会長の罰金援助を要求 工藤会系幹部に懲役1年6か月・執行猶予3年の判決
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福岡地裁小倉支部は13日、市民襲撃4事件で殺人などの罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤会トップらの公判を巡り、検察側が求刑した罰金の援助名目で金を要求したとして、暴対法違反の罪に問われた工藤会系幹部・松尾完雄被告(57)=戸畑区=に対し、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。

松尾完雄被告
佐藤洋介裁判官は「市民生活の安全と平穏を害する悪質なもので、動機や経緯も身勝手」と指摘。一方で「被告は反省の態度を示し、健康状態がよくない」と執行猶予を付けた。
判決などによると、松尾被告は工藤会ナンバー2で会長・田上不美夫被告(64)の論告求刑公判後の1月、会社経営の50代男性に「田上の若い者です」「求刑で罰金が来るとは想定してなかった。お願いやないけど、加勢をしてくださいということで」などと現金を要求した。
福岡地裁小倉支部は13日、市民襲撃4事件で殺人などの罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤会トップらの公判を巡り、検察側が求刑した罰金の援助名目で金を要求したとして、暴対法違反の罪に問われた工藤会系幹部・松尾完雄被告(57)=戸畑区=に対し、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。

松尾完雄被告
佐藤洋介裁判官は「市民生活の安全と平穏を害する悪質なもので、動機や経緯も身勝手」と指摘。一方で「被告は反省の態度を示し、健康状態がよくない」と執行猶予を付けた。
判決などによると、松尾被告は工藤会ナンバー2で会長・田上不美夫被告(64)の論告求刑公判後の1月、会社経営の50代男性に「田上の若い者です」「求刑で罰金が来るとは想定してなかった。お願いやないけど、加勢をしてくださいということで」などと現金を要求した。
新型コロナ対策「持続化給付金」詐取 工藤会にも流れた可能性
福岡県警は12日、新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」を詐取したとして、自称会社役員・重松健太容疑者(35)=北九州市小倉北区霧ケ丘1丁目=と、自営業・浜川佳和容疑者(35)=同=を詐欺容疑で逮捕した。2人の認否は明らかにしていない。
重松容疑者ら2人は、同区弁天町の会社役員・高橋清正被告(39)=同容疑で逮捕、起訴=ら男5人と共謀し、2020年7月28日、うち1人の会社員の男を新型コロナで売り上げが減った個人事業主と偽って申請書類を提出。同年8月4日、男の口座に100万円を入金させ、だまし取った疑い。重松容疑者が発案し、7人で人集めや書類偽造の役割を分担して、100万円を山分けしたという。
県警は、このうち重松容疑者と高橋被告を中心とする5人が同様の不正受給を繰り返し、被害は200件、総額約2億円にのぼるとみて裏付けを進めている。
この5人のなかには、特定危険指定暴力団・工藤会の元組員らもおり、取り分の一部が工藤会に流れた可能性もあるとみて捜査している。
重松容疑者ら2人は、同区弁天町の会社役員・高橋清正被告(39)=同容疑で逮捕、起訴=ら男5人と共謀し、2020年7月28日、うち1人の会社員の男を新型コロナで売り上げが減った個人事業主と偽って申請書類を提出。同年8月4日、男の口座に100万円を入金させ、だまし取った疑い。重松容疑者が発案し、7人で人集めや書類偽造の役割を分担して、100万円を山分けしたという。
県警は、このうち重松容疑者と高橋被告を中心とする5人が同様の不正受給を繰り返し、被害は200件、総額約2億円にのぼるとみて裏付けを進めている。
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「会津小鉄会」旧本部事務所 売却され解体工事始まる
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指定暴力団・七代目会津小鉄会が以前に本部事務所として使用していた京都市下京区のビルと敷地が、今年4月8日に不動産業者に売却され、今月から解体工事が始まった。

「会津小鉄会」旧本部事務所

旧事務所のビルは京都市下京区木屋町通上ノ口上ルにあり1989年築の4階建て。土地は約760平方メートル。これまで会津小鉄会関係者が役員を務める会社に所有権があったが、今年4月8日に京都市内の不動産業者に売却された。
旧事務所では2017年に会津小鉄会の六代目会長の後継人事を巡り、六代目山口組系組員と神戸山口組系組員らが介入して乱闘事件が発生。
京都市は近くにある公共施設の利用者の安全を確保するため、事務所の使用を差し止める仮処分を申請。京都地裁が認め、組員の立ち入りや会合が禁止された。2019年に会津小鉄会の本部事務所は左京区一乗寺に変更された。
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