特殊詐欺 総額2600万円損害賠償求め山口組組長らを提訴
特殊詐欺事件の被害者らが、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組員らが関与する特殊詐欺の被害に遭ったとして、山口組の司忍こと篠田健市組長らに総額2600万円余りの損害賠償を求めて提訴した。特殊詐欺を巡り、篠田健市組長を提訴したのは全国で初めてとみられる。
原告の男女3人は2019年1月ごろ、山口組系組員が関与する特殊詐欺の被害に遭い、合わせて2200万円をだまし取られたという。原告らは「特殊詐欺は、組員が山口組に所属していることを利用して行われたもので、代表である組長は損害賠償責任を負う」として、篠田健市組長ら2人に総額2600万円余りの支払いを求め、東京地裁に提訴した。
暴力団組員による特殊詐欺を巡っては、最高裁で指定暴力団・住吉会と稲川会のトップに対する賠償命令がすでに確定している。
原告の男女3人は2019年1月ごろ、山口組系組員が関与する特殊詐欺の被害に遭い、合わせて2200万円をだまし取られたという。原告らは「特殊詐欺は、組員が山口組に所属していることを利用して行われたもので、代表である組長は損害賠償責任を負う」として、篠田健市組長ら2人に総額2600万円余りの支払いを求め、東京地裁に提訴した。
暴力団組員による特殊詐欺を巡っては、最高裁で指定暴力団・住吉会と稲川会のトップに対する賠償命令がすでに確定している。
生活保護費を詐取 右翼団体「蒼龍会」幹部を逮捕
警視庁公安部は19日、生活保護費を詐取したとして東京都中央区の右翼団体「草莽崛起の会」に加盟する「蒼龍会」幹部・杉村治朗容疑者(54)=西東京市=を詐欺の疑いで逮捕した。杉村治朗容疑者は「弁護士に相談します」と認否を留保している。
杉村容疑者は2019年4月~2020年11月、交通事故保険金などの収入計約928万円を隠し、生活保護の申告書を中野区生活援助課に提出し、生活保護費計約288万円をだまし取った疑い。杉村容疑者は5年間であわせて1100万円の生活保護費をだまし取っていたとみられ、中野区が被害届を出ていた。
杉村容疑者は中野区が家賃を負担するアパートを暴力団関係者に間貸しし、家賃収入を得ながら西東京市に住んでいた。
2015年には、鳩山元首相の外交姿勢などに不満を募らせた杉村容疑者の団体が、東京都内で鳩山氏が乗る車を街宣車で包囲したとして摘発されていた。
杉村容疑者は2019年4月~2020年11月、交通事故保険金などの収入計約928万円を隠し、生活保護の申告書を中野区生活援助課に提出し、生活保護費計約288万円をだまし取った疑い。杉村容疑者は5年間であわせて1100万円の生活保護費をだまし取っていたとみられ、中野区が被害届を出ていた。
杉村容疑者は中野区が家賃を負担するアパートを暴力団関係者に間貸しし、家賃収入を得ながら西東京市に住んでいた。
2015年には、鳩山元首相の外交姿勢などに不満を募らせた杉村容疑者の団体が、東京都内で鳩山氏が乗る車を街宣車で包囲したとして摘発されていた。