恐喝未遂事件 山口組系「源清田会」を家宅捜索
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新潟県警は6日午前10時前、新潟市在住の知人男性に因縁をつけ現金を脅し取ろうとしたとして、今月1日に暴力団組員2人が逮捕・送検された事件で、関係先として特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目源清田会」の事務所を家宅捜索した。
「二代目源清田会」を捜索
県警は、今年6月6日に新潟市在住の知人男性に因縁をつけ、電話を掛けて「俺は暴力団に入っている。山に連れて行かれて木に縛り付けられた人もいる。そうなりたくないだろう」などと脅し、現金を要求したとして、今月1日に源清田会傘下組員・大久保直弥容疑者(28)=住所不定=と、同組員で土木作業員・板垣友和容疑者(26)=新発田市緑町=を恐喝未遂の疑いで逮捕した。大久保容疑者らの認否は捜査に支障があるとして明らかにしていない。
被害者男性は脅された翌日の6月7日に警察に届け出たため未遂に終わった。県警は押収した資料などをもとに、事件のいきさつを詳しく調べている。
新潟県警は6日午前10時前、新潟市在住の知人男性に因縁をつけ現金を脅し取ろうとしたとして、今月1日に暴力団組員2人が逮捕・送検された事件で、関係先として特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目源清田会」の事務所を家宅捜索した。
「二代目源清田会」を捜索
県警は、今年6月6日に新潟市在住の知人男性に因縁をつけ、電話を掛けて「俺は暴力団に入っている。山に連れて行かれて木に縛り付けられた人もいる。そうなりたくないだろう」などと脅し、現金を要求したとして、今月1日に源清田会傘下組員・大久保直弥容疑者(28)=住所不定=と、同組員で土木作業員・板垣友和容疑者(26)=新発田市緑町=を恐喝未遂の疑いで逮捕した。大久保容疑者らの認否は捜査に支障があるとして明らかにしていない。
被害者男性は脅された翌日の6月7日に警察に届け出たため未遂に終わった。県警は押収した資料などをもとに、事件のいきさつを詳しく調べている。
知人の女名義で賃貸契約 弘道会系福島連合組員ら2人逮捕
北海道警札幌中央署は5日、暴力団組員であることを隠し、知人の女の名義で宮城県のマンションの賃貸契約を申し込んだとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下、「福島連合」組員・山本智伸容疑者(48)=宮城県仙台市宮城野区=と、名義を貸した看護師の女(23)=仙台市=を詐欺の疑いで逮捕した。
北海道警札幌中央署
2人は2019年7月、山本容疑者が暴力団組員であることを隠し、看護師の女を借主、山本容疑者を同居人として不動産会社をだまし、仙台市宮城野区にあるマンションの賃貸契約をした疑いが持たれている。このマンションでは暴力団員などの反社会的勢力の関係者が住むことを認めていなかった。
調べに対し、山本容疑者は「自分はヤクザだから部屋が借りられないので、知人の名義で借りた」などと話し、看護師の女も「ヤクザなのは知っていた。頼まれたので契約した」などと話し、共に容疑を認めている。
道警が別の暴力団関連の捜査をしていたところ、かつて札幌に住んでいた山本容疑者が関係する今回の事件が浮上した。
北海道警札幌中央署
2人は2019年7月、山本容疑者が暴力団組員であることを隠し、看護師の女を借主、山本容疑者を同居人として不動産会社をだまし、仙台市宮城野区にあるマンションの賃貸契約をした疑いが持たれている。このマンションでは暴力団員などの反社会的勢力の関係者が住むことを認めていなかった。
調べに対し、山本容疑者は「自分はヤクザだから部屋が借りられないので、知人の名義で借りた」などと話し、看護師の女も「ヤクザなのは知っていた。頼まれたので契約した」などと話し、共に容疑を認めている。
道警が別の暴力団関連の捜査をしていたところ、かつて札幌に住んでいた山本容疑者が関係する今回の事件が浮上した。
東京高裁:覚醒剤密輸の住吉会系元組長に無期懲役 1審判決支持
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東京高裁(近藤宏子裁判長)で5日、茨城県ひたちなか市付近の沖合で2017年8月、船で受け渡しする「瀬取り」という手法で覚醒剤約480キロ末(端価格307億円相当)を香港から密輸したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われた元・指定暴力団・住吉会系「羽黒一家五代目」幹部で「海老澤組」組長・海老沢浩被告(61)=宇都宮市平出町=の控訴審判決が開かれ、無期懲役、罰金1000万円とした1審の水戸地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却した。
押収された覚醒剤
控訴審で弁護側は、「船や乗員の手配など実行は別の男だ」として、被告はあくまで香港マフィアと日本側の「連絡役」にすぎず、既に同罪で懲役23年の判決が出た漁師の男(55)と責任の重さは同程度と主張していた。
2審の判決で近藤裁判長は「共犯者に指示を出すなど主導的な役割を果たし、保管場所を手配するなど、運び屋にすぎないと言えないのは明らかだ。日本側の最高責任者だと認定した1審の判断に不合理な点はない」、「弁護側の主張はいずれも理由がなく、1審判決が重すぎて不当であるとはいえない」と弁護側の訴えを退け、1審に続いて無期懲役と罰金1000万円を言い渡した。
海老沢被告は他の男らと共謀し、2017年8月21日、ひたちなか市の東方沖で、船から覚醒剤を漁船に積み替え、同22日、同市の那珂湊漁港に陸揚げして輸入した。2020年10月の水戸地裁では、覚醒剤事件で茨城県内初とみられる無期懲役判決が求刑通り言い渡されていた。
東京高裁(近藤宏子裁判長)で5日、茨城県ひたちなか市付近の沖合で2017年8月、船で受け渡しする「瀬取り」という手法で覚醒剤約480キロ末(端価格307億円相当)を香港から密輸したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われた元・指定暴力団・住吉会系「羽黒一家五代目」幹部で「海老澤組」組長・海老沢浩被告(61)=宇都宮市平出町=の控訴審判決が開かれ、無期懲役、罰金1000万円とした1審の水戸地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却した。
押収された覚醒剤
控訴審で弁護側は、「船や乗員の手配など実行は別の男だ」として、被告はあくまで香港マフィアと日本側の「連絡役」にすぎず、既に同罪で懲役23年の判決が出た漁師の男(55)と責任の重さは同程度と主張していた。
2審の判決で近藤裁判長は「共犯者に指示を出すなど主導的な役割を果たし、保管場所を手配するなど、運び屋にすぎないと言えないのは明らかだ。日本側の最高責任者だと認定した1審の判断に不合理な点はない」、「弁護側の主張はいずれも理由がなく、1審判決が重すぎて不当であるとはいえない」と弁護側の訴えを退け、1審に続いて無期懲役と罰金1000万円を言い渡した。
海老沢被告は他の男らと共謀し、2017年8月21日、ひたちなか市の東方沖で、船から覚醒剤を漁船に積み替え、同22日、同市の那珂湊漁港に陸揚げして輸入した。2020年10月の水戸地裁では、覚醒剤事件で茨城県内初とみられる無期懲役判決が求刑通り言い渡されていた。