行を関東を中心に10件以上繰り返していたとみられ、荒井容疑者の運転する車に乗り、小林容疑者が被害者宅を訪れていた。
取り調べに対し、荒井容疑者は「身に覚えがない」などと容疑を否認しているが、小林容疑者は「毎日といっていいほど犯行のために移動していた」と供述している。

荒井圭祐容疑者
2人は今年5月、埼玉県の80代女性に甥を装い「会社の事業で失敗した。お金を用意してくれないか」などと嘘の電話をかけ、小林容疑者が女性の自宅を訪れてキャッシュカード2枚をだまし取り、現金100万円を引き出し回収役の新井容疑者に渡した疑いが持たれている。
2人は同様の犯行を関東を中心に10件以上繰り返していたとみられ、荒井容疑者の運転する車に乗り、小林容疑者が被害者宅を訪れていた。
取り調べに対し、荒井容疑者は「身に覚えがない」などと容疑を否認しているが、小林容疑者は「毎日といっていいほど犯行のために移動していた」と供述している。
「持続化給付金」詐取 弘道会系野内組傘下組長を逮捕
警視庁は、国の新型コロナウイルス対策「持続化給付金」200万円をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下、野内組幹部で「坂田組」組長・坂田勝良容疑者(59)を逮捕した。調べに対し、坂田容疑者は黙秘している。

坂田勝良容疑者
坂田容疑者は今年7月、暴力団組員であることを隠した上、実質的に経営する排水管清掃会社の収入が減ったとウソの申請をし、持続化給付金200万円をだまし取った疑いが持たれている。
坂田容疑者は2018年10月以降、自身の会社から従業員を移籍させた謝礼の名目で毎月30万円を別の清掃会社から受け取っていた。このうち8万円を会社の口座に振り込ませ、2つの口座に分けて振り込ませることで、口座上で収入が半減したように偽装していた。

坂田勝良容疑者
坂田容疑者は今年7月、暴力団組員であることを隠した上、実質的に経営する排水管清掃会社の収入が減ったとウソの申請をし、持続化給付金200万円をだまし取った疑いが持たれている。
坂田容疑者は2018年10月以降、自身の会社から従業員を移籍させた謝礼の名目で毎月30万円を別の清掃会社から受け取っていた。このうち8万円を会社の口座に振り込ませ、2つの口座に分けて振り込ませることで、口座上で収入が半減したように偽装していた。